脚下照顧 

※HP「研 世界史学習」TOP PAGEに連載(基本、毎日)


☆ 令和4(2022)年度

 5月へ 6月へ 7月へ 8月へ 9月へ 10月へ 11月へ 12月へ 1月へ 2月へ 3月へ

~4月~

本校8年目の新年度スタート。9:00からの第1回職員会議では、新しい学校長の「最終責任は私が

取るので、生徒と向き合い、頑張ってください」というマニフェストが印象的だった。その後の第1回

2年学年会では、主任の私が学年目標(案)「社会人基礎力の確立 ~勉強する力・挨拶する心・

人を敬う気持ち~」を紹介し、それに基づくマニフェストを語って、学年サポーターの方も含めた10

名のメンバーで新たな「船出」ができた。 2022.4.1


小松北高校が来てくれて、合同練習の午前バド部活。ストレッチ~ノック練習の後は、ゲーム練習。

私は体育館のステージ中央に椅子を置いて各コートでの試合を観戦し、試合後の生徒へのアドバ

イスに努めた。先週土曜日の練習試合(大聖寺高校男女が来校)に続く「他流試合」に、さながら

真剣勝負の集中力や忍耐力を発揮する選手達の姿に、再来週の土曜日から始まる地区大会で

の成果を確信した。午後は…ほとんどシエスタ「午睡」。夕方から晩は、母と粟津温泉総湯→「昼夜

食堂オオハタ。」で飲み・夕食。 2022.4.2

「東北旅」リポート⑤(3日目最終日。3月27日<日>」:

5年振りの「宮城県石巻市立大川小学校」へ。6年前の2016年3月に、校舎「全体」の保存(「部分」

保存の門脇小学校との違い)が決まり、去年2021年7月には校舎に隣接する「大川震災伝承館」

が一般公開されている。今回の訪問で特に印象的だったことは、次の3つ。伝承館でいただいた

パンフレット「小さな命の意味を考える 第2集 宮城県石巻市立大川小学校から未来へ」に掲載

された「全国からのメッセージ」中の、「子どもたちを助けたいという気持ちが、山に避難するという

判断にならなかったというのが問題(「子どもを助けたくない先生なんていない」という話を聞いた

感想。山形の方)」という文章。そして、「ここで子ども達は津波と山に挟まれ、生き埋めになった。

それを保護者のみんなで掘り返した。その日の内に自分の子どもを見つけた親達は、次の日から

もここに来て一緒に、掘り続けた。みんな同じ地域の子ども達・保護者達だった」という語り部(伝

承者)の方の説明(偶然、見学グループの近くを通りかかり、私も聴かせていただいた。前述のパ

ンフレットにも、写真と文章が掲載されていた方だった)。最後に、大川小学校の校歌にある「胸を

はれ 大川小学生 みがく知恵 明るい心」の歌詞。勤務校の校訓にある「知性を磨き 目に光り

あれ」の「知性」と、この大川小校歌の歌詞にある「知性や知識をよいことに使う知恵」について考

えた。9月末の2年生修学旅行に向けて、 生徒達に伝えたい。その「伝え方」が、私にとっての

大切な宿題。予定時間を大幅にオーバーした10:30頃に出発。昼食抜きで走り続け、約600㎞を

7時間くらいで走破。帰宅時間は、17:50頃。


春休み最後の日曜日。「東北の旅」リポートを完成させ、ギター(オベーション)の弦を張り替え、

横北町から勅使町までの動橋(いぶりばし)川沿い「咲き始めの桜・花見ランニング」に汗を流し

た。「東北の旅」リポートでは、この後パワポのスライドにまとめるためのメインテーマと締めくくり

のメッセージをつかまえることができた。新しい弦で弾き語った「拓郎ラブソング・トリロジー」が、

ベスト演奏になった。「パラレル」「言葉」「S」のトリロジー。そして、「お花見ランニング」…本格的

な春の訪れを喜ぶとともに、今この瞬間に平和から最も遠い状況にあるウクライナ(そしてロシア。

プーチン的ロシアではないロシア)のことを想った。1960年代や1970年代の Love & Peace や

Flower Power について考えた。その無力さではなく、「有力さ」について。 2022.4.3


バド部活が休みの月曜日。「2年学年通信 ONE GOOD CIRCLE 」第1号が完成。ネーミングは

「男子66名・女子52名。合計118名」の語呂合わせに由来。冒頭の言葉は、「ワン・グッド・サー

クル(1つの素晴らしい輪)の輪は平和の和に通じ、今のコロナ危機やウクライナ戦争についても

考えたい…」。それとは別に、私と同じ「本校8年目」のEさん(若い人。30代?)からの提言「これ、

復活させませんか?」に応えて、すぐに行動を起こした。「これ」とは、5年前に当時の1・2・3学

年会と生徒指導課で作った「年度スタートの1週間を大切にする生徒への指導」マニフェスト(教員

間のベクトル統一と、生徒全員にプリント化して配布・説明する留意点)。教頭と相談し、明日、

校長にヒアリング…の運びとなった。「今、目の前の、やるべき事をやる」で行きます。 2022.4.4


午前中は、明後日のホーム開き(学級開き)で、担任が生徒に配布・説明する「職員総掛かりに

よる『黄金の1週間』の生徒指導」プリント校長ヒアなど。午後は、バド部活。前者は、新しい学校

長の力強い同意と後押しを得られてよかった。後者は、新3年生部員でエースのMさんが涙なが

らに訴えた今の女子チームの現状(頑張りたい部員とサボる部員のせめぎ合い)が理由の苦悩

に寄り添うことができてよかった。そのMさんが早退した後、団体戦シミュレーションとしての紅白

戦で私がMさんの代行を務めたが、男子の団体戦のための変則ダブルスにも元々の第1ダブル

スにも、ファイナルで惜敗。私のスタミナ不足が敗因です。でも、男子の成長振りはうれしい。でも、

負けたことはメッチャ悔しい。 2022.4.5


3時間越えの第2回職員会議。私の「出番」は、3つの学年を代表して、「年度スタートの1週間を

大切にする生徒への指導」マニフェスト(教員間のベクトル統一と、生徒全員にプリント化して配布

・説明する留意点)の提案。「ポイントを絞って説明」で臨んだが、「蛇足」だったかなぁと反省した

のが次のフレーズ。「我々教員は公務員でサービス業ですが、そのサービスの対象は個々の生徒

や保護者というより、社会そのもの」。…でも、言わずにいられない想いが強かった。「有言実行」

の新年度スタート! 2022.4.6


午前中は予定通りの2年学年会と、予定外の臨時行事検討委員会。前者は「気の置けない」メン

バーでのスムーズな打ち合わせになり、後者も新しい学校長と教頭(いわゆる「内部昇格」)による

清新なリーダーシップにより短時間で結論を出すことができた。午後は、大聖寺実業高校で加賀

地区高校バドミントン部顧問会議。男女団体戦の抽選では…今回も△(いつから続く?)だった。

相も変わらぬくじ運の悪さを痛感しつつ、その後の個人戦トーナメント作りなどで、地区のまとめ役

としての務めを果たした。 2022.4.7


いよいよ始業式(午前)と入学式(午後)の日。生徒玄関での朝の健康観察(コロナ対応が主目的

だけど、学年主任の私にとっては生徒全員一人ひとりとの「朝のコミュニケーション」)では、 「よい

意味のルーティーン」を楽しむ「あうんの呼吸」を喜んだ。Meet (オンライン動画配信)での始業式

と新任式では、新校長の情熱や生徒への愛情を感じることができた。その後の21H(特進クラス)

のホーム開き(学級開き)で、私は副担任兼学年主任としての抱負についてスピーチした。「頑張り

たい生徒が、とってもたくさんいる学年。その生徒達の中には、いろんな事情があって、頑張らな

きゃいけない生徒達も…。頑張りたい生徒と頑張らなきゃいけない生徒が、ちゃんと頑張れる『寺井

高校第2学年丸』の船長さんとして、私は責任を持ってしっかり頑張る」。話している途中で、気持ち

がこみあげてきてしまった…。大掃除の時間や放課後に、「先生がそのまま、学年主任でよかった

です。うれしいです」などと言ってくれる生徒達…「やばい」です。 2022.4.8


町内会の会計報告作りが難航。分からないことだらけで臨んだ会計を締める(監査含む)集まりで、

会長さん達に多大な迷惑を掛けてしまった…スミマセン。もう一度、家に持ち帰ってファイルを自分

に分かりやすい様式にカスタマイズし、締めの会で聞いたことを反映させた。見通しがついてよかっ

た。今年度も会計なので、リベンジする! 夕方早めに、母と買い物とお墓参り。粟津温泉総湯の

後は、ハートランドビール→神泉の大吟醸にごり酒の晩酌と季節の筍ご飯。15度近くの温かい夜

だったから、久し振りにアコギを抱えて夜桜を花見しながらの「弾き語りウォーク」。月齢8.9日のお

月様と雲1つ無い春の夜のお星様達に「聴き手」になってもらって…気が付いたら90分を越えていた! 

「22才の別れ」から「 EAST ASIA 」まで、何曲演奏したんだろう。 2022.4.9


朝から晩まで(夕方は母と粟津温泉)、パソコンと手元に置いた資料に向き合った1日。目的は、3月

末の「東北の旅」をパワポにまとめること。資料は、様々な東日本大震災関連施設を訪ねて入手した

パンフレットなど。不足した資料はネットでの情報で補い、納得がいくまで頑張った。明後日の授業開

きに備えて、明日、授業で使用する講義室や、2年生が足繁く通る廊下の壁に掲示するために。生

徒達の反応に期待しながら。このHPにも、今週中にアップします。 2022.4.10


1限目に「学年開き」の学年集会。私のスピーチは、次の通り。1.新しいスタート ① 系列ごとの

授業(総合学校の本校の持ち味) ② 「チーム寺井」で生徒指導 ③ 2年生の学年目標「社会人

基礎力の確立 ~勉強する力・挨拶する心・人を敬う気持ち~」 2.一緒に頑張る ① 系列や進

路志望の異なる生徒同士 ② 2年学年団の先生達と第2学年の生徒達のコラボレーション。でも

私の話は「導入」で、「展開」「結び」は若い担任の先生達。授業や提出物、考査については学年教

務のKさん。進路については学年進路のSさん。そして生徒指導面については学年生徒指導兼学

年副主任のKさん。皆さん、生徒達の心に「届いて響く」、素晴らしいスピーチでした。私はこの「寺

井高校第2学年丸」という船の船長として、責任を果たします。 2022.4.11


今週末の土曜日から始まる、加賀地区バドミントン大会に向けた放課後練習。団体戦シミュレーシ

ョンも個人戦シミュレーションも、生徒達の気迫(特に3年生)が感じられる「好ゲーム」になっていた。

終わりの挨拶で、「年度初めのこの時期に、これだけ高い熱量で練習できている学校は少ない。そ

のことに自信を持って、大会に臨もう!」と檄を飛ばした。 2022.4.12


2年次生のキャリア教育の中心授業「陶郷」(水曜6限目)の授業開き。時間を掛けて準備したパワ

ポでプレゼン。1年次生のキャリア教育の中心授業「産社」を、写真や成果物などで振り返るスライ

ドの数々。生徒達の集中度の高さに、学年主任持ち上がりの喜びを実感。 2022.4.13


木曜日5限目は、定例の2年学年会。その最初の日。来週の「陶郷」(インターンシップ先の希望調

査)や、4月末に実施予定の遠足などについて打ち合わせた。3クラス編成なので、担任3名と主任

の私の4名。なごやかな中でも、真剣な話し合いになった。この学年会の良い雰囲気は、間違いなく

第2学年の生徒達が醸し出す良い雰囲気の反映。遠足後の「ご苦労さん会」も、5月に予定されてい

る「学年出発会」も、今からとても楽しみ! 2022.4.14


3年倫理の授業開きが、午後には2年世界史AのKセクションとGセクションの授業開きがあった。

前者は選択者全員が特進クラスの生徒で、「倫理の授業プロローグ」と「東北の旅」プレゼン→振り

返り論述「ウルトラ80」をコンプリート。後者は「持ち上がりの2年生」なので、当然、名前もキャラも

バッチリ分かっている生徒達。前者も後者も、「楽しいし、有意義」な授業になった。 2022.4.15


まるで焼き師(陶工)のような気持ちで、加賀地区バドミントン大会初日を迎えた。焼き上がった「陶

器」は…? チームとしては団体戦。その結果は、男子は大聖寺高校に2対3で惜敗。女子は鶴来

高校に3対0で快勝後、第1シードの小松商業高校に0対3で敗退。その内容は、「自分の殻を破り・

チームの殻を破って、自分自身とチームを成長させるショットやラリー、ゲーム」が随所に見られる

素晴らしい「出来映え」だった。個人戦では、男子のエースダブルス(3年生は高校からバド部、ペア

は2年生のバド経験者)がベスト8入り。女子はベスト8が1組・ベスト16が2組という活躍を見せた。

私も「ポッター・向出」なら、相棒のSさんも「ポッター・S」。「一種の魔法(部活指導という魔法)使い」

で potter 「焼き物師(陶工)」。バド部の生徒達と一緒に、我々指導者も成長できている(人間性や

人格を「陶」冶<とうや>できている。)ことを、とてもうれしく思う。2022.4.16


尾俣町の春祭り(神社でお参り)から決算・予算会を終え、午後3時くらいに今年度初の越前大野へ

のバイクライディング。ピンク色はボタン桜やしだれ桜(丸岡温泉「たけくらべ」近くで「しだれ桜祭り」

をやっていた)、黄緑(木緑?)色は広葉樹の初々しい若葉、そして白色は白山や荒島岳に残る雪。

それらのハーモニーやリズムを、目と心で楽しんできた。大野では、いつもの寺町通りを中心に散策。

雪解け水を得た湧き水の勢いが、印象的だった。 2022.4.17


放課後に第1回校務運営委員会。2年学年会からは、3月中旬に実施されたスタディサポート(進学

系列の生徒対象)と基礎力診断テスト(地域産業系列、生活福祉系列、スポーツ科学系列の生徒対

象)の結果と分析の資料を提出。21日の職員会議で、学年目標の1つに「勉強する力」を謳う2年学

年会の志をプレゼンしたい。 2022.4.18


年度最初の授業が「授業開き」で、ガイダンス的な内容が中心だったが、2回目の授業は教科書を

使った「初めの一歩」。4月8日の始業式から10日くらいが経過して、「2単位もの」の授業も2回目

の授業が終了した。その印象は…「素晴らしい!」。3年倫理は1つのセクションだけが開講され、

選択者が全員特進クラスの生徒で(^_^)。2年世界史Aは4つの内の3セクションを担当し、選択者

全員の名前・キャラ等が分かっていて(^_^)。あとは3年世界史探究と2年世界史Bのそれぞれ4単

位の計8単位の授業は、受験対応で(^_^)。どの授業にも、教室までスキップして行きたいくらいの

(^_^)。 2022.4.19


この日の「陶郷」(2年生を対象としたキャリア教育の授業)は、インターンシップ先の事業所(企業

や会社など)の予備調査。2年生担当の進路指導課のKさん(23Hの副担任)の仕切りで、充実し

た良い時間になった。 2022.4.20


2年学年会の木曜日。一緒に1年学年会から持ち上がったSさんとKoさんに加えて、昨年度まで

の生徒指導課から来てくれた、保健体育科で「アスリート・オーラ」(女子バレーボール)満点のKu

さん(学年副主任)と私(学年主任)の4人で構成されるチームのポテンシャルの高さと居心地の良

さよ! 2022.4.21


3年倫理では「手紙~拝啓 十五の君へ~」、2年世界史Aでは「中国史 王朝・国名 覚え歌」を、

音楽室のクラシックギターで弾き語り(一部)。昨年度とは違い、ラポール rapport (フランス語。

「心理学で、人と人との間がなごやかな心の通い合った状態であること。親密な信頼関係にある

こと」)を感じながらの「楽しくて・効果的な」パフォーマンスになった! 2022.4.22


加賀地区大会2日目の土曜日。男子は3名(3年生1名・2年生2名)、女子はなんと7名(3年生

4名・2年生1名・1年生2名)がベスト32入りして、翌日の最終日に駒を進めた! 負けた試合も

内容のグレードが高く、特に3年生が頑張った。「全員、金メダル!」と思った。 2022.4.23


加賀地区バド大会最終日。ベスト32まで勝ち上がった本校生徒達10人(男子3人・女子7人<1人、

棄権>)が、それぞれのコートで熱戦。男子は2年生のT君が、女子は同じく2年生のSさんがベスト

16に入った。2年生の頑張りは2年学年主任としてとてもうれしいが、6月の県総体(インターハイ

予選)に向けて3年生に頑張って欲しい。 2022.4.24


土日大会明けの月曜日。部活は定休日。放課後は、翌日の大会振り返りミーティングのプリントを

準備した後、17:00に退勤。粟津温泉のいつものガソリンスタンドで、給油と洗車をしてもらいながら、

総湯で湯浴み。まだ明るい18:30頃に帰宅。早めの晩酌・早めの夕食後、1時間くらい「弾き語り散

歩」。白眉は中島みゆきの「仮面」。~♪~ねぇ 覚えてやしないでしょ 私 あんたが文無しだった

頃から 近くにいたのにさ 近くで見とれていたのにさ~♪~ 2022.4.25


放課後、先日の加賀地区大会を振り返るバド部ミーティング。真剣なムードは、「チャンピオンシップ

で頑張るチーム」ならでは。8年目の本校。チャンピオンシップ=「『現時点での金メダル=自己ベス

ト』を目指して頑張る(努力と工夫)こと」だと、確信を持って言えるようになった。そんな教育観や人生

観が、ちゃんと身についた喜び。 2022.4.26


雨で遠足が翌日に順延。そのおかげで、総合的な探究の時間「陶郷」の授業を行うことができた。テーマ

と内容は、「求人票を読み取ろう!」。進学志望者にとっても、大学や専門学校などの上級学校卒業後

の就職を視野に入れたライフプランニング「人生設計」として有意義。 2022.4.27


薄雲と強い風はあったが、「四月卯月晴れ」の遠足になった。若い担任の先生達が、自分のホームの

生徒達だけではなく、学年全体の生徒一人ひとりと向き合っている場面がたくさん見られて、「学年主任

冥利に尽きる」1日だった。生徒達もその若い担任の先生達を信頼していて、「基本」好きだと思ってい

ることがハッキリ知れた。 2022.4.28


雨で遠足が翌日に順延。そのおかげで、総合的な探究の時間「陶郷」の授業を行うことができた。テー

マと内容は、「求人票を読み取ろう!」。進学志望者にとっても、大学や専門学校などの上級学校卒業

後の就職を視野に入れたライフプランニング「人生設計」として有意義。 2022.4.27

薄雲と強い風はあったが、「四月卯月晴れ」の遠足になった。若い担任の先生達が、自分のホームの

生徒達だけではなく、学年全体の生徒一人ひとりと向き合っている場面がたくさん見られて、「学年主任

冥利に尽きる」1日だった。生徒達もその若い担任の先生達を信頼していて、「基本」好きだと思ってい

ることがハッキリ知れた。 2022.4.28


小松泊の翌日。午前はゆっくり休んで、午後から部活。相棒の顧問Sさんが大阪に行っていて、私1人

で部活指導。バド初心者の新入部員に、素振りや手投げノックでバドの「いろは」を教えた。少人数だけ

ど、みんな意欲的で熱心に頑張るので教え甲斐がある。各人の「バド人生」の始まりに指導者として関

与し、サポートできる喜び! 2022.4.29


小松北高校が今日も来てくれて、午前中のバド部活は合同練習。練習試合の雰囲気で、寺高同士の

対戦にも気合いが入っていて良い練習になった。午後は、尾俣町の総会(昨年度決算会、今年度予算

会含む)。昨年度に続いて、会計の仕事を頑張る。 2022.4.30

~5月~

GW恒例の「ばあちゃんの会」(名前を付けてみた)。今年は、10:00から「納屋の断捨離」①→昼食→

②→飲み会というメニュー。熊坂町の美化センターに、ワゴン車で3往復・軽トラで2往復。それでも

「三分の一」程度で終了。残りは、ぼちぼち片付け…夏までには納屋をすっきりさせて、バーベキュー

とか卓球台を置いて卓球大会とか! 2022.5.1


3連休明けの月曜日(翌日から、また3連休)。授業は、2年世界史A(2コマ)・2年世界史B・3年世界

史探究の4時間。どの授業でも、生徒達との自然な言葉と気持ちの交流(交感)があり、完成度が高

かったと思う。 2022.5.2


午前はバド部活でランキング戦(私は専らステージ上で、初心者へのバド講習)。久し振りの「半日休

み」になった午後は、晴天の下、キャンプ用シートを敷いて庭で読書と昼寝。巻頭言と最初の作品だけ

で我慢していた、詩集『戸惑う知』(小清水志織 作)を楽しんだ。一気読みが正解の、まさに「組曲」的

ワールドを堪能した。一部引用。「変わり者の文学的な変異体(ミュータント) 現実と まぼろしを往復

する 挫折や勘違いだらけの世界で ひとつ愛した物語を紡いでいく」(「変異体」より)。次回(第3号)

も楽しみです! 2022.5.3


1カ月以上振りの1日オフの水曜日(GW大詰め)。洗濯と読書を済ませて、10:00頃から「郡上八幡 

日帰りツーリング」に出発。片道120㎞を3時間半くらいで走り、郡上八幡城→老舗の喫茶店「門」→

散策。帰宅は18:45頃。「目に青葉」の森林浴ライディングが爽快! 晩は庭で焚き火を楽しみながら、

夕食・飲み→弾き語り(アルペジオのみ)で約3時間。 2022.5.4

  


GW最終日(?)の木曜日。1日、家事と読書で充実。前者は主に掃除。後者は主に『受験必要論』

(林修 著、集英社文庫)の一気読みと、『橋のない川』(住井すゑ 著、新潮文庫)第4巻~第5巻。

前者(掃除)と後者(読書)の共通点とは? どちらも「整理整頓」。前者は身の回りの、後者は頭や

心の。 2022.5.5


「先生の授業、楽しくて大好き。頑張って勉強して、テスト100点取る」とNさん。学年主任として持ち

上がった2年生の、世界史Aの授業にて。こちらこそ、「楽しくて大好き」な時間と場所とコラボを

ありがとう! 2022.5.6
              

考査休み前ラストのバド部活(午前)。男子の第1・第2ダブルスのそれぞれと、ファイナルゲーム終

盤までもつれる試合を戦った(相棒顧問のSさんと)。前者には惜敗、後者には辛勝。悔しいやら・

うれしいやら。昼食とコーヒーは、久し振りの喫茶フローラにて。「今日はバイクですね。連休中、

どこか行きましたか?」と笑顔のマスター。お連れ合いと息子さん夫婦と私の、5人でお喋り。大切

な居場所(生き場所)の1つ。これからも、ずっと。 2022.5.7


GW最終日の日曜日。帰省していた息子と納屋の断捨離の続きを行い、小松駅まで送った。あと

は読書とギターで、連休の締めくくり。小田和正の「たしかなこと」をほぼ暗譜し、「持ち歌」の一つ

になってきた。 2022.5.8


GW明けの月曜日。来週の中間考査範囲が終了した2年世界史Aの授業は、「その時歴史が動

いた ~項羽と劉邦~」前編・後編の視聴。3年振りの鑑賞で、生徒達以上に、私の方が夢中に

なって観てしまった! ワークシートに書いてくれた意見・感想や授業が終わった後の声(「面白

かった!」)に、大きな手応えを感じた。 2022.5.9


中間考査1週間前の火曜日。授業は考査範囲のクライマックス。2年世界史Aなら宋・元。2年

世界史Bなら古代ギリシア文化、3年世界史探究なら近世ヨーロッパ文化、3年倫理なら…ソク

ラテスの哲学! 2年世界史Bと3年倫理がリンクして、「授業における享受者…スゴ! 意味深

な誤変換。正しくは、授業における教授者」の私がクールにヒートアップ! クールなので、生徒

達を置き去りにはしていません。あしからず。 2022.5.10


「GW読書」から、心に刺さった文章をいくつか紹介。『受験必要論』(集英社文庫 刊。林修 著)

から。

①「受験勉強の際には、必ず『わからない』問題にぶち当たります。そこでの『わからないなあ、

 どうやったらわかるのかなあ』と必死に考える時間こそが、本当に尊いのです。 そうやって

 若者は『考える力』を高めていくものなのです」

②「『受験にはフライングもスピード違反もない』。(中略)パール・バックの言葉に、『私 は気分

 が乗ってくるのを待つことはない。そんなことをしていたら、何もできない。何 よりも大切なこと

 は、まず着手すべきことを知るべきだ』というのがあります。(中略) これをひと言でいうと『いつ

 やるの? 今でしょ!』ってことになります」

さて③に行く前に、①と②の「受験勉強」と「受験」を「人生」に置き換えてみましょう。…「挑戦」と置

き換えてもいいでしょう。「受験勉強」も「受験」も「人生」も、つまりは「挑戦。トライ。試みる」という

ことなのでは?

③「これは僕の持論ですけど、教育は『教え育つ』ものなんです。『教え育てる』もので はない。

 こっちは教えることだけはちゃんとやりますけど、あとはどう判断して行動す るかは向こう次第

 なんで」

④「詩人の茨木のり子さんの作品に『一人は賑やか』というものがあります。『一人でい るのは

 賑やかだ 賑やかな 賑やかな森だよ 夢がぱちぱち はぜてくる(以下、省 略)』 ひとりの

 時間は、空想が広がる、とても豊かな時間です」 2022.5.11


2年世界史Bの授業で、初めてクロームブックを使った。2回連続の文化史(古代ギリシア文化と

ヘレニズム文化)の授業の締めくくりとして、授業に登場した芸術家やその作品、学者やその業

績などを調べて、自分の意見や感想をこのホームページにメールで送信するというもの。私が一

番印象的に感じたのは、Y君のこれ。タイトルは、「心に残った言葉」。「平和なときは父が子に

よって埋葬され、戦争のときは子が父によって埋葬される」(ヘロドトス)平和なときは敵国との殺

し合いがなく、兵士である子は長生きでき、父は自分が死ぬまで子を見届けられるが、戦争の

ときは兵士である子が父よりも先に亡くなってしまうため、父は子の成長を最後まで見届けられ

ないという意味のこの名言を聞いて、今のウクライナで起こっている戦争がいかに良くないことか

が分かるし、誰かが死ぬということは多くの人間の傷となると分かった。こんな昔の歴史家が

こんなに深い言葉を残しているのは、すごいと思う反面、少し悲しいと思った。 2022.5.12


これも『受験必要論』からの紹介。「時間には『直線的時間』と『回帰的時間』がある、といったこと

をいろいろな学者が述べていて、入試現代文にもしばしば登場します。…小学生の学年が1年生、

2年生と上がっていく、これが『直線的時間』です。一方で、農業は、春に田植えをし、手入れをし、

台風をやり過ごして、秋に収穫を迎える。翌年もまた…同じことを繰り返していく、これが『回帰的

時間』です。実は学校の先生や我々予備校の講師もこの時間の中で生きているんです」。この話

のテーマは「教える立場にいる人間は成長しにくい(回帰的時間を生きている人への警告?)」。

私の考えは、繰り返しながら進んでいく(伸びていく)「らせん的時間」。 2022.5.13


考査前で部活の無い土曜日。昨日公開された映画、「シン・ウルトラマン」を観た。マンガ家永井

豪の傑作「デビルマン」で、デーモン(地球の先住民。「悪魔」として神と戦う)が人間と合体するこ

とにより人間の弱さが絶望であることを知ったように、この「シン・ウルトラマン」では、光の国から

の使者(外星人。神は不在)が人間と合体することにより人間の強さが希望であることを知ったと

いうことか…と理解して、日本のエンタメの「一つの到達点」に、すごく感動した。 2022.5.14


例年土曜日に実施されていたPTA総会とそれに伴う授業日(4限目まで)が、日曜日に開催された。

欠席生徒が多いことにガッカリしながらも、2年生の学年懇談会では、昨年度に実施した「産業

社会と人間」(キャリア教育が中心の授業)での生徒達の様子をパワポのスライドで伝えることが

できた。また、2年次生のキャリア教育のための授業、「陶郷」の目的や内容についても紹介できた。

副主任で生徒指導担当のK先生からの話もあり、有意義な学年懇談会になったと思う。 2022.5.15


本校8年目にして、初体験。2年世界史Aの質問(翌日から始まる中間考査の範囲)を受けた。しか

も、かなり掘り下げて勉強していないと不可能な、レベルの高い内容の質問だった。私は、まさに

「嬉々として」、その質問に答えた。 2022.5.16


1日出張。県総体前のバドミントン部専門員会と部顧問会議。団体戦の抽選は…女子がまたもや

第2シード直下に。このくじ運の悪さは何故? とにかく1回戦の金沢高校に勝利して、金沢学院大

附属高校に挑みたい。男子は大きなシード近くを外して、1回戦は金沢錦丘と対戦。戦力をリサーチ

して、2回戦も頑張らせたい。 2022.5.17


「8」の付く日は、粟津温泉総湯がお休み。そこで、久し振りに片山津温泉総湯へ。「潟の湯」と「森

の湯」が日替わりの片山津温泉総湯。前者を期待しながら受付に向かうと…「潟の湯だった!」。

雲の多い晴れ空のため白山はハッキリ見えなかったけど、「180度パノラマビュー」の柴山潟と加賀

・小松の新緑の山々を眺めながら、ゆったり(湯ったり)と温泉を楽しんだ。 2022.5.18


中間考査3日目。初日に行われた2年世界史Aの採点を、ほぼほぼ終わらせた。その出来映えは…

ビックリするくらい好かった。授業の手応え通り! でも、課題未提出の生徒がゼロではなかった。

「NGのNはのびしろの頭文字N」なので、事後指導を頑張る! 2022.5.19


午後に金沢辰巳丘高校へ出張。県教育研究会地歴・公民部会の6月総会・研究協議会(今年度も

コロナ対応で書面開催)の打ち合わせ。会長先生が勤務校の学校長ではなく、辰巳丘のY校長

(お互い初任校が大聖寺高校。世界史でタッグ)。連絡を密にして、4年目の事務局長(今回こそ

最後!)を全うしたい。 2022.5.20


午前中は、GW中にコンプリートできなかった納屋の断捨離の続き(バド部はS先生にお任せ)。

母と妹と3人で頑張った。昼食はスーパーで買ったお弁当。私は「昼ビール」でいい気分。午後は、

甥が貸してくれたマンガ『セイントおにいさん』(バカンスのため天上界から下界に来て、東京都

立川市のアパートで暮らすブッダとイエスのポップで宗教なコメディ)1・2巻を、楽しく味読。晩は、

庭で焚き火しながら弾き語り。前々任校のバド部の教え子(倫理の授業も。長男と同級生で、

小学5・6年生はバドミントン「小松ジュニア」のチームメイト)Aさんの悲報(断捨離している時に、

小松高校のK先生が伝えてくれた)のことを思いながら…。 2022.5.21


AMは男子の小松と小松工業が寺井に来て練習試合(同時に女子は、小松で小松商業と寺井の

三つ巴)。PMは越前大野にバイクライド。食堂「ときわ」で醤油カツ丼。南部酒造所で「花垣」の

四合瓶を2本購入。帰宅して母と墓参。その後、Aさんのお通夜へ。なんと大勢の人達が、「最後

のお別れ」に集ったことか。喪主のお連れ合いと、私も一緒に「小松ジュニアの保護者」だった

御両親にお声掛けした後、焼香させていただいた。遺影の写真のAさんは、「高校時代まんま」の

少し俯いた笑顔。 2022.5.22


「思い出してあげることが供養」。ふと口にした言葉だけど、「思い出してもらう」のが自分だったら

どうだろうか?と考えた。…やっぱり、「思い出してもらうことが供養」だと思った。 2022.5.23


中間考査の返却と考査範囲の復習を終えて、2年世界史Bでは「ローマ史①」・3年世界史探究

では「産業革命①」の授業を行った。両方とも、生徒達の学習意欲の高さがビンビン伝わってくる

授業だった。よい授業ができた。「好い・善い・良い・酔い・佳い」授業が…あれ、一つ違ってる? 

2022.5.24


避難訓練が行われ、消防署の方の講評が「とても良かった」とお褒めの言葉。本校8年目の私

から観ても、これまでで一番良かったと思った。人の心がわからない(そもそも、わかろうとしない)

「○○ガキ」的な生徒が少なく(例外的に)なってきたことの現れだと思いたい。 2022.5.25


総体1週間前の木曜日。放課後フル(最後までバド部がフロアー)練習で、団体戦シミュレーション

をスタート。ゲーム練習の前に全員集合で、総体団体戦1回戦の戦い方(オーダー)を説明した。

「寺高バド部にとっての『金メダル』は、団体戦1回戦突破→第2シード校や第3シード校に果敢に

挑むこと」を確認して、練習を終えた。もちろん、個人戦シミュレーションも意識させながら。

2022.5.26


3年倫理は、9人全員が特進クラスの31Hの生徒。この日は中間考査後初の授業で、プラトン哲学

の45分授業。…振り返り論述「ウルトラ80」を、授業終了後の休み時間も使って書き上げた生徒達

が話し合っていた。「今日の授業、今までで一番よかった」と。 2022.5.27


午後に鶴来高校が男女で来てくれて、総体前最後(3年生最後)のバド練習試合。相棒の顧問

(女子監督)Sさんを校内ランキング1位(ダブルスは卒業生のY君とペア)に設定して、今年一番

の暑さの中、約3時間の充実したゲーム練習ができた。Sさんは鶴来高校男子の1番手に惜敗

した以外は、全勝だったのでは…。 2022.5.28


30度越えの暑さになった日曜日。洗濯と掃除を済ませて、バイクライディング。この日は国道416号

線(小松-勝山<福井県>間の道。今年は、まだ一部区間が通行止め)を、「行ける所」まで走って

みた。清冽な谷川を間近に観ながらの「プチ・ツーリング」。梅雨に入る前の、新緑森林浴を満喫し

た。11年前まで12年間暮らした打木町の家(貸家)が、取り壊されて更地になっている様子を垣間

見た。12年間の思い出を、想い返した。 2022.5.29


2年世界史Aの授業(118名中85名を3セクションで担当)が「軌道に乗った」。昨年度は1年生が履

修する現代社会の授業を持っていなかったので学年主任としてのみ接してきたが、今年度は「学年

主任兼授業担当」として2年生に接することのできる喜びがデカい! 2022.5.30


「文武(部)両道」な1日。前者は3年倫理のアリストテレス哲学、後者は県総体2日前の団体戦シミュ

レーション。どちらも私は、コーディネーターの役回りを意識したパフォーマンスを心掛けた。 

2022.5.31

~6月~

総体前日。団体戦シミュレーションは、「ほぼほぼ」明日のオーダー。個人戦をイメージしたゲーム

練習では、終了予定時間の17:45になっても3年生のリクエスト試合が続き、終了は18:10頃になった。

意欲的で積極的なよいムードで、3年生にとっては最後の練習が終わった。 2022.6.1

6月2日(木)、県総体初日。男子団体戦は金沢錦丘に、1-3で敗退。しかしその内容は、次のような

「金メダル」的トライ。ただ一人の男子で主将の3年生Y君が2年生T君と組んだエースダブルスが、相

手の2番手ダブルスに2-1で勝利。トップシングルスの1年生N君が、粘りと追い上げを見せたナイス

ゲームで「しっかり仕事をした」。10分間のインターバルの後、第2シングルスのT君と第3シングルスの

Y君が、「格上」の相手に善戦した。団体戦終了後、高校からバドを始めてここまで強く・上手くなった

Y君に、「いい集大成だったよ」と声を掛けたら、笑顔と一緒に「はい」と答えてくれた。女子団体戦は

金沢高校に、2-3で惜敗。「急造」ダブルス(2年生Sさん・1年生Aさん)とトップシングルス(3年Nさん)

が勝利。

6月3日(金)は、県総体2日目で個人戦ダブルスが中心。女子の2番手ダブルス(3年生Nさん・2年生

Sさん)が勝ち上がった。

6月4日(土)は、県総体3日目で個人戦シングルスが中心。やはり、女子の3年生Nさんと2年生Sさん

の善戦が目立った。

6月5日(日)は、夕方まで家事や読書。その後、母と買い物と墓参り。金沢の「れんが亭」→駅の近くの

「エコノ金沢」で宿泊。

6月6日(月)は、1日年休。エコノ金沢→北鉄浅野川線で内灘駅→北鉄バスで…→20:35から映画「トップ

ガン~マーヴェリック~」鑑賞→24:00に、「れんが亭」近くの市民芸術村駐車場で乗車し帰宅。 2022.6.6


3年生が修学旅行(コロナ対応で2年次の昨年度は中止)。なので、県総体後のバド部ミーティング兼

3年生卒部会は来週の火曜日。そこで、相棒の顧問・女子監督Sさんと相談して1・2年生部員だけで

「プレ・ミーティング」を行い、新チームの目標や方策について話し合った。その後の部活で、私から一言。

「一球入魂」(「一打入魂」ではなく。なぜなら、シャトルをノッカーに手渡しする際にもそれを意識して

欲しいし、シャトルを丁寧に扱って欲しいから)。 2022.6.7


午前中は球技大会。2年生達の頑張りや笑顔が、ドッヂボールとバレーバールでたくさん見られて

よかった。午後は昨日に引き続き、1・2年生だけでのバド部活。相棒の顧問Sさんが30分くらいで

「早退」したので、「向出メニュー」の約3時間。スマッシュを中心にした各種ノック(1人3セット)→

半面シングルス勝ち上がり・負け下がりが練習メニュー。私も久し振りに、ほぼ全てのメニューに

参加した。疲れてヘトヘトになったけど、やっぱり楽しかった! 2022.6.8


この日も3年生修学旅行中につき、午前中までの特別時間割。2年生は4限目にキャリア教育授業

「陶郷」を設定し、外部講師を招いて「ビジネスマナー講座」。講師のSさんが、昨年度9月にも今の

2年生対象の講座(「会社・企業で働くことの意義」など)を担当していただいた方なので、「復習」から

始まった。「大切なことは、記録・傾聴・継続の3つ。それは、メモを取ること・人の話を耳だけではなく

目や心で聴くこと・よいことは習慣になるまで続けること」などの話が「復習」。その後は、来月中旬に

実施予定の2年生インターンシップに向けた具体的な助言・注意事項などについて、丁寧で分かり

やすいレクチャーをしていただいた。終了後、講師のSさんからお褒めの言葉をもらった。「去年も

聴く姿勢がよかったけど、今回はさらによかった。成長振りを感じた」とのこと。うれしかったナァ。

来年度(応募前見学に向けた7月?)も、是非来ていただこう! 2022.6.9


劇場で観たい映画が、次々公開。「シン・ウルトラマン」「トップガン~マーヴェリック~」を見終えて、

次は「峠~最後のサムライ~」「キングダムⅡ」。そして、「二十歳のソウル」(船橋市立高校の吹奏

楽部、応援曲の「市船ソウル」を作曲した男子部員が主人公。佐藤浩市が顧問の先生役)。 

2022.6.10


バド部活が明日になったので、1日休みの「充電土曜日」。洗濯・掃除の後は、コーヒーを淹れて

(手回しミル使用。豆は「パンチの効いた重厚な」ダークロースト)ゆっくり味わい、読書とギターに

「明け暮れ」た。前者は『人新世の「資本論」』を読了して復習の線引き、『橋のない川』第5巻「騎士」

の章、『夜の樹』(トルーマン・カポーティ 著、川本三郎 訳)など。後者はオベーション(アコギ)の

弦を張り替えて、「題名のない愛の唄」(杉田二郎)など。晩は大林監督作品「麗猫伝説」(DVD)を

鑑賞。…舞台になっている尾道に、すごく行きたくなってしまった。しかも電車で。「海が見えた。

海が見える」(林芙美子の『放浪記』、冒頭の言葉)を体感するために。


午前中に尾俣町の草刈り人夫(にんぶ)を終え、昼食(ネギとニンジン一杯のヘルシー・インスタント

ラーメン)を挟んで家の大掃除兼断捨離(締めくくり)を頑張った。夕方には、片山津温泉総湯(柴山

潟が一望できる「潟の湯」)で湯浴み。晩は、野菜コロッケをモヤシなどの野菜と卵とじした炒め物を

塩こしょうで味付けしたメインディッシュと、茹でたジャガイモ(皮付き)のカレーフォンデュを食しなが

ら、庭で焚き火とギター弾き語り。十四夜(?)のお月様が、正面(東)の空に高く輝く夜に。 

2022.6.12


代休で1日オフの月曜日。「映画の日」でもあり、福井コロナシネマワールドで「20歳のソウル」(秋山

純 監督、神尾楓珠 主演、佐藤浩市 助演)を鑑賞。何回も出てくる「よい音楽を」という台詞に、

この映画が持っている普遍性を感じた。そして、この映画が持っている個別性にシンクロする私が

いた。「ベクトルは他者(ひと)に向けるな、自分に向けろ!」(吹奏楽部顧問「タカケン」高橋健一

先生=佐藤浩市の台詞)。 2022.6.13


『資本主義の終焉と歴史の危機』(水野和夫 著、集英社新書)を読了し、復習の傍線引き。印象

的な箇所を一つ紹介すると、「…資本主義ですが、曲がりなりにも今日まで存続してきたのは、その

過程で資本主義の暴走にブレーキをかけた経済学者・思想家がいたからです。…お金持ちがより

多くの富を求めるのは「徳の道」から堕落すると説いた…アダム・スミス、資本家の搾取こそ利潤の

源泉であることを見抜いた…マルクス、失業は市場で解決できるとはせず、政府が責任をもつべき

と主張した…ケインズらが近代の偉大なブレーキ役でした」(169ページ)。先日読み終えた『人新世

の「資本論」』(斎藤幸平 著)と、もうすぐ読み切る『サピエンス全史』(ユヴァル・ノア・ハラリ 著、

下巻)とのリンク「連関」「連環」を強く感じた。授業に反映させたい。 2022.6.14


一昨年度から昨年度までコロナ対応で開催されていなかった県高校教研研究協議会が羽咋高校

で行われ、私は地歴・公民部会の事務局担当者として出席した。本校の学校長も、英語部会の会長

として同席。前任校の金沢二水高校や前々任校の小松高校、そして初任校の大聖寺高校でご一緒

した先生方(中には校長先生になられた方も!)と久し振りに再会し、言葉を交わすことができてうれ

しかった。 2022.6.15


晩に小雨が降っていたので、玄関のひさしの下で「雨宿りしながらアコギ路上ライブ」。その後、雨

が止んできたので、尾俣川沿いの小径で弾き語り続行。飛び交う(愛のダンス?)ホタルを見ながら、

アルペジオで弾ける曲を中心に。 2022.6.16


30度近くに気温が上がりそうなので、今年度初の半袖シャツ出勤。正解だった。それでも風があった

から、窓を開けて3・4・5・6限の4連続(昼食を挟んで)授業を頑張った。 2022.6.17


バド部が日曜日になったので、1日オフの土曜日。午前中は、読書と納屋の断捨離(続き)。午後は

バイクで越前大野へ。今回は、これまで散策していなった結(ゆい)ステーションから大野駅の反対側

を歩いた。清瀧(せいりゅう)神社と洞雲(とううん)寺(幕末の名臣、内山良休の墓があった)が印象的

だった。最後にコーヒーショップ「モモンガ・コーヒー」で「モモンガ・ブレンド」をいただき、いつもの「ディープ

・グリーン」を豆のまま200グラム買って帰った。 2022.6.18


午前中はバド部活。相棒のS先生と私のダブルスで、3年生卒部後の新チームの男子1番ダブルス

とゲーム…2対1で辛勝。その後、女子1番ダブルスとゲーム…0対2で惨敗。試合後、S先生とミーテ

ィング…「悔しいけどうれしい」(いや、うれしいけど悔しい)。…ということで、新チームの目標は、来年

の加賀地区大会で「団体戦男女アベック(死語?)優勝」で決まり! 2022.6.19


「先生、今、授業でやってる内容、すごく面白いです」と、2年生のNさん。授業は世界史A。内容は

「キリスト教の成立とローマ帝国」。私「も」、誉められて伸びるタイプ(笑)。 2022.6.20


3限目、3年倫理の授業は、「キリスト教②」。昨年度に引き続き、サイモン & ガーファンクルの佳曲

「私の兄弟」を、英語の原詞と私の訳詞、そしてギター演奏で紹介した。原曲を流しながらのストローク

弾きだったが、今年度はマイ・ギターのアコギ「ノクターン」を教室に持ち込み、教壇をステージにして

演奏できた。来年度は…弾き語りで? 2022.6.21


期末考査1週間前の水曜日。バド部も試験休みに入り、早めに退勤。明るい内に粟津温泉総湯に

入り、明るい内に帰宅し、明るい内にショート缶の Beer を解凍枝豆でグイグイ飲んだ。その後は、

1993年物のワイン(断捨離で発見!)をじっくり味わって、弾き語り(ほろ酔いギター)へ。 2202.6.22


木曜日の5限目は、定例の2年学年会…ところが! 昼休み中の突発的な事件のため、開催でき

なかった。「想定内」の出来事だし、他の生徒達へのマイナスの影響も無さそうだが…。「チーム

2年生」で乗り越えて行く! 2022.6.23


3年倫理と2年世界史Aの期末考査範囲、ラスト授業を終えた。前者が「ムハンマドとイスラーム教」、

後者が「十字軍とキリスト教」。両者をシンクロさせながら、教科書「を」教えるのでなく、教科書「で」

教えた。 2022.6.24


気温35度近くの土曜日。いつもの国道364号線を走り、福井との県境の「峠」越えで映画館へ。もち

ろん、2年前から待ち望んだ『峠』(司馬遼太郎 著)を原作とした映画「峠 最後のサムライ」を鑑賞

するために。リアリズムから遠い、よい様式主義で適度に寓話的な佳作だと思った。小泉堯史監督

作品は、「雨あがる」が好きだなぁ。監督は脚本も書いているので、台詞がいい。やっぱり、黒澤明

の助監督だった人だなぁ。2年前の夏のツーリングは、山形・長岡の旅だった。偶然、主人公の長岡

藩家老河井継之助の最期の地(会津から長岡に向かう国道252号線沿いの福島県只見町の塩沢)

に立ち寄ることができたセレンディピティを、懐かしく思い出す。その旅の写真や原作『峠』の折り目

をつけたページの再読など、映画のオプションもこれから楽しみ! もちろん、映画館での2回目の

鑑賞も。 2022.6.25


いつもの粟津温泉から帰り、先週から楽しみにしていたNHKラジオ「新日曜名作座」を鑑賞する。

ついに最終回を迎えた、向田邦子原作『あ・うん』「四人家族」(西田敏行、竹下景子 出演)の

放送だ。「これなんだよ、これなんだよ、と呟いた。長い間、憧れていたものはこれだったのだ。

あのまじめさ。おかしさ。可愛らしさ」(文春文庫 p.181より)の場面で、「やっぱり」落涙した。 

2022.6.26


明後日からの期末考査に向けて、今日の授業はほとんどが「考査範囲の復習」。黒板を隅から隅

まで全部使った「まとめプリント」の答と解説を、「先生、写メで撮っていいですか?」とSさん。中間

考査で学年トップの97点だった彼女は、今回も「タイトル保持」を狙っているようで頼もしい! 

2022.6.27


期末考査前日で、学校は午前で放課。2時間年休を取って、道の駅「木場潟」で「トマト・カレー」を

食し、新ジャガやお酒(加越酒造の「杜氏に内緒で蔵人のこっそり吟醸原酒」を購入。「6月末で

梅雨明けの酷暑」の日に、美味しい新ジャガとお酒→立ち弾きのギター弾き語りで充実の夜。 

2022.6.28


「歴史の流れの底に、神国日本、帝国陸海軍は埋没しても良い。しかしこのささやかな愛と友情

の物語は、何としても私たちの手で掬い上げなければならないという思いが、いくつかの障害を

乗り越えて、この映画を完成に導いたような気もします」。向田邦子原作の映画「あ・うん」のパン

フレット「戦前の昭和を生きた人々へのレクイエム」(降旗康男監督の寄稿)より。監督の言う「歴

史の流れの底から私たちの手で掬い上げなければならない人物や出来事、物語」について考え

ている。たとえばそれは、古代ローマの剣奴(グラディエーター。剣闘士奴隷)スパルタクスと彼が

指導した奴隷反乱、その物語。私の卒論のテーマ・人物、李卓吾(李贄)のことも。 2022.6.29


晩に尾俣町の寄り合いを終えて家に帰ると、ふと夜風に梅雨明けの爽やかさを感じた。その勢い

のまま、大好きな郡上八幡(岐阜県)の宿を予約。明日は午後年休を取って、久し振りの「泊付き」

バイクツーリングに出掛けるぞ! 2022.6.30

~7月~

午前中は、期末考査3日目。午後は、年休を取って宿泊地の郡上八幡(岐阜県)へ(14:00頃、出

発)。途中、休憩しながら17:00頃に到着。宿のお風呂で汗を流した後、夕方から夜に入るトゥワイ

ライトの郡上八幡を散策(宿の下駄を鳴らしながら)。アナザー・ジャパン「『一般的な今の日本』と

は別の日本」の魅力を、ひしひしと感じながら…。20:00頃に入った「和食房“すえ廣”」、その後の

散策で偶然訪れた小野八幡神社(大好きな福井県大野市と深い縁のある天神様=菅原道真を

祭る神社)などを満喫。宿に帰った後は、 携えてきたアコギ(トラベル・ギターの「ノクターン」)を

持ち出して、小駄良川沿いの遊歩道で弾き語り。周囲の山々に区切られた狭い夜空には、北斗

七星をはじめとする夏の星座。 2022.7.1
 


旅先の郡上八幡の宿を、9:00頃出発。炎天下の国道156線(ひるがの高原などでは、涼しく快走

できた)で、富山県五箇山まで。そこからは、福光→金沢(金大角間キャンパス)の峠越えで17:00

頃帰宅。ツーリングマップを見ると、白山を中心に時計の逆回りで円を描くような行程だったことが

分かる。途中で休憩した「平瀬温泉しらみずの湯」(岐阜県大野郡白川村)が、源泉掛け流しで

とても良かった。 2022.7.2


読書メインの日曜日。『20歳のソウル』(中井由梨子 著。幻冬舎文庫 刊)を読了。シンクロした

のが「週刊金曜日」(7月1日 刊)の連載「凱風快晴ときどき曇り」(内田樹のエッセイ)Vol.44「部活

は生き残れるのか」。引用すると…「日本の部活には『文化資本の民主的分配』という側面があった

ことを私たちは忘れているのではないか。部活のおかげで貧しい家の子どもたちでも、運動器具や

楽器やさまざまな機材を無償で使うことができる。それによって子どもたちは運動能力であれ、

芸術的才能であれ、自分の『隠された資質』を発見する機会に出会う。部活とは本来そのようにし

て子どもたちの中に潜在している才能を発見し、その開花を支援するための制度ではなかったの

か」。「勝利至上主義」や「勝利原理主義」ではない「勝利主義」=チャンピオンシップには、勝つこと

を目標に個人が頑張る(努力と工夫)・チームで頑張ることで得られる力や態度・姿勢(新しい学習

指導要領が謳う『学びに向かう力・人間性』)が、確かにあるということを両者のシンクロからあらた

めて学んだと思う。 2022.7.3


期末考査4日目の月曜日。私が担当するセクションの選択者合計85名の2年世界史Aのテストが

1限目に行われたので、午後は採点に勤しむ。中間考査と比べて、出来映えがよくない。考査課題

の提出状況も…。「はーっ」。ため息は科目担当者として以上に、学年主任(「第2学年丸」の船長

さん)として…「はーっ」。 2022.7.4


1学期期末考査最終日の火曜日。午後はバド部活を16:30頃まで。2年生が中心の新チームスタート。

酷暑の体育館で、熱中症対策・コロナ対策を講じながら部活を頑張った。 2022.7.5


7限目のロングホームは、明日の七夕祭りに向けた準備。昨日尾俣町の山から切り出した竹笹に、

2年生達が各々の願い事を書いた短冊を結び付けた。一番若い23Hの担任K先生の短冊は、

「みんなにとって、楽しい夏休みになりますように」。…で、学年主任の私の短冊は「バドがもっと

上達しますように」。「私の」なのか「バドミントン部員達の」なのかを、あえて曖昧にして…。 

2022.7.6


七夕祭り当日の7月7日。2年生の生徒達だけでなく先生達も、願い事を書いた短冊が結ばれた

竹笹の前で足を止めていた。「応援される2年生。応援したくなく2年生」をアピールできたと思う。

昨年度1月に実施した、「1年生書き初め大会」を思い出す。生徒達がチャーミングだから、我々

学年団もチャーミングな行事を実施できる喜びは何より!2022.7.7

 


4限目の授業(3年倫理)を終えて職員室に戻ると、「安倍前首相が撃たれて心肺停止」(11:32頃)

のニュースを伝えられた。「…乱世ですね」と絶句した。昨日の2年世界史の授業が、「乱世を治

める徳と法とは?」をテーマとした古代中国の春秋戦国時代を背景とした「諸子百家」(徳治の儒家

と法治の法家。両者の紹介と説明が中心)だった。 2022.7.8


午前中は、母と買い物や墓参りなど。午後は、定期購読している雑誌(「週刊金曜日」と「キネマ旬

報」)を中心に読書など。明日の参議院選挙をにらんだ「週刊金曜日」の記事は、いつも通り、自民

党や岸田首相そして昨日凶弾に斃れた安倍元首相によるアベノミクスを批判している内容が多か

ったが、「歴史法廷」(故中曽根元首相の造語?)は安倍氏をどのように裁くことになるのだろうか、

と思った。我が国にとって、世界全体にとって。「プラマイプラ?」、「プラマイマイ?」などについて

考えた。 2022.7.9


1学期最後の日曜日。そして参議院選挙の日。ゆっくり朝食を摂った後、福井県の映画館で、「峠

~最後のサムライ~」を鑑賞(2回目)。そこからは、司馬遼太郎の原作『峠』をピンポイントで読み

返した半日。「陽明学徒」の「よい」典型=河合継之助の存在は、「陽明学の完遂者」李贄「(李卓吾)

の存在に通じる…と再確認した。…あ、李卓吾は私の卒論のテーマ。 2022.7.10


2年生のインターンシップ3デイズ前日の月曜日。6限後の「ミニ学年集会」で、次のような言葉で

「活を入れた」。「この学年集会の目的は、チーム寺高2年生を意識すること」「インターンシップ先

の会社・企業での2年生一人ひとりのよい評価が、チーム寺高2年生全体のよい評価につながる」

「来年の今頃、就職志望者の推薦選考会議。そして入社試験の面接練習。面接では『この会社・

この仕事を選んだきっかけは、2年生の時のインターンシップ』と言えるように」「チーム寺高3年生

の『第1エンジン点火』は、就職志望者の入社試験」「自己ベストの挨拶・自己ベストの敬語、そして

何より自己ベストの笑顔(^_^)で頑張ってきて」。みんな「いい顔」して、聴いてくれていた…と思う。 

2022.7.11


3限目は1学期最後の3年倫理で、テーマは「ブッダの四法印(仏教の4つの原理・原則のしるし)」。

昨年度までと違い、受講者全員が進学系列の授業ということ(期末考査後の「消化試合」的な授業

の真逆な授業ということ)もあって、ものすごい集中力を感じた50分間だった。その現れとして、生徒

達が書いてくれた授業振り返り論述「ウルトラ80」が、素晴らしかった! そのおかげで「名作・力作」

への私のコメントも、「水を得た魚」になった。このコラボが、授業の醍醐味! そう、「諸法無我」で

「お陰様」で「縁起(えんぎ)の法」。 2022.7.12


2年生インターンシップ2日目の水曜日。私が担当する実習先6つの内の4つ(森田病院、中川鉄

工所、富士精工、ゆのくに天祥)を訪問して、生徒達が頑張っている姿を見てきた。この実習を通

して、さらに成長する2年生の今後が楽しみ! 2022.7.13


2年生インターンシップ最終日の木曜日。午前中はJA能美と松寿園を訪問して、生徒達の実習の

様子を見てきた。前者では、高校や短大を卒業して就職したフレッシュな社会人(本校卒業生を1名

含めた6名)との質疑応答の場面があり、私も参加して次のような質問をさせてもらった。「高校時代

の授業で、特にこれは頑張って勉強しておいた方が良い教科や科目は何ですか?」。6名の方の

お答えは、国語の現代文や数学が多かったが、一人の人が「道徳のような科目を頑張って勉強して

おくといいですよ。理由は、お客様に寄り添うことができる心を育ててくれるから」と答えてくれた。

私は、「高校での道徳の授業は倫理。私はその倫理の授業を担当しているので、うれしいです」と

気持ちを伝えた。 2022.7.14


1学期のゴールを迎えた金曜日。2年生は終業式→ホームルーム後、昨日までのインターンシップ

先の事業所(企業や消防署など)へのお礼状を書いたが…想定を越える時間とエネルギーが費や

された。それでもこの1学期の2年生を振り返ると、インターンシップも含めてよく頑張ったし成果も

上げたと思う。生徒達、そしてホーム担任・副担任(特にインターンシップの主担当で進路指導課の

Kさん)の先生達に、心から「お疲れ様でした」。 2022.7.15


夏休みのバド部初日は、小松高校が男女で来校して練習試合(地域清掃後の9:30から半日)。小松

高校の監督・顧問のKさんは、私が小松高校で勤務していた時のバド部主将(千葉大学バド部でも

主将)で、今も色んな大会に出場している「現役」選手。生徒相手のダブルスを戦うKさんの「模範プ

レイ」を久し振りに目の当たりにして、大きな刺激を受けた。…だから晩には、バドの動画(オリンピ

アン奥原望選手の「のんちゃんねる」や、彼女とライバルの山口茜選手とのシングルスなど)を観て

楽しんだ。この間の七夕祭りの短冊にも書いたけど、「バドがもっと上達しますように」との思いを新

たにした。 2022.7.16


昨日から夏休みに入り、1日オフの日曜日。午前中は、まとまった掃除・洗濯等プラス読書にギター。

午後は、前任校の卒業生で「作家・詩人(の卵? ひな鳥? もう成鳥?)」のY君と、金沢(市民芸術

村や大豆田の食堂・喫茶店ビッテ Bitte )で久し振りのミーティング。世の中の動きや文学、そして

新しい音楽などについて楽しく話ができました。ありがとうY君! 2022.7.17


バド部員達の要望(ス・素晴らしい!)があり、練習日になった月曜日「海の日」午前。顧問2人も

生徒達の意欲に応えて、フルスロットルで指導。締めくくりのダブルスのゲーム練習では、男子の

1番手・2番手、女子の1番手と全力で対戦し、1ゲーム取られたり、点数で競ったりしながらも何

とか完勝。「強くなりたい。上手くなりたい」という強い気持ちが伝わってくるバド部員達に、指導者

の顧問2人が「煽られて」「焚きつけられて」いる。そのことが、すごく嬉しい! 午後はクリスティの

『ナイルに死す』(文庫本で500頁越え)を、約5時間で一気読み。社会派(世界恐慌、社会主義の

台頭、比較民族学など)心理劇(恋愛、犯罪など)の極上エンタメに酔いしれた! 文庫本531頁の

台詞は、「覚えている? わたしが、『自由の星を追うしかない』と言ったときのこと。あなたは、『間

違った星を追わないように』と言った。そしたらわたし、こう言ったのよね。『あの星悪いよ! あの

星落ちるよ!』」。そして、クリスティの文章はこう続く。「ポアロはデッキに出た。耳のなかではなお

も…(ネタバレを避けます)…の笑い声が響いていた」。よい「夏読書」のスタートが切れた。 

2022.7.18


三連休後の火曜日。9:00のアポで、保険会社の方と「ミーティング」。お互い「癌サバイバー」と

いうことを知り、話はビジネスの枠を越えて「盛り上がった」。2人が力強く同意した結論は、次の

通り。「生き抜く力は、よく笑うことで高まる。それに、ドーパミンやアドレナリンがたくさん出る(分泌

される)ような趣味やライフワークを楽しむこと」。 2022.7.19


午前中は、職員会議・第1回修学旅行引率者会議など。バド部も午前だったので、午後は年休を

取り、粟津温泉総湯→南部図書館(南部中学校の敷地内にある市立図書館。10年振りくらい?)

へ。図書館では、絵本を読んだり、仏教関係の本を読んだりして過ごした。小松市だけど加賀市

寄りで家にも近く、「色々、借りて読んだりしようかな」。 2022.7.20


バド部は定休日(ところが生徒達は自主練を頑張っている!)で、午後には保護者懇談(4日間の

初日)。最後の懇談が18:45頃になり、夏休みとしては遅めの帰宅。3年世界史補習も、快調にスタ

ートできた。 2022.7.21


夏休み最初の1週間を締めくくる金曜日。午後のバド部は、翌日の練習試合に向けたシングルス

中心の総合練習。月曜日からスタートしたフットワーク強化メニュー(チャイナステップなど)の成果

を、上から球出しするレシーブノックやシングルスフリーノックなどで試せたのでは。9月上旬の県

大会(根上大会)の案内も届いたので、中旬に開催される加賀地区秋季交歓会と併せて、夏の

「熱い」練習のモチベーションを高めていきたい。 2022.7.22


鶴来高校と小松北高校が来校して、合同練習・練習試合(午前中)。本校は卒業生(昨年度の3年

生達が、ほぼ全員。同窓会的な)や卒部した3年生が参加。両校とは昨年度からほぼ定期的に来

てもらっているので、学校の枠を越えた生徒同士の交流や切磋琢磨が見られて微笑ましく、よい

機会になっていると思う。 2022.7.23


待望の、爽やかな風に彩られた、昔ながらの夏の日曜日。僕は愛車VTで、「第○の故郷・心の故郷

No.○」の福井県奥越前の大野へ。初めて訪れた(しかも、「いつもの」偶然)のは、下庄町の中野白

山神社。そこを中心に散策し、お昼は食堂「一福」の醤油カツ丼。コーヒータイムはモモンガ・コーヒー

店。南部酒造場で花垣の「棚田 純米大吟醸」などを購入。ずっと気になっていた(どうしてこんなに

安いんだろう?)、「油」の看板を掲げたガソリン・スタンド「島田」で給油。オレンジ色のポロシャツ

(ユニフォーム?)を着た親子(?)の若い方の人が言うには、「ギターを背負ってバイクに乗っている

人は、あんまりいませんよ」(極上の笑顔で)。帰り道の途中、丸岡町近くの九頭竜川沿いにある四阿

(あずまや)で、小一時間(もっと?)、アコギで弾き語り(全曲立ち弾き)。ちょっと早い赤とんぼが、

なぜか「22歳の別れ」を演奏している時に、私の周りに群がり飛んで来た! 他の楽曲では無かった

のに…。何だか神秘的。~♪~あなたに 「さようなら」って 言えるのは 今日だけ~♫~。 

2022.7.24


夏休みのウイークデイ2週目の月曜日。保護者懇談は3日目で最終日。バド部が午前練習だった

ので、私を含めた「四者懇談」や3年世界史進学補習(センター過去問「古代ローマ史」)と同時進

行で頑張った。部活の締めくくりのゲーム練習で相棒の顧問Sさんとダブルスを組み、男子の1番

手と対戦。ファイナルまでもつれたが快勝。生徒の側が体力的に一杯一杯になっていたので、それ

が課題(例えば、後衛にずっと打たせないで声掛けして交代するなど)とアドバイスした。激戦のた

め、午後のデスクワークは…。でも、メッチャ充実の「夏挑み」! 2022.7.25


バド部、「夏の火」曜日の練習メニューは、チャイナステップ+ダッシュから。基礎打ち後のノックメニ

ューも、「一歩目の踏み出しを素早くする」ことを意識したもの。体育館に設置されている「熱中症警

戒メーター」は、「厳重警戒」(「危険」レベルの次点)。そんな中で熱中症とコロナ対策を徹底しつつ、

充実した部活ができている。 2022.7.26


教員用一人一台の端末(クロームブック)で、本校のネット上のプラットホーム「クラスルーム」の「バ

ドミントン部」に初めて投稿した。内容は、7月31日(日)午後の部活=ランキング戦に向けて、現役

生には体調や道具(ラケットのグリップテープやシューズ裏の掃除など)を整えて臨むこと、卒部生

には「都合が合えば、是非参加して」というもの。午後の部活で体育館に行ったら、3年生(今年度の

卒部生)のNさんが「先生、ランキング戦、出ます」と、入り口の扉の前で待っていて笑顔で告げてく

れた。「ネット上のプラットホーム」…便利ですね。 2022.7.27


1日年休を取って、クリスティーの『メソポタミヤの殺人』を一気読み。次の引用は、春日直樹氏(大

阪大学教授)による巻末の解説から。「クリスティーの作品には、国や時代を超える何かがある。同

時代のファンが、いやクリスティー自身が気づかなかったような、ミステリアスな力」が宿っている。

りんとしたモラル。節度あるユーモア。絶妙なバランス感覚。(中略)彼女の一冊を開いてみるとよい。

平静な自分、ふだんの自分がきっと戻ってくる。それが現代にクリスティーをミステリイとして読むこ

との意味である」。「クリスティーをミステリイとして」…なるほど! 2022.7.28


7月最後の週末・金曜日。この日もデスクワーク半分(午前)・ジムワーク半分(午後)。後者のジム

は「体育館」。熱中症警戒メーターが「危険」を示す暑さ(35度近く)になっていたが湿度は50%前後

だったので、ゲーム練習以外は全ての扉を開けてバド部活を頑張った。 2022.7.29


部活が変更で日曜日の午後になったから、1日オフの土曜日。…しかし暑過ぎ! しかも数日前から

帯状疱疹(翌日判明)で右の胸や背中が痛くて痛くて。だから読書(「週刊金曜日」、『街道をゆく 陸奥

の道、肥薩の道ほか』)と少しの弾き語りで我慢。 2022.7.30


午前中に総合病院(加賀医療センター)の休日診察を受けたら、「帯状疱疹」らしいことが判明。「明日

の月曜日にちゃんとした診察を」ということになった。午後には、バド部ランキング戦。…しかし「帯状疱

疹」の痛みがひどくてひどくて。でも、シングルスを3回頑張って汗まみれ。痛さこらえていつもの粟津

温泉総湯に入り、夕食・晩酌。そして、19:30~21:00まで町内会の月末寄り合いで、会計業務。…いろ

いろ頑張りすぎ? 2022.7.31


~8月~

ほとんど快癒して、11:00頃に帰ってきました。8月1日(月)の「ちゃんとした診察」を受けたら、若い皮

膚科の先生から、「突然ですが、今日から入院できますか?」だって! 「治療もさることながら、感染

性のある帯状疱疹なので」とのこと。ダッシュでの一時帰宅が認められて、シェーバーと下着、そして

なにより文庫本(司馬遼太郎の『翔ぶが如く』全10巻)を部活用のバッグに詰め込んでトイレ・シャワー

付きの個室病室での入院の日々がスタート。そして今日までの「7泊8日」。1日3回の抗生物質の点

滴が中心で、疱疹には軟膏クリームを塗ってもらいガーゼを当ててもらいの日々。痛みはだんだん小

さくなって、全10巻の文庫本も読破! 明後日からの「鹿児島ツーリング」に向けて、 しっかり「予習」

ができた。…え、入院をよろこんでしまっている? 何事も前向きに受け止めましょう。「あみだくじに

外れなし」なので。 2022.8.1~8.8


I ' m back ! 退院翌日の出勤。午前中は入院中に「貯まった」デスクワークを8割方片付け、午後は

「待ちに待った」バド部活。「バドミントンマガジン」最新号の「切るドライブ」「ヘアピンの打ち方」(奈良岡

功大選手のアドバイス)のページをコピーして、練習中のタイミングを図って配布・説明。特に前者の

「切るドライブ」が「沈めて上げさせる、ゲームメイクのドライブ」を、時間を取って集中的に練習した。

ゲーム練習では、相棒のS先生と「ペアルック」(2025年の石川インターハイに向けた記念Tシャツ)で

ダブルスを組んで、男子ダブルス1番手→女子ダブルス1番手とゲーム。どちらもギリギリ敗退。夏休

みの練習を頑張ることで、着実にダブルス力を高めていることが実感できて良かった。男子ダブルス

3番手との試合は、「意味無いし、セカンドゲームはやらんとこ」と厳しく指導した。2人とも頑張ってい

るからこそ、こんな指導ができた。ゲーム後のアドバイスで、それぞれに対して大事な修正点を伝えた。

2人ともしっかり受け止めていたようなので、嬉しかった。ネクストグッドが期待できそう! それこそが

2人にとっての「今の金メダル」だし、指導者としての私やS先生にとっての「金メダル」だと思う。「寺高

バド部」のバドミントン競技における「知識・技能・思考力・判断力・表現力・学びに向かう力・人間力」

(新しくなった学習指導要領が掲げる7つの学力)の「パワー7」、それぞれ高めるサポートを、これから

も努力と工夫で頑張る! 頑張り甲斐が「ありまくりぜーしょん」。 2022.8.9


今日から鹿児島ツーリング。帰宅は8月14日(日)。去年の「長崎ツーリング」に続いて、初日と最終日

は神戸-大分間をフェリー(さんふらわあ)で移動。幕末~明治初期の日本が、今の「日本の初心」だ

と思う。「初心忘るべからず」で、「初心に返る」。「幕末の薩摩藩~明治初期の鹿児島県」の歴史を

中心に訪問する。そして考える。では、5日間「脚下照顧」はお休みします。行って来マース。 

2022.8.10~14


再びのアイ・アム・バック! 鹿児島ツーリング最終日は、神戸港からの「ほとんど」雨中走行。しかも

北陸自動車道が、「敦賀-今庄間通行止め(災害によるもの)」。出発日だった5日前の19日は普通に
      
走れたのに…! 全国ニュースにもなった先週の豪雨(小松市も)の影響が、時間をおいて今頃出た

のか? さらにさらにお盆の帰省で交通量が多く(名神は草津や彦根近辺で小さな渋滞)、敦賀ICを

降りてからの国道8号線が大変な渋滞! 道路沿いのところどころに、臨時のWCが設置されている

悪状況。翌日のお盆の準備のため、午後の早い内に帰宅する必要があったので、「バイクにしかでき

ない(よくない)走り」(渋滞している車の間や路側帯を走るという、危険だしマナー的にもNGな走行)で

帰って来てしまいました(ご免なさい)…。 到着後は、雨の中を愛車の洗車。「鹿児島、やっぱり遠かっ

たね。よく頑張ってくれてサンキュ」などと心で話しかけながら。これは確かに、「物は心になりにけり」で

アニミズムだし、いい意味での九十九神「つくもかみ」(ウィキペディアでは次のように説明さえている。

「日本に伝わる、長い年月を経た道具などに精霊<霊魂>が宿ったもの。「刀剣乱舞」に登場する刀剣

男子達は、刀剣に宿る付喪<九十九>神が人の姿を得て顕現した。と説明されている。」)。新車で購

入(バイクショップまで、路線バスで行って納車。あまりにうれしくてあちこち走らせていたら、予備タンク

分しか入っていなかった燃料が尽きてしまい、最寄りのガソリンスタンドまで押して歩いた…という出逢

い)してから、連れ添って35年目の相棒。それが、この「HONDA VT250FⅡ カラーリングは黒と赤」。

東京中野のアパート「中山荘」→山代の実家→敷地町の貸家→今の山代の家→打木町の貸家→

大豆田町の貸家→今の山代の家と、ずっと一緒に歴史を経てきたね。これからも、よろしく! 結局、

お盆の準備は帰省した長男と母、妹や甥のみんなが頑張ってくれて終了していた…。遅れてしまった

ことを言い訳しながらも、「大感謝」の気持ちを伝えた。母と長男と連れ立ち、粟津温泉総湯での湯浴

み後、近くの居酒屋(銀なべ食堂)で飲み・食べ。旅の話でも盛り上がり(長男は去年、観光で鹿児島

に行っていた)、晩はぐっすり、旅の疲れを癒やした。 2022.8.14


お盆の1日。母を中心に妹、甥っ子・姪っ子、長男と私が集まり、父の7回忌の法事→割烹加賀での

会食→墓参り。その後は母屋で、終日飲み食いとお喋り。「思い出してあげることが供養」と、父のこ

とや父と母のドラマなどの話で盛り上がった。

鹿児島ツーリング初日:『翔ぶが如く』(全10巻)の第10巻をタンクバックに入れて、加賀IC(北陸自動

車道)→米原IC(名神高速)→西宮IC~神戸の魚崎出入口IC(阪神高速3号神戸線)→下道で六甲

アイランドに渡り、フェリー「さんふらわあ」の神戸港へ。出航の1時間以上前に余裕を持って到着し、

乗船手続きを終えてホッと一息。乗船後は大浴場に浸かって汗を流し、デッキに出てフェリーが岸

を離れるのを体感。レストランではバイキング形式での食事と「飲み」。明日の九州上陸を楽しみに

しながら、個室で読書とギター(トラベル・ギターの「ノクターン」)弾き語り(弦音も声もミュート)→

就寝。 2022.8.15

 


友人の車で大阪に向かう長男を見送り、母と粟津温泉。晩に、ずっと「積ん観(つんみ)」だったDVD

映画「ブルー・クリスマス」(岡本喜八監督、倉本聰脚本)を鑑賞。ずいぶん久し振りに観たけど、やっ

ぱり「目が点」になる「怪作」。そして今観て、泣けなかったのは意外だった。そして、前のように感動

して泣けなかったことが残念だった?

鹿児島ツーリング2日目:フェリーが7時前に大分港に着岸し、国道10号線を一路鹿児島に向かって

走る。朝食を道の駅「北川はゆま」で摂った後、すぐに「西郷隆盛宿陣跡資料館」を見つけた。今回

の「旅のアドリブその1」になり、西南戦争(西南の役。明治十年の役)の最終的な局面(西郷が薩摩

軍を解散し、以後は西郷軍)の地ということで、想定外の深い学びができた。その後は、延岡→宮崎

→都城と快速。鹿児島市に入って少し渋滞したけど、そのおかげで桜島の勇壮な姿をゆっくり・じっく

り眺めることができてよかった。明るい内に宿に到着し、大浴場で疲れを癒やした後は宿の近くで「飲

み・食べ」。美味しい薩摩焼酎を、少し飲み過ぎてしまった…! 2022.8.16

 


午前中は、退院後の帯状疱疹を診察してもらい、「もう大丈夫ですよ。一応、一週間分の薬を出し

ておきますね」ということで一安心。午後は、明後日の体験入学(学習体験のみ)や来週の3年後

期進学夏季補習の準備などのデスクワーク。勤務時間が終わる16:45に退勤し、粟津温泉総湯へ。

晩は、秋の訪れを風の涼しさに感じながらアコギ三昧…。 2022.8.17

鹿児島ツーリング3日目①:連泊の宿の朝食を終え、9:00頃にバイクで城山下の天國(てるくに)

神社(主祭神は島津斉彬公)へ。そこを起点にして、鹿児島市内の「歴史の道」を散策。城山展望台

→私学校跡(おびただしい弾痕の残る石垣)→西郷窟(西郷軍の幕僚、最後の居住地跡。洞窟)→

西郷隆盛終焉の地を回った。1877年(明治10年)9月24日、西郷軍(薩軍としては、8月16日に、延岡
 
の俵野<ひょうの>で解散)の最期の戦いを想いながら。

  


午前中デスクワーク、午後バド部活。夕方粟津温泉、晩にホームシアターで、映画「ブルー・クリスマス」

を再び鑑賞。2日前に観た時よりも、感動が大きかった。これからも繰り返し観るかも…。 2022.8.18

鹿児島ツーリング3日目②:正午過ぎから、鹿児島県歴史・美術センター「黎明館」を見学。特に幕末・

明治の薩摩藩(一応、版籍奉還→廃藩置県で鹿児島県。ただし、太政官政府から自立・独立状態)に

関する展示が充実していた。2時間くらい見て回って、15:30くらいからは甲突川に面した加治屋町にあ

る鹿児島市「維新ふるさと館」を見学。閉館時間の17:00までいて、その後は甲突川沿いの「維新ドラマ

の道」を散策。ここからも桜島(山)がよく見えた。

  

午前中は中学3年生対象の体験入学(学習体験中心)があり、私は前々任校の小松高校時代からずっ

と行っている「ヴィジュアル・ヒストリー・ツアー 世界史入門」のプレゼン授業を、8名の生徒相手に実施

した。 2022.8.19

鹿児島ツーリング4日目:天気予報によると朝10:00くらいから晴れそうなので、『翔ぶが如く』第10巻を

読み返すなどして宿で「沈殿」。国道10号線→県道16号線で薩摩吉田ICから九州自動車に乗り、まずは

一路熊本を目指す。人吉→八代の途中で激しい雨に遭い、雨合羽等を装着して走行。熊本IC近くの嘉島

ジャンクション手前で路側帯にバイクを停めて地図を確認しようとしていたら、パトカーがすぐ後方で停車。

若い警察官が「どうしましたか? 着替え等の停車は、SAなどでお願いしますよ」と優しく注意された。

大分のフェリー乗り場までの道順を質問したら、「私なら、この後、下道使いますよ」と躊躇なく答えてくれ

たので、「阿蘇山、大分方面」の看板を見つけた益城(ましき)熊本空港ICで高速を下り、県道36号線→

国道57号線に乗った。阿蘇市に入り、豊肥本線阿蘇駅近くの交差点(道の駅もあった)を通過する際に、

「阿蘇山頂上まで17㎞」の標示に気づいたので、今回の「旅のアドリブその2」を決行。つまり、「阿蘇に

寄り道」。…素晴らしかった! カルデラ地形の外輪山の遠景や、雨後の霧が残っている草千里ヶ浜の

真っ直中をバイク走行する至福の時間になった! 「修学旅行で来た場所を、VTで走っている」ことの

感動。なんとも贅沢な、旅の締めくくりになった。そして、19:30発のフェリーで神戸港へ。

 


午前中はバド部活。午後はうつらうつらしながら新聞や「週刊金曜日」を読み、夕方には大きな雨の

合間を縫って、母と粟津温泉総湯へ。疲れが出てるようで、何となく「眠い1日」だった。でも、夜はぐ

っすり。「秋の気配」も感じながら…。 2022.8.20

鹿児島ツーリング5日目(最終日):(8.14付の脚下照顧バックナンバー参照) 


しばらく積ん読状態だった『サピエンス全史』(ユヴァル・ノア・ハラリ 著、河出書房新社 刊)の下巻

を読了。サブタイトルが「文明の構造と人類の幸福」で、これまで世界史と倫理の教え方・学び方の

構築に取り組んできた(今後も取り組んでいく)高校教員の私に、とても参考になる文明論と幸福論

の歴史書だった。読書の成果を、授業や補習などに活かしたい。 2022.8.21


1学期終業式以来1カ月以上振りに、コロナ対応の健康観察で生徒玄関に立った。私が学年主任を

している2年生の生徒達の名前を、できるだけ名字ではなくファーストネームを呼んで「おはようござ

います」と挨拶を交わした。7:40頃から8:20頃までの約40分間。「ああ、やっぱり、めんどくさいけど

うれしい一時だなぁ。めんどくさいからうれしいのかなぁ。人生を生きるっていうことも、めんどくさい

からうれしいのかも…」などと、あらためて思った。仏教の「一切皆苦」という考え方も、「生きること

は苦しみだからこそ、生きることは価値が高い」ということを言っているのでは? 2022.8.22


午後に、第2回修学旅行引率者会議。日本旅行の方(添乗していただく3名の中の2名)も出席して、

詳細行程などの説明があった。9月27日から30日までの3泊4日の旅(東北1泊・東京2泊)が、いよ

いよ近づいてきた。 2022.8.23


午前中にバド部と3年進学補習が終わったので、昨年購入したキャンプ用品をバイクに積み込み、

福井県坂井市丸山町の「たけくらべキャンプ場」へ。隣接の温泉ホテルたけくらべが水曜定休日で

残念だったが、テントをセッティングしてから山中温泉総湯に浸かり、近くのコンビニで飲食物を買

い込んで充実したキャンプになった。トラベルギター「ノクターン」とも初キャンプ。時々雲間から見え

る晩夏の星を眺めながら、たくさん弾き語ることができた。 2022.8.24

  


福井のキャンプ場…と言っても、石川との県境にある「たけくらべキャンプ場」に設営したテントで7:30頃

起床。昨夕山中温泉街のコンビニで購入したおむすびでゆっくり朝食を摂り、9:00頃に撤収→9:30頃帰

宅。次回は焚き火でお湯を沸かし、コーヒー(手動ミルで豆から)やカップ麵を楽しみたい! 秋キャンプ

で!! 2022.8.25


21H(特進クラス)のクラス動画(学校祭の文化祭でコンテスト有り)撮影があった。副担任の私の出番

は、「笑顔」と書かれたイラスト付きのボードを持って「笑顔」でスイング→2人の生徒と一緒に「笑顔」で

手を振るというシークエンス。本校勤務8年目にして、「私=笑顔」になれてうれしい! 2022.8.26


夏休み最後の土曜日。午前中に変更したバド部活では、①フットワークと②スマッシュノック、③ダブル

スゲーム練習のそれぞれの直前に集合させ、①では、20秒間全力→同じ20秒間休憩の繰り返しが

ゲーム中のラリー全力→ほぼ同じ時間休憩(コートに落ちたシャトルを拾い、サーブレシーブまでの時

間)の繰り返しと重なることを説明。②ではプリント(マンガ)を配布して、2種類のスマッシュ(身体全体

を使ったスマッシュとリストと肘で打つクイックスマッシュ)の使い分けと相手のレシーブのタイミングを

外す工夫の大切さを説明。③では、やはりプリント(マンガ)を配布して、サーブで大事なのは「間と気」

であることを伝えた。部員達はそれらを意識して、真剣に練習に取り組んでいた。この日の部活も、

大げさに言えば「1日一生」。 2022.8.27


1日オフの日曜日(夏休みラスト)。午前中に掃除・洗濯を終わらせスッキリした後、ほぼ1ヶ月振りの

大野へバイクツーリング。先日購入したシートバックのデビューラン。それに南部酒造場で買った地酒

「花垣」4合瓶を2本詰め込んで帰った。昼食は、食堂「ときわ」で醤油カツ丼。帰路の途中、九頭竜川

沿いにある四阿(あずまや)で弾き語り。もう秋を感じさせる、涼しい風と高い空(雲が高く漂っている)。

もう何度も繰り返している夏の終わりを惜しみながら…。 2022.8.28


2学期始業式の月曜日。夏休みで大いに英気を養ったので、まずは学校祭、そして修学旅行に向け

て、「努力と工夫」で頑張る! 放課後、文化祭に向けた合唱部・吹奏楽部の合同ステージ発表(「ひ

まわりの約束」と「学園天国」の演奏)練習にアコギで初参加。 2022.8.29


2学期初の授業は、3年倫理。テーマは、仏教思想②(縁起説や四諦説、空の思想など)。途中、居

眠りを始めた2人の生徒を、「○○さんと○○さん、今からもっと興味を持てる話をするからね」と優

しく起こせた場面もグッド。私のレクチャーの締めくくりは、「色即是空」の説明。その理解の助けとし

てジブリ映画「ゲド戦記」から、次の台詞が語られる場面を動画で見せた(この授業の定番)。「アレ

ンが怖がっているのは死ぬことじゃない。生きることを怖がっているのよ」。ブッダの教えの魅力が、

「苦しみや空しさという生きることのマイナス面を、だからこそハッピーで充実した生を意欲する」とい

う逆説的な発想にあることを、伝えられたと思う。書いてもらった振り返り80字論述の「ウルトラ80」

の出来映えにもそれが証明されていて、私はあの「アンパンマン マーチ」の歌詞の一節をコメント

で返した。

 ~♪~そうだ うれしいんだ 生きるよろこび
      たとえ 胸の傷がいたんでも
      なんのために生まれて なにをして生きるのか
      こたえられないなんて そんなのはいやだ!
      今を生きることで 熱いこころ 燃える
      だから 君はいくんだ ほほえんで~♫~

2022.8.30


9月2日の文化祭ステージに向けた8月29日の練習で、初めてオファーされた「学園天国」の演奏に、

この日の練習は四苦八苦。それでも合奏(吹奏楽部と合唱部と私)を繰り返すことで、だんだんイメ

ージに近づいてきた! 授業は2年世界史Bのみで、夏休み課題が範囲の課題テストを実施→採点。

毎年度同じ問題で「定点観測」を行ってきたが、今年度の2年生が過去最高の平均点(…というより、

一人ひとりの出来映え)に得心。 2022.8.31

~9月~

I remember の september 朔日(ついたち)。文化祭前日。授業は2限で終了し、その後は準備の

時間。15:00からはステージ発表のリハーサル。私がアコギで参加する合唱部と吹奏楽部の合同

発表での「ひまわりの約束」→「学園天国」のリハ…楽しかった! そして合唱部も吹奏楽部も、

2年生が中心になって頑張っていることがうれしかった! 2022.9.1


学校祭初日(文化祭)の金曜日。開会式後のステージ発表トップバッター(合唱部と吹奏楽部のコラ

ボ)で、2曲(「ひまわりの約束」「学園天国」)にアコギで参加。その後は、2年生が担当するスイーツ

販売を中心にデジカメで写真撮影(学校祭全般の記録係として)。生徒達の頑張り(努力と工夫。

準備とアドリブ)に刺激を受けて、夕方、木場潟1周6.4㎞をランニングして帰宅した。 2022.9.2


学校祭2日目(最終日。体育祭)の土曜日。コロナ対応の縮小形態での実施なので、午前中(ただし、

予定より30分近く遅くなり、13:00過ぎに閉会式)にほぼ終了。天候もギリギリ、全ての競技が終わる

まで保ってくれた。昨日の文化祭でも感心したことは、2年生が色んな場面で活躍し、学校祭を盛り

上げていたこと。それは、会場準備や後片付けの際にも際立っていた。来年度3年生になって、ど

んな学校祭を創ってくれるのか、今から楽しみ・期待大! 晩は18:00の開店時間から予約して、近

所の夜昼食堂「オオハタ。」へ。マスターが「いつものオードブル、用意しときますよ」とうれしい心遣

い。お店にデジカメを持ち込んで、2日間撮影した学校祭の写真(なぜか昨年度から、私が「写真記

録担当」)をチェック。なかなか良い写真が撮れていて、皆さんに観てもらうのが楽しみ。卒アルに

採用される写真もあるのでは…。 2022.9.3


体育祭明けの日曜日。部活も休養日で1日オフ。掃除・洗濯等の家事を終わらせて、バイクで大野

に向かおうとしたら…クラッチが故障。前兆は8月下旬のキャンプの際にあったが、先週はちゃんと

元に(それでも違和感はあった)戻っていて、大野に行けてたのに…。結局、車で8号線沿いのアピ

タへ。いつもの本屋さん AKUSHU で、『中高生のための哲学入門』(小川仁志 著。ミネルヴァ書房

 刊)と『現代思想入門』(千葉雅也 著。講談社現代新書 刊)を購入。
 2022.9.4


体育祭代休の月曜日。午前中はバド部活。学校祭期間の練習不足を補うべく、シャトルをたくさん打

つ練習メニューで12:30のギリギリまで引っ張った。35度越えの残暑(残酷暑)の体育館で、部員のみ

んなは、よく頑張った。午後は家で、ビール & 冷や麦で昼食を摂った後、読書(昨日購入した『中高

生のための哲学入門』と少し昼寝。少し暑さが和らいだ夕方に、クラッチ故障の愛車VTをローギア~

3速ギアまでと半クラッチを駆使して、山代温泉のバイクショップ横山モータースへ。高校からの友人

の叔父さんで「バイク職人」のマスターが言うには…「これは、クラッチ滑り。36年間乗って10万㎞走っ

たなら、もう寿命。クラッチ盤をネットで探しても見つからない。近い車種のクラッチ盤を入手しても、

うまく合わない可能性もある。たとえ、クラッチ盤を取り替えて上手く行っても、この後、別の故障が

次々と起きてくる」とのこと。お連れ合いの方からも、「これまで、長くよく乗ってあげたね。鹿児島

(お盆前のツーリング先)から無事帰ってこれたのも、このバイクが頑張ってくれたおかげだね」と言

われて、泣きそうになった。「うちのお客さんで、10万㎞走ったのはこれまで一人だけ。その人も15年

くらいでの10万㎞。36年乗ってる人はいない」のマスターの言葉もうれしかった。「ホンダは販売店を

絞り込むので、うちの店はこれで終わり。新車の購入とVTの廃車は、能美市の村上モータースがお

薦め。店長は代替わりしているけど、親子ともに職人」の助言もいただき、感謝・感謝。夜は、これま

でのツーリングの写真などをアルバムやPCで振り返りながら、ずっと、36年間連れ添った愛車VT

(HONDA VT250F。愛称「スイミー」)のことを想った。「こんな風に、突然、大切なパートナー(相棒)

との別れの時が来るんだ」と思った。 2022.9.5


土曜日に開催された体育祭の代休(月曜日)明けの火曜日。いよいよ「2学期本格スタート!」と思

いきや、台風の影響による暴風・大雨がひどくて6限後に生徒は放課(本来は7限目までの日)に

なった。部活動も禁止ということで、「本格スタート」と言うより「ソフト・テイキング・オフ」(ゆったりした

離陸)の2学期になった。私はそれを、「プラマイプラ」だと思う。 2022.9.6


3週間後に近づいてきた2年生修学旅行(東北・東京)に向けての「陶郷」(キャリア教育のための授

業)で、旅行者の人や保健室(養護の先生)からプレゼン・話があった。私(学年主任)からも、修学

旅行の目的や意義(大切さ)、心構えについて話をした。「準備には準備の喜び。本番には本番の

喜び。前者の喜びは期待。後者の喜びは意外(想定外の出来事。アドリブ)」…などと考えてみた。

放課後のバド部活も、今週日曜日の根上大会に向けての「喜ばしい準備」と本番での「意外(想定

外)な感動」をイメージして。 2022.9.7


午後は、県高校バドミントン部専門委員会の出張(新人大会などの打ち合わせ)。15:30頃に終わっ

たので、9月5日(月。体育祭の代休)に横山モータースのマスターに推薦された能美市の村上モー

タースを訪れた。先代の「職人」のお連れ合いの方がお店のカウンターで店番をされていて、笑顔

で迎えてくれた。「若マスター」が戻ってくるまで、バイクネタを中心に四方山話。「百人一首が得意」

という話が、特に印象的(可愛らしくて)だった。若マスターの茂さん(名刺をいただきました)と、いよ

いよ「商談」。それでも、お互いの趣味の話(バドミントンや楽器。茂さんはピアノ)が楽しくて・楽しくて! 

共通の知人(バド部つながりで交流があったI先生が最近、このお店でバイクを買った!)の話が出

たり、モーツァルトの「トルコ行進曲」(ピアノ・ソナタ第11番イ長調K331テーマ)やリストの「ラ・カンパ

ネラ」の素晴らしさの話で盛り上がったり…。お互いに「よい出会い」の感触を、キャッチボールした

ような…。「商談」は「HONDA CB250R」の注文(納車はいつになるか不明)でまとまり、次にこれ

まで36年間連れ添った「HONDA VT250FⅡ」の廃車の手続きに…。「今日、今から、一緒に引き

取りに行きますよ」と若マスター。私が先導して山代の家の車庫まで。VTのことを、「人間で言ったら、

100歳越えですよ」と誉めていただいた。「色んな思い出があるでしょう」とも。私が後ろを押して、

VTを軽トラに積載。その姿が見えなくなるまで、村上モータース若マスターが運転する軽トラとVTを

見送った。大学4年生だった22歳から今まで36年間、ずっと一緒だったVT(名前はスイミー…。僕が

目になろうのスイミー)。北は北海道から南は鹿児島まで、共に旅したVT。「ありがとう さよなら」。 

2022.9.8


2学期本格スタートの1週間の終わりの金曜日。3限目から6限目までの授業4連チャンと、それに

続いての放課後にセッティングした修学旅行の「しおり読み合わせ」約2時間。その後バド部活で、

退校は18:40頃。粟津温泉総湯→晩酌・夕食→バタンキューで、アコギ弾き語りも「休日」。 

2022.9.9


AMのバド部活は、翌日の根上大会(団体戦のみの県大会)に向けて、「練習は本番のように。それ

は、本番を練習のようにできるようにするため」で部員達はめっちゃ頑張って(努力だけでなく工夫も

して)いた。…顧問で監督の我々2人も、同様。すると相棒のSさんが、女子のエースダブルスとの

ゲーム中に右足首を捻挫してしまった! 「S先生の分まで、明日は頑張りましょう!」と練習を締め

くくれたのも、寺高バド部が「顧問・監督2人も含めたバド好きワン・チーム」であることの証し。 

2022.9.10


2年生中心の新チーム、デビュー戦になったのは、コロナ禍で3年振りに開催された団体戦オンリー

(変則的な2複1単。5人がレギュラー)の県高校バドミントン根上大会。コロナ対応のため、午前中

に男子・午後に女子の試合が行われ、運営も初の県高体連中心(能美市バドミントン協会だけでは、

困難になったからとのこと。それで私は、加賀地区の専門委員として決勝戦まで、本部付き)。さて、

寺高バド部の戦績は…。男子は8シード校の金沢二水高校(私の前任校。バドの名門)相手に、第2

ダブルスとシングルスの両方で、本校が1ゲームを奪う善戦。負けた第1ダブルスも、二水の1番手

ダブルスに第1ゲームで10点(15点3ゲーム)を取って、勝ちに行くムードを高める「いい仕事」をした。

サービスの間と気も、夏休み中の練習の成果が発揮されていて、少しウルウルするくらい感動した。

女子は1回戦が、能登地区の田鶴浜高校。6月の県総体では遊学館高校に3対2で勝っていて、

決して侮れない相手。その田鶴浜高校を3対1で退けて、前回大会準優勝校の金沢商業と対戦。

0対2で敗退したものの、成績はベスト8入り! 男子も女子も、新チームになってこれまで頑張って

きた成果を確認できた大会になった。「県ベスト8入り」は、寺高バド部初の快挙!? それはともかく、

応援も含めて「全員金メダル」!! 2022.9.11


2学期が始まって、初の「フル1週間(月曜日~金曜日)」の月曜日。授業は6時限分の4時間、部活

は15:50~18:20のフル。気力も体力もフル回転の1日だったが、授業も部活も充実したよいものにな

ったので、粟津温泉や家での晩酌、ギター弾き語りが、なんだか「ご褒美」的な楽しさ・嬉しさに溢れて

いた。特に部活は、根上大会で成果を上げた「昨日の今日」だから、部員達はホントにいい顔で頑張

っていた。 2022.9.12


不意打ちに、秋を感じる。基本、残暑続きの日々なんだけど。早朝の涼しさに、昼間の高い空と雲に、

晩の虫の声に。今週末の地区大会に向けて頑張っているバド部活が終わったのは、18:25。駐車場

に出てすれ違う生徒達のチャリ(自転車)もライトを点けていて、「不意打ちの秋」。 2022.9.13


午後は年休を取って、8月に入退院した加賀医療センターへ。事務室から提出を求められている診断

書を受け取った後は、加賀温泉駅前のアビオシティへ。再来週に近づいた2年生修学旅行用のスラッ

クス(黒と青)と、買い換えのフライパンなどを購入した。その後は片山津温泉総湯に入り、いつもより

早めの晩酌・夕食・ギター弾き語り・読書で一週間の真ん中を締めくくった。 2022.9.14


5限目の定例学年会と放課後(18:30まで!)を使って、修学旅行の打ち合わせ(「しおり」読み合わせ

がメイン)。いつもの粟津温泉総湯には19:30頃到着し、受付のUさんから「働き過ぎ!」と人懐っこい

笑顔で注意された。でも頑張ったから、お風呂がうれしいし、晩酌や食事やギターや睡眠などが「あり

がたい」と思う。「ある」では「ありがたい」と思えない。「ありがたく」しているのは…頑張った結果・成果

・ご褒美! 2022.9.15


加賀地区バドミントン秋季交歓会前日! …なのに、私は放課後2つの会議(校務運営委員会→進学

推薦会議)で部活は欠席。しかも、授業が3・4・5・6限の4連チャン! 会議が終わったのが17:15過

ぎ。前半フロアー練習の部活は、もう終わっていた…。相棒の顧問Sさんに「丸投げ」でご免なさい。 

2022.9.16


夏休みから目標にして頑張ってきた、加賀地区高校バドミントン秋季交歓会が開催された。M先生を

中心とした加賀地区のバド部顧問のみんなで立ち上げた交歓会も、今年で第27回目(コロナ対応の

ため、令和元年・2年度は中止)。寺高バド部の成果は…? 一部男子ダブルスで3位入賞が1組

(ファイナルゲームの4点差をつけたマッチポイントから、まさかの逆転負け)、ベスト8入りが1組

(ファイナルゲームまでもつれたが惜敗)。一部女子ダブルスで1組がベスト8入り(優勝したダブルス

と準々決勝で対戦し、0対2で敗退。ただし、善戦し手応えはあった)。一部男子シングルスで2人が

ベスト8入り(ダブルスでとても悔しい思いをした2年生と1年生の2人)。一部女子シングルスで1人

がベスト8入り。さて、来年の4月の加賀地区大会の目標=「男子は団体と個人ダブルスでファイナ

リスト。女子は団体と個人ダブルスで優勝」の達成に向けたプロジェクトを、いつもの「興味・目標・

練習・希望」の4ワードを意識しながらスタートさせるぞ! 2022.9.17


1日オフはとても久し振りな日曜日。『「利他」とは何か』(2度目。折り目をつけたページの、ポイント

箇所に線を引きながら読んだ)、『中高生のための哲学入門』を読了し、『現代思想入門』(千葉雅也 

著。講談社現代新書)に突入。「利他」については、『イジェアウェレへ』のチママンダ・ンゴズィ・アデ

ィーチェと『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』のブレイディ・みかこの2人が主張する「シン

パシー(なかまうちでの共感心)よりエンパシー(異質な他者達への共感力)が大事」という考え方に

つながった(p.52・53に引用あり。利他は一種のアナーキズム<コロナ禍において、とりあえず自分

にできることをしようと起ち上がった人。政府などの上からのコントロールが働いていない状況下で、

相互扶助のために起ち上がる>という内容)。『中高生のための哲学入門』では、「今こそ公共性

主義が必要」という考え方に納得した。「私でも公でもない第3の領域としての公共。みんながかか

わる事柄なのに、必ずしも行政が面倒を見てくれるものではない領域。たとえば公園(だから、イギ

リスのパブリックスクールは「公共立学校」と訳した方がいいと思う。「公立学校」ではなく)」「そうした

公共へのかかわりを、もっと積極的に行うべきだと主張するのが公共性主義」「公共性主義は社会

にかかわるための態度。18歳になれば誰もが意識して持っておくべき思想。これによって初めて、

意識的に大人としてふるまうことができる」。これらの考え方は、『現代思想入門』で言うなら、「なかま

うちと異質な他者達の二項対立や、私と公の二項対立を、脱構築する(2つの概念を対立したものと

して善し悪しを判断することをいったん留保する。2つの対立する概念は、ものさし=価値観が違え

ばプラス・マイナスが逆になる)」に通じる点が面白かった。「読書は独唱でなく、合唱」。こうやって

読んでいる本がシンクロしてハーモニーを奏でるのは、今の自分がそれを必要としている証拠なんだ

と思う。 2022.9.18


台風の心配をしながら、午前中バド部活。2日前の加賀地区高校秋季交歓会の反省を踏まえ、

来週土曜日の校内ランキング戦や10月2日の能美市選手権大会に向けて、ゲーム中心の半日

練習(ただし、11:00過ぎで終了。台風対策)。OBで大学3年生のN君(元主将の「熱血バドラー」)も

参加してくれて、とても充実した部活になった。午後は、私の卒論テーマ「李贄(李卓吾)」について

発表された最新本『思想史の中の日本と中国 【第1部】歴史の「基体」を尋ねて』(孫歌 著、東京

大学出版会 刊))を、既読箇所を再読しながら「吟」読。「利他」にも「二項対立の脱構築」にも通じ

る「卓吾さん」の、いつまでも「古ぼけない」思想営為に改めて「知己の人」(私のことを知ってくれて

いる人)を感じる。…と書いても、笑って許してくれそうな李さん。私はあなたの、「志」友の1人です。 

2022.9.19


3連休明けの火曜日…と思いきや、台風14号の影響で生徒は1日休校。私は、修学旅行の準備

を中心に出勤。生徒用の「しおり」をベースに、引率者マニュアル(案)を作成した。大学時代に所

属したサークル「ひまわり子ども会」の「やろう会」(毎週土曜日の子ども会とは別に、月1回のイベ

ントや夏のキャンプ、おもちつきなどを企画する少人数チームのこと)を懐かしく思い出しながら。

あの頃「楽しく頑張った」経験が、今の自分を作っている。間違いなく。 2022.9.20


2年生修学旅行の「事前学習=震災学習の授業」を、6限目に実施した。講師は、日本旅行のTさん

(前半)と本校教諭(3年学年主任)のK先生。Tさんは、大川小学校の語り部さんの紹介で声を詰ま

らせていた。K先生は、11年前の実体験(福島県の高校で勤務していた)を踏まえた「震災講話」を

語ることが「使命感に基づく」と、強い気持ちを伝えてくれた。私も、4年前から毎年3月に福島・宮城

を訪れて感じたこと・考えたことを生徒達に伝えたいという気持ちはあったけど、「これで十分」と思っ

た。何と言っても、生徒達の聴く姿勢がとても良かったことに感謝・感激。いい修学旅行になりそうです。 

2022.9.21


3連休前の木曜日。修学旅行の準備も、6限目に実施した生徒達への「ディズニー・アカデミー」動

画視聴をもって終了。引率者・添乗員にとっての引率マニュアルも、5限目の学年会で読み合わせ

→一部訂正を経て完成。連休明けの月曜日は、4限目に結団式と東京班別自主研修の最終チェ

ック。さて、「心の荷造り」はできたので、そろそろ持ち物の荷造りをしよう。 2022.9.22


週末からの三連休初日は、午前中バド部活、午後は15:00過ぎまで月曜日や修学旅行後(すぐに

中間考査1週間前に入る)の授業等の準備を頑張った。その後は「100万ボルト」で、修学旅行で

使うデジカメを購入。20年近く使ってきたデジカメは、液晶モニターが暗くなっていて昼間は不便に

なっていたため。ソニーのサイバーショットWX500のブラックを入手した。いつもの山屋楽器で、アコ

ギの弦3セットと弦潤滑剤のフィンガーイーズを1缶も買って帰った。 晩は、「毎年9月23日の定

番」として視聴している「吉田拓郎とかぐや姫コンサートつま恋2006」のディスク1を、ホームシアター

の大画面と大音量で楽しんだ。今から16年前。愛車VT250で行った。宿の予約が掛川市内や静岡

市内などは満杯で、愛知県蒲郡市に泊まった(到着は零時近く!)ことも懐かしい。もちろん、貴重

なチケットを私に譲ってくれた人のことも懐かしい。視聴後は玄関前で小一時間、アコギ「ノクターン」

を抱いて弾き語り。 2022.9.23


三連休中日の土曜日午前中のバド部活は、11月の新人大会エントリーのための校内ランキング戦。

顧問2人も参戦し、高い緊張感と一体感の雰囲気を醸し出しながら、各コートで熱戦が繰り広げられ

た。特に男子Aグループは、どの対戦も熾烈な接戦になり、ランキングは大幅に変わりそう。この切磋

琢磨が、今の寺高バド部の最高の持ち味! 今後も、まだまだ強くなるし、上手くなるに違いない。 

2022.9.24


3連休最終日は、午後に母とお彼岸の墓参。残暑も納まり日も短くなって、すっかり秋の日。晩には

庭の虫の声に心が落ち着いて、すっきり秋の夜。 2022.9.25


3連休明けの月曜日は、修学旅行結団式(4限目。ここで学年終礼も行い、2年生は放課)があった。

ここでもホーム担任の若い先生方が、学年主任の私の欠けた点を補ってくれて、いい結団式になった。

私からの言葉は、「修学旅行って、キャリア教育の一環だよ。キャリア教育って、キーワードは仕事・

人生・人間だよ。どんな仕事をするか・どんな人生を送るか・どんな人間になるかだよ」。「石巻市は

『いしのまきし』、門脇は『かどのわき』、気仙沼市は『けせんぬまし』と読むんだよ。ちゃんと正しく呼

ぶことが、そこに生きている人達への礼儀だよ」。 2022.9.26


修学旅行初日:5:00起床。朝食はいつも通りしっかり食べて、集合場所の金沢駅へ。生徒達はちょっと

興奮気味、先生方は少し緊張気味。出発式は、「初顔合わせ」の添乗員さん(日本旅行3名の方のお

一人。Hさん)の紹介を中心に短時間で切り上げ、新幹線を乗り継いで(北陸→大宮駅から東北)岩手

県南端の一関へ。バスガイドさんの説明に旅心を高めながら、平泉の中尊寺を見学(金色堂<光堂>

がメイン)した後は、バスで宿のサンマリン気仙沼ホテル観洋へ。夕闇の気仙沼港を左に見ながら、

1泊目の宿に到着。「語り部」で知られる支配人の堺さんによる震災講話の後、夕食。講話では、「被災

者の思い出が詰まった『被災物』。ガレキ(瓦礫)と呼ばれたくない人もいる」「震災後の復興が遅れた

理由は地盤沈下」などのお話が心に残った。講話後の私からの話は、以下の通り。「堺さんは震災後、

ずっと語り部活動をされている。堺さんのお話を聴きたくて泊まりに来るお客さんも多い。堺さんの使命

感や責任感が伝わりましたか? どんな仕事をするのか・どんな人生を送るのか・どんな人間になるの

かについて考えたり、決めたりするための参考にしましょう」。 2022.9.27

              
修学旅行2日目:朝食時に、昨日の震災講話に遅れそうになった数名の生徒にダメ出しをした。「経験

したんだから、しっかり教訓にしてよね」的な。今思えばこの「みんなの前でのダメ出し」が、この後の修

学旅行全行程での「ルールを守り、ルールを大事にする」行動の徹底に一定の効果があったと思う。

午前中はホーム別震災学習。私は、2年3組の生徒達と気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(気仙沼

向洋高校跡)へ。2年前の3月に車で訪れて以来の、気仙沼向洋高校跡など。約12名の3つのグループ

に分かれて、それぞれを担当する語り部さんに案内されながらの見学。最後に、みんなで感想を付箋に

書いて寄せ書きを作った。その中の1枚を紹介します。「東日本大震災でたくさんの人が亡くなり、その人

たちのためにも生きようと思う」。午後は仙台駅から東北新幹線で東京(ディズニーランド近くのヒルトン

ホテル)へ移動。 2022.9.28


修学旅行3日目:いよいよ「東京都内班別自主研修→ディズニーシーに夜まで」の1日。私は、浅草の浅

草寺本堂前でチェックポイント業務→ディズニーランド・ディズニーシーの玄関口駅の京葉線舞浜駅改札

前での到着確認業務。浅草寺本堂前では、生き生きとして楽しんでいる班毎の生徒達を写真に収めた。

ディズニーシーでは、引率の先生達といくつかのアトラクションを回って夕食を摂り、後はホーム担任の

先生達に任せて早めに宿に戻って、到着する生徒達の確認業務を行った。 2022.9.29


修学旅行最終日:午前中は系列別研修。私は、生活・福祉系列の11名の生徒と豊洲市場と築地市場へ。

生徒達には、後者の食べ歩きストリートが楽しかったようだ。皇居周辺の広場にある楠公レストハウスで

昼食を摂った後、東京駅から北陸新幹線に乗車。終点の金沢駅で解散式。私からの一言は、以下の通

り。「みんな、偉かった。ルールを守るだけでなく、ルールを大切にして、この修学旅行を成功させたから。

そのルールがなぜ必要なのかを、しっかり理解して行動できていたから。この大きな成果を、勉強では

来週に1週間前を迎える2学期中間考査に、部活では新人大会や冬の大事な練習に、そして2年生が

中心の生徒会活動に活かして、2年生をさらにいい学年にしていきましょう。2年生がいい学年になれば、

寺井高校はさらにいい学校になります」。 2022.9.30

~10月~

午前中は貯まった新聞+「週刊金曜日」を読んだり、ギター弾き語りでゆっくりした。午後はバド部活! 

翌日の能美市選手権大会に向けて、ゲーム練習を中心に頑張った。 2022.10.1


能美市選手権大会。小学生から社会人まで出場。女子キャプが体調不良で棄権したが、1年生女子の

Aさんがシングルスで3位入賞! しかし、朝の集合時の行動がNG(受付の人達に挨拶ができない。ス

トレッチもいい加減。監督の所に来ないなど)。試合後の監督へのゲーム内容・結果報告が不十分、大

人との試合後にアドバイスを聴きに行かないなどのNGもあったので、解散時に厳しく修正を求めた。

プレー面では、「アンダーハンドストローク(特にロブ)で攻撃できていない」点を指摘し、やはり練習での

改善を強く求めた。 2022.10.2


修学旅行後、土日を挟んだ月曜日。翌日が2学期中間考査1週間前なので、バド部活はこの日の

ミーティング(9月~10月初めに行われた3つの大会=県高校根上大会、加賀地区高校秋季交歓会、

能美市選手権大会の振り返りと、11月の県高校新人大会に向けたもの)後は、しばらく練習ができ

ない。さて、そのミーティングは…。相棒の顧問Sさんが体調不良でお休み、私も会議が入ったため、

いつものワークシートプリントを各自が記入して提出…という形態になり少し残念。でも逆に、この振

り返りを踏まえた新人大会前のミーティングを設定してもいいか! 「禍転じて福と成す」の「成す」だ

ね。「アミダくじに外れなし」がいい意味の他力(阿弥陀物の本願にまかせる)なら、それはいい意味

の自力(道元の「修証一等」。努力や工夫は目的達成と同じくらい価値がある)では? 2022.10.3


コロナ対応に追われた1日。それでも思うのは、「修学旅行前でなくてよかった。修学旅行に行けて

よかった!」です。体調を崩す生徒も出なかったし、天気も大丈夫だったし。あと、今思うのは、修学

旅行後、生徒達とホーム担任・副担任(学年主任の私も含めて)の絆が深まっているということ。

「寝食を共にする」って、こういう成果をもたらすのですね。 2022.10.4


昨日に続き、コロナ対応に追われた1日。それでも思うのは、2年生保護者と2年学年団の信頼関

係の強さ。これも、昨年度から築き上げて強めてきた「絆」なのだと思う。…とにかく、子ども達一人

ひとり、みんながチャーミングだから、保護者も我々も握手できているんだと思う。 2022.10.5


コロナ対応のため、前日の4限目からこの木曜日まで、21H(特進クラス)が学級閉鎖。2年世界

史B受講者全員が21Hの生徒なので、授業2時間分(唐代の中国文化と唐代の周辺諸国)、中間

考査の試験範囲が短くなった。唐の文化を扱う授業の予習として、『李白の世界』(松浦友久 著)

を読み返していたのに…。おっと、これも「運のうち」。考査後の最初の授業が唐代の中国文化って、

すごくうれしい! 2022.10.6


2学期中間考査が始まる10月の3連休前の金曜日。6限目までの授業の空き時間は、試験問題

3つ(世界史B、世界史探究、倫理)の仕上げと修学旅行の報告を本校のホームページにアップ。

放課後から夜(8:30頃、自宅療養中のA君の家に考査時間割や課題プリントなどを届けた)にかけ

ては、コロナ対応を頑張った。ホームページには、復命書提出のためにまとめた文章に、向出撮影

の写真を8枚添えてアップした。写真の中の思い出は、学年主任として最初で最後(おそらく)の修

学旅行の思い出。チャーミングな2年生達と「向出の思い出」。 2022.10.7


3連休(考査前で部活も無いので「ホントの」3連休)初日の土曜日。午前中は雑誌等、ゆっくり読書

など。午後はアコギ(モーリス)の弦を張り替えて、ストローク演奏の曲(吉田拓郎~福山雅治)を弾

き語りなど。以下、最近の読書備忘録。「運は<いい>か<悪い>で表現するものじゃないんです

よ。<使う><貯める>で表現するものなんです。先に<貯める>があって、ある程度貯まったら

<使う>ができる。運は後払いです。何もしてないのにいいことが起こったりしないんです。周囲か

ら<運がいい>と思われている人は、貯まったから使っただけです。」(『運転者』<喜多川 泰 著、

ディスカバー 刊>より)。

「子どもの頃から塚田みほり先生に「無駄な努力をしろ」と言われてきました。(バレエ以外の仕事。

スーパーでの荷出しや老人介護施設の事務職)の経験は回り道のように感じるかもしれないけれど、

人としての勉強になった。『無駄な努力』の話もそうですが、回り道、いばらの道を行ってこそ成長

できると思っています。」(バレエダンサーの二山 治雄さん<朝日新聞 be 「フロントランナー」>

より)。買い置きしてあるマイケル・サンデルの『実力も運のうち 能力主義は正義か?』を読むタイ

ミングが、こうしてやって来た! 2022.10.8


3連休2日目の日曜日。午前中の貴重な晴れ間の時間帯を選んで、車で越前大野へ。偶然イベント

中で、七間通りを中心にたくさんの店が街中に出ていた。お昼頃そんな出店を二つ回って、山芋コロ

ッケ2つと芋汁を食べた。買い物は越前焼のぐい呑み(100円!)と古書(文庫本で福永武彦の『廃市

・飛ぶ男』。新書で池内了<さとる>の『物理学と神』)で、大満足。大野の醤油と味噌とお酒(いつも

の花垣。新酒のひやおろし)も購入して帰宅。晩に読み切った(もう何度目?)ヘッセの『シッダールタ』

から、以下に備忘録を記す。

「知識は伝えることができるが、知恵は伝えることができない。知恵を見いだすことはできる。知恵を

生きることはできる。知恵に支えられることはできる。知恵で奇跡を行うことはできる。が、知恵を語

り教えることはできない。」

「それこそ私の最上の思想なのだ。それは、あらゆる真理についてその反対も同様に真実だという

ことだ!」

「思想でもって考えられ、ことばでもって言われうることは、すべて一面的で半分だ。すべては、全体

を欠き、まとまりを欠き、統一を欠いている。」

「人間あるいは行為が、全面的に輪廻であるか、全面的に涅槃である、ということは決してない。

人間は全面的に神聖であるか、全面的に罪にけがれている、ということは決してない。そう見える

のは、時間が実在するものだという迷いにとらわれているからだ。時間は実在しない…(略)…時間

が実在でないとすれば、世界と永遠、悩みと幸福、悪と善の間に存するように見えるわずかな隔たり

も一つの迷いにすぎないのだ。(略)罪びとは仏性への途上にあるのではない。発展の中にあるの

ではない。われわれの考えでは事物をそう考えるよりほか仕方がないとはいえ。(略)可能なる、

隠れた仏陀をあがめなければならない。(略)世界は瞬間瞬間に完全なのだ。(略)死は生と、

罪は聖と、賢は愚と見える。いっさいはそうなければならない。いっさいはただ私の賛意、私の

好意、愛のこもった同意を必要とするだけだ。」。

この日、大野のあるお寺さんが掲げていた言葉が次の通り。ヘッセの言葉と付合している!

「悲しみあるがゆえによろこびあり 煩悩あるがゆえに菩提あり」「人生における苦しみは 

すべて 如来のはげましである」。あとこういう言葉があった。「これからが これまでを 

決める」。全部、浄土真宗のお寺さん。親鸞の御教え? 2022.10.9

    


保険の営業員Tさんに薦められた『運転者』(喜多川 泰 著、ディスカバー 刊)を一気読み。何度

か涙腺の堤防が決壊した読書体験になった。親鸞と浄土真宗を中心にした倫理の授業でT君が書

いてくれた「ウルトラ80」に、「こんな内容の本がありますよ」とコメントした1冊(T君は次の授業の

「ウルトラ80」で、「読んでみます」と書いていた)。恩や縁、他力や利他などについて考えてきた最近

の読書にジャストミート! 読み終えて、著者の略歴を見たら…『ソバニイルヨ』の著者さんではない

ですか! 5年前のU校長先生の教育実践を思い出します。 2022.10.10


1日、修学旅行の軽減措置を使って、午前中(…と言っても、9時半頃には終了)は、年に1度(に

去年からなった)の北川医師(8年前の手術で主治医の先生)による検診。結果は「再発・転移とも

に無し」。でも、やっぱり1つだけになった腎臓の中に見られる結石に注意するように言われた。

「一病息災」の考え方で頑張る! 午後は、『実力も運のうち 能力主義は正義か?』を読み耽った。

世界史や倫理の授業で紹介したい内容がいっぱいあって、まさに「今、勉強になる1冊」。夕方の

湯浴みは、いつもの粟津温泉ではなく片山津温泉総湯へ。 2022.10.11


生徒玄関で、4日振りの朝の健康観察。100人を越える2年生一人ひとりと朝の挨拶を交わす中で

の一コマ。「みおオッケー」と、私の声掛けを真似して楽しそうに笑いさんざめくIさんとZさん。「真似

しとるやろー」と私も笑顔。…こういうなんでもないことが、幸せ・生きる喜びだと思う。天国や極楽

(浄土)は、ここ・この時にある。 2022.10.12


小中学校の先生達が開催している県社会科教育研究大会「小松大会」に、県高校教育研究会地歴

・公民部会事務局代表として参加。高校側は、小松明峰高校での日本史Bの研究授業(数年前まで

寺井高校で同僚だったTさんが担当)と授業整理会がメイン。授業者のTさんも含めて、寺井高校

地歴公民科の水を飲んだ顔ぶれが「集結」。コロナ禍で中断している研修旅行復活の話で盛り上が

った。Tさんの授業も素敵だったし、研修旅行復活の兆しもすごくうれしかった! 2022.10.13


中間考査最終日の金曜日。午後は3年生の進学志望者対象の校内模擬面接があり、私も 例年

通り面接官役の一人を務めた。担当した3名は、1人が世界史探究、2人が倫理でおなじみの生徒

達。志望は心理学(1人)と理学療法(2人)ということで、私の「得意分野」。まだたどたどしかったが、

3人とも自分自身の言葉で「モチ・持ち・めざし」を話してくれた。モチベーション(志望動機)・持ち味

(自己アピール)・めざし(どんな学生・社会人を目指すのか)の3つについて、具体的・実感的に伝

えられるように準備・練習することをアドバイスした。 2022.10.14


考査明けで、午後からバド部活の土曜日。基礎打ちとゲーム練習の間のメニュー(半日練習の

「メインディッシュ」)は、「オールコートに近いオールショート」と名前をつけたパターン練習→スマ

ドラ(スマッシュのドライブリターン中心)。特に前者は、10月初めに出場した能美市大会の反省点

(ロブで攻撃できていない)を課題に組み込んだ新メニュー。生徒達は、その意義や目的をしっかり

考えて取り組んでいた。県の新人大会まで、約3週間。「今日から新人大会は始まっている」を合

言葉にして、選手達15日と監督2人の17人が、「それぞれ」頑張るとともに、「一丸になって」頑張る。 

2022.10.15


暑いくらいの秋晴れの日曜日。午前中は洗濯や掃除、午後は越前大野で醤油カツ丼の昼食(食堂

ときわ)と日本酒の買い物(南部酒造場で「花垣」、結ステーションで源平酒造の「秋あがり」)。晩は

弦を張り替えたばかりのアコギ(午前中。オベーション)で、秋の夜長に弾き語り。白眉は中島みゆき

の「仮面」。~♪~ねえ 覚えていないでしょ 私 あんたが文無しだった 頃から近くにいたのにさ 

近くで見とれていたのにさ~♫~

2022.10.16


考査明けの土日を挟んだ月曜日。授業は考査返却と、クロームブック(一人一台端末)を使った調

べ学習(考査範囲に登場した人物について調べて・まとめて・自分の意見や感想を記述)が中心。

バド部活は新人大会に向けて、先ずは体力作りのトレーニングを再開した。月曜日メニューは、

「三洋電機トレーニング」と「二水トレーニング」を「いいとこ取り」したもの。どちらも1990年代のもの。

私が初任校の大聖寺高校男子バドミントン部監督の時代に。 2022.10.17


テスト返しが終わった2年世界史Bと3年世界史探究で、通常授業再開。前者は「唐代の中国文化」、

後者は「アヘン戦争」がメインテーマの授業。…やっぱり楽しかった。私には経験はないけど、ビブリ

オ・バトル(「推し」の本の読書を「薦める」合戦)でのパフォーマンスに近いかも…。「推し」の歴史上

の人物や歴史的な出来事の学習を「薦める」パフォーマンスという意味で。 2022.10.18


2年生の「陶郷」(6限目)→ロングホーム(7限目)の水曜日。前者は模擬投票、後者は人権教育

講話。どちらも生徒達は「自分事」として受け止め、積極的・主体的に活動したりメモを取ったりし

ていて頼もしかった。やっぱり修学旅行を成功させることで、2年生は「大人の階段を一つ上った」

んだと思う。…思いたい。 2022.10.19


バド部定休日の木曜日。放課後は、県の教研・歴史公民部会事務局の仕事を中心に頑張った。

いつもより早めに帰宅し、晩酌・夕食の後、アコギの弾き語りを長く楽しんだ。 2022.10.20


中間考査明けの1週間を締めくくる金曜日。放課後は校務運営委員会。2年生からは修学旅行

実施後の参加生徒アンケート集計結果などに基づく振り返り。ディズニーシーも震災学習も90%

以上の参加生徒が「良かった」と答えていて、ホッとした(特に後者の受け止め)。来年度以降の

本校の修学旅行の「よい雛形」になればうれしい。 2022.10.21


午前中はバド部活と中学3年生の部活動体験。今年度は経験者4人・初心者4人(男女も4人ずつ)

が参加してくれた。前者はゲーム練習・後者はノックを、部員達が相手をして教えていた。午後は

金沢市芸術村で、前任校の教え子Y君と「お茶」(れんが亭にて)と近況報告など。注文したピッツァ

「ビスマルク」が「鉄血宰相」をイメージさせる(?)半熟卵とトマトソースが印象的なお味で、とても

美味しかった! 晩に初任校でお世話になったU先生のお通夜があり、U先生の優しいお人柄を

偲びながら遺影に手を合わせた。 2022.10.22




新人大会前ということで、日曜日も午前中はバド部活。昨年度以来「おなじみの」、小松北高校が

来てくれて合同練習会。ダブルスのゲーム練習はトーナメント(敗者にはコンソレ有り)形式で行い、

男子の2番手ダブルス(男子主将のU君と本校シングルスランキング3位のT君)が第1シード(ラン

キング2位のI君と顧問のS先生。1位のN君はオーキャンで休み)と第2シード(女子の1番手)を

降して見事優勝! 小松北高校の部員は、シングルスで頑張ってくれた。男子の2人は、翌日から

平日の練習にも本校に来てくれるということで、今後とも切磋琢磨していきたい。 2022.10.23


放課後に定例の職員会議が開かれた月曜日。職員会議の後は別の会議。その後は保護者対応

と「大車輪」の1日だった。バド部も、卒部した3年生が部活の様子を見に行って「やばいくらいたる

んでいる(一部の部員が目立つ)」と訴えてくれて、相棒のS先生が雷を落とした…という波乱が

あった。それでも、否、それだからこそ充実した月曜日になったと思う。 2022.10.24


3年倫理の授業は、福沢諭吉と中江兆民、新渡戸稲造と内村鑑三を取り上げ、それぞれ比較して

特長をあきらかにする内容。受講生徒全員が特進クラスということで、授業への「食いつき」がすご

くいい。振り返り論述の「ウルトラ80」では、諭吉の自由主義的な個人主義と鑑三の無教会主義に

ついての素直な意見や鋭い指摘が述べられていて、とても感心した。 2022.10.25


「思う」ではなく「想う」。それは「相手の心」になってみること。想像力。 2022.10.26


バド部活が定休日の木曜日。放課後に、3年生のNさん(バド部)の面接試験指導。2度目の練習

でそこそこ仕上がり始めているけど、「絶句」してしまう場面が2度あった。そうならないためのコツや、

そうなった際の対処方法をNさんに伝えたら…涙が…。「どうしたの?」と訊いたら、「ホッとしたので」

とのこと。「バド部で一番の頑張り屋さん」のNさんの力になれて良かった。嬉しかった。 2022.10.27


3年倫理の授業は夏目漱石と森鷗外の比較がメインテーマで、前者は『こころ』を後者は『舞姫』を

紹介しながら、漱石の「自己本位(他者の自己も尊重)」「私の個人主義(他者の個人主義も尊重)」

の考え方と鷗外の「諦念(レジグナチオン。個人の自由よりも共同体に対する責任を重視)」の考え

方を説明した。「現代文の授業みたい」だったと思う。そういえば、社会の先生じゃなかったら国語

の先生になりたかったっけ。 2022.10.28


1日オフは2週間振りの土曜日。家事を終わらせ、積ん読状態だった雑誌(『キネマ旬報』、『週刊

金曜日』、『遼(司馬遼太郎記念館 会誌)』)を読み終えてから秋晴れの越前大野へ。食堂「一福」

で醤油カツ丼に舌鼓を打った後、久し振りに大野城址まで「プチ登山」。最後に南部酒造場で地酒

「花垣」を2本(純米大吟醸と季節限定の生酛<きもと>純米無濾過原酒)を買って帰宅。母と墓参、

粟津温泉総湯。ホームシアターで「柳生一族の陰謀」鑑賞。おやすみなさーい。 2022.10.29




前々任校の小松高校を会場に、午前は男子・午後は女子のバド部練習試合が行われた。取り仕切

るのは、今年の4月から「念願の」母校への異動を果たしたK先生(私が勤務していた時期の男子

主将の一人。大学でも体育会でバドを続け、今も現役プレーヤー)。男子はK先生の前任校の金沢

泉丘、金沢伏見と小松高校・本校の、女子は大聖寺高校、小松ジュニア(K先生の「古巣」)と小松

高校・本校の「4つ巴」で、団体戦の形式を中心にたくさん試合ができた。今は育休中の旧姓Y先生

も小松高校バド部出身で、私がいた頃の女子主将。K先生とY先生が小松高校バド部顧問・監督って…

やっぱりうれしい! 2022.10.30


十月最後の月曜日。朝の健康観察から「放課後フル(ハンドボール部が休みで、15:20~18:20の

3時間体育館が使える)」のバド部活まで頑張り、晩は19:30~20:30頃まで町内会の寄り合い(私は

昨年度から2年目の会計)で頑張った。帰宅後は遅めの晩酌をして「バタン・キュー」(キュー・バタン

か?)。 2022.10.31

~11月~

11月の初日。2年世界史Aの授業は「ナポレオンの栄光と没落」、2年世界史Bの授業は「チンギス

=ハンとモンゴル帝国」。アレクサンドロス大王と併せて「世界史3大英雄(独裁者・侵略者の顔も)」

の2人を同時に授業で紹介・説明するとともに、2人に対する私の考え方を提示・説明した。そして、

ナポレオンの「ブリュメール18日のクーデタ」の「ブリュメール」が「霧月」で、日本の11月の呼び名が

「霜月」であることに気が付いた。 2022.11.1


陽射しが暑いくらいでも、風が心地よい秋晴れのマラソン大会。すごく手前味噌だけど、バドミントン

部員がよく頑張った。女子はベスト3を独占(女子主将のSさんは2位)し、11位までに部員6名の内、

5名がランクイン。男子もベスト10に1名(男子主将のU君)が入った。あと、2年生の好成績も顕著

だった。また、生徒会執行部(生徒会長・副会長を初めとする7名中6名が2年生)も自分達で企画

した消防署の方への感謝の言葉表明と色紙贈呈(マラソン大会に併せて地震避難訓練も開催)に

活躍した。午後はバド部活。来週の今日が新人大会初日・団体戦ということで、ゲーム練習を中心

に頑張った。練習後には、顧問2人から「マラソン大会頑張ったで賞」のお菓子やアイスをうれしそう

にもらい、食べていた。 2022.11.2


1日オフの文化の日。午前中は布団干しやプチ掃除、そして「文化の日」らしくまとまった読書(『橋の

ない川』。20年振りに書き下ろされた第7巻。120頁に及ぶ「夜の稲刈り」の章)。午後は5月以来(?)

の、片野海岸でのアコギ弾き語り2時間越え。色々充電できた休日になった。 2022.11.3


6限目は後期新人大会(インドアの運動部が中心。一部の文化部も)の壮行会。3年生卒部後の2年

生が中心のチーム。バドミントン部は、男女併せた代表としてU君が決意表明。いつものことだけど、

自称「寺高広報カメラマン」とばかりにスマホでたくさん写真を撮っていたら、2年生のKさんやNさん

が「先生、今日もカメラマン頑張っとったね」と笑顔で声を掛けてくれてうれしかった。 2022.11.4


「今日の練習テーマはダブルスの決定力の向上」とホワイトボードに大きく書いて、ネット前での「決め球」

を手投げノック(コート中央付近で相手の足下を狙って「誘い球」のクイックスマッシュ→ネット前で「決め

球」)で練習した。「決め球」は6種類で、それぞれを「擬音語・擬態語」で表現した。①フォアでパワー

プッシュ「ドカン」 ②バックでパワープッシュ「バコン」 ③フォアでクイックプッシュ「ビシ」 ④バックで

クイックプッシュ「バシ」 ⑤フォアでプッシュと見せかけたヘアピン「ふわり」 ⑥バックでプッシュと見せ

かけたヘアピン「ぶらり」と。「バコン」「バシ」「ぶらり」は、バックハンドでの「決め球」。生徒達には分か

りやすく、教える側もアドバイスの際に言いたいことが伝えやすいのでは(自画自賛)。ちなみに、「パワー

ショット」は肩を中心に身体全体を使って打つこと、「クイックショット」はテイクバックを小さくして肘とリスト

を使って打つこと。この練習に「ダブルスラリーの入り口練習」(ショートサーブ→ロングプッシュとハーフ球

を後方の相手のバックサイドに打ち分ける→甘くならない返球→4打目からはフリー。ここでコート中央

付近での「誘い球」のクイックスマッシュやネット前での「決め球」6種類を意識させる)を組み合わせた

後、ゲーム練習。あー、今日もいい練習ができた!(じがじーさん?)。 2022.11.5


この日も秋晴れのいい天気。まさに最高の「秋のバイク日和」なのに、「相棒」のVT250F「スイミー」は

廃車…と思いきや、村上モータースのマスターのブログの写真に私の愛車が写り込んでいた! 注文

したCB250Rはいつ納車できるか分からない状態が続いていて、待つのが辛くなってきた。ネットでは

VTR250やVTR250Fに目が行ってしまう。前者は新車も購入可能だし、後者はハーフカウルのルックス

が「相棒」に似ていて「やっぱりこっちがいいなぁ」と思ってしまったり…。とにかく近いうちに、村上モータ

ースに行ってマスターと話をしてみようと決めた。 2022.11.6


11月5日(土)の朝日新聞朝刊「多事『奏』論」からの引用です。「たしかに『多数決は民主主義』では

あるだろう。カネや身分の違いでものごとが決まるのではない。(略)しかし『民主主義は多数決』では

ない。多数決なんて、民主主義を構成する要素の、ごく一部だ。決め方はいろいろある。あったほうが

いい」。さて、「○は☆ではあるだろう。でも、○は☆そのものではない。なぜなら、○は☆を構成する

要素の一部に過ぎないから」という定型文にしたら、他にどのような具体例があるだろう。「学校は

教育ではあるだろう。でも、学校は教育そのものではない。なぜなら、学校は教育を構成する要素の

一部に過ぎないから」とか。 2022.11.7


皆既月食の火曜日。新人大会前日のバド部活は、10分間のアップ(ダブルスのペアでシャトルを打ち

合う)の後、団体戦・個人戦それぞれをイメージしたゲーム練習。練習終了時には、「夏休みから目標

にしてきた県の新人大会」「9月の県の根上大会・加賀地区交歓会、10月初めの能美市の大会を頑張

ることで、着実に競技力を高めてきた」「その競技力を試す・発揮する最高の舞台」というような話をした。

男子も女子も、「自己ベスト」な大会にして欲しいです。 2022.11.8


県の新人大会初日。私は男子会場で本校が当番校。団体戦は1回戦の鶴来高校に3-0で快勝

した後、2回戦のベスト8決めの対戦校は「まさか」の金沢二水高校。小松高校のシングルス2番手

のH君が、団体戦の勝敗を決める第3シングルスで途中足を痛めて(太ももの肉離れ?)逆転負け

したことから。予想外の展開にとまどいながら、3つのコートを使って9月初めの県の根上大会と同

じ顔合わせ(ただし、ダブルスは本校が逆のオーダー)で激突。結果は…第1シングルス(根上大会

では1ゲーム取った)のセカンドゲームがデュースで競った以外は完敗。本校も根上大会の後、個人

の競技力とチーム力を高めてきたが、二水はそれを上回っていた。本校生徒が抱いている「金沢

地区は強くて加賀地区は弱い」という「格下感」を払拭することが、来年の加賀地区大会や総体で

結果を出すためには絶対必要。それを痛感させられた。個人戦では、本校2番手ダブルスが二水

の4番手ダブルスに競りながらも快勝。こういった成果を積み重ねていくために、金沢地区のチーム

との練習試合をセッティングしていきたい。マジで! 2022.11.9


県の新人大会2日目。本校の男子バド部の成績は、個人戦ダブルスで2組が3回戦に進出し、正規

ポイントで挑んだが敗退(2回戦までは15点3ゲーム。正規ポイントは21点3ゲーム)。どちらもジュニ

ア経験者と高校始めの初心者のペアで、県大会で2回勝ったことは素晴らしい。この後、シングルス

個人戦での頑張りを期待したい。 2022.11.10


新人大会3日目。個人戦シングルスの2回戦の続きからベスト32決めまでの試合があった。本校

生徒はランキング1番手のN君(1年生)と2番手のI君(2年生。7月に入部)が、ダブルスと同じく3

回戦に進出した。3番手のT君(2年生)のファイナル・フルカウントでの惜敗も印象的だった。N君と

I君には成功経験の大切さを、T君には失敗経験の大切さを伝えた。 2022.11.11


新人大会4日目最終日。ベスト32以上の試合なので、本校生徒は当番校としての業務(午前中の

み)のため会場に入り、審判の補助員等を本当によく頑張った。準々決勝までのハイレベルなゲー

ムを間近に観戦し、正午に解散した後も残って観戦を続ける生徒がほとんどだった。このバドミン

トンに対する興味が研究心を高め、競技力の向上にきっとつながっていくと思う。「好奇心・研究心・

向上心」の3つの心の高まりが頼もしい! 2022.11.12


甥(妹の長男)のI君とパートナーのMさんの「入籍お披露目会」が、いつもの顔ぶれ(82歳の母を

中心にした子どもの私と妹と孫達の6人)にMさんが加わって、いつもの「ひるよる食堂オオハタ。」

で11:30~14:00に開催された。主役のMさんは最初は緊張して固くなっていたが、「リケジョ」として

のプロフィール(海洋鉱物の研究が専門。高知大学卒→金沢大学大学院卒)を話す頃にはほぐれ

ていたようだった。それをフォローするI君(千葉大学部→大学院卒の「リケダン」)が可愛くて頼も

しかった! 2022.11.13


約1週間振りの学校。生徒玄関での朝の健康観察では登校する2年生全員の名前を呼んで挨拶

を交わし、授業では2年世界史B(イスラーム世界史の最初の授業)で自己採点95点のいい授業

ができた。…ん、こんな歌の文句を思い出した! ~♪~会えない時間が 愛育てるのさ 目をつ

むれば 君がいる~♫~ 2022.11.14


放課後に昨日できなかった(私が午後、出張)バドミントン部の新人大会振り返りミーティングが行

われた。「自分の試合を振り返って良かった点・修正が必要な点」「今後の課題(個人とチーム全

体)」について、部員が一人ずつ発表した。その中で1年生男子のN君(シングルスランキング1番

手)が、次のように発言してたのが印象的だった。「個人戦でも、自分一人で試合をしているんじゃ

なくて、チーム全体で試合をしていると思って頑張る」。…あ、心に来た。この視点や心構えを梃子

(てこ)にして、冬の練習に精進したい・させたい。 2022.11.15


2年生の「総合的な探究の時間」=「陶郷」の節目になった水曜日。6限目はベネッセのOさんを講

師に招いて「基礎力診断テストの振り返り」(昨年度に初めて実施)と「4大・看護コース」の英語問

題演習の2本立て、7限目は志望進路にもとづいた各コース(「4大・看護コース」「短大・公務員コ

ース」「専門学校コース」「就職コース」)別学習のコース開き。私は「短大・公務員コース」の担当と

して数日前からパワポのスライドを準備し、この日は本校のこれまでの進学・合格実績や学習を

始めるに当たっての心構えなどを説明した。「自分のために。同時に、チームのために頑張りま

しょう!」とアジテーションした。 2022.11.16


『運転者』(喜多川泰 著。代表作の一つ『ソバニイルヨ』を、数年前に読んで感動!)を薦めてくれ

たTさんからショートメールが届いていて、すぐにアポ確認の電話を返した木曜日。バド部活は定

休日。放課後に2年生の4年生大学・看護医療系専門学校志望生徒(一部、短大志望者)対象の

放課後補習の説明会が行われた。私は「人間は過去や未来のいつかには生きられない。生きら

れるのは今だけ」という話や、「もったいながる(知識や解法を忘れないこと)・自分のために頑張

る・チームのためにも頑張る」ことの大切さについてスピーチした。 2022.11.17


新人大会後の「長く感じた」1週間最終日の金曜日。5限目と6限目の2年世界史Aの授業は「資

本主義経済体制のマイナス面にダメ出しした社会主義経済体制とは?」がテーマで、昨日の5限

目の授業のリベンジができた。今年度は3つのセクションの2年世界史Aを担当していて、2年学

年主任の私としては他の科目以上に「魂を込めた」授業に取り組んでいる。この日の授業は、か

なり成功した…と思う。 2022.11.18


午前中から学校に行き、来週の授業や学年行事に向けた仕事を済ませ、昼食は久し振りに近く

の中華料理店「香林」で「看板メニュー?」の焼き飯を美味しくいただいた。午後は新人大会明け、

最初のバド部半日練習。12月に定通(定時制・通信制の高校)の大会を控えた小松北高校が来

てくれて、トレーニングからゲーム(テーマは「低い姿勢で、軸足を浮かせない」「2~3つのバリエ

ーションを使い分ける」など)まで、充実した練習ができた。 2022.11.19


ずっと楽しみにしていたアニメ映画の新海誠監督最新作「すずめの戸締まり」を、いつもの福井コ

ロナワールド(アピタと併設)で観てきた。6年前の「君の名は。」、3年前の「天気の子」に続く3部

作(?)の公開は先週の11月11日から。この日もお客さんが一杯入っていて、一番驚いたのは映

画が終わってシアタールーム(シネコンなので)に照明が入って明るくなるまで誰一人席を立つ観

客がいなかったこと(何人かの人は拍手していた)。主人公のすずめ(鈴芽。母はつばめ「椿芽」)は、

4歳の時に東日本大震災を経験し母を亡くした高校2年生。母の妹(叔母)に育てられて宮崎県に

暮らしている…ネタバレNGなので、ここまでにしておきます。サントラCDも買って帰り、その世界観

に浸ってしまった。あと2回は劇場で観たい、傑作ロードムービー(宮崎→愛媛県の八幡浜→神戸

→東京→福島県? 宮城県?の被災地)! 本校2年生には、修学旅行の「事後学習」としても

お薦め! 2022.11.20


昨年度から始まった「運動部合同トレーニング」が、放課後に第1体育館(バド部のホーム)で行

われた。バド部員はもちろん全員参加で、私も最後まで一緒にトレーニングメニューを頑張った。

17:30に終了した後、バド部は普通に18:30頃まで練習。本校バド部の「アスリート感」(チャンピオ

ンシップで頑張る)が、益々高まっていると思う。 2022.11.21


3限目の3年倫理はカントの授業。Mさんが振り返り論述「ウルトラ80」で書いてくれたのは、「最強

の哲学」というタイトルで、「カント哲学がもっと世界に広まって欲しい…というか広まらなきゃいけ

ない」という内容。「カントは理性万能主義を批判して、『頭の理性』(理論理性、純粋理性)より

『心の理性』(実践理性)が大事と主張したのです」は、私のカント哲学解釈。「それはパスカルが、

『幾何学の精神』(論理的で科学的な思考)より『繊細な精神』(直感的で先験的な心情)が大事と

主張したことにつながりますね」と、前回の授業と接続させながら。 2022.1.22


バド部活もオフ(体育館のワックスがけのため)になった「勤労感謝の日」。午前中は、久し振りに

このホームページのメニュー更新。具体的には、3年倫理の授業振り返り論述「ウルトラ80」名作・

力作集(私が学年主任を務めた2年前の3年生の授業)の整理とアップ。「読書と芸術(ギター弾き

語り)の秋」を満喫した。大きな洗濯とプチ掃除もできたし…よい「勤労ご褒美の日」になった。 

2022.11.23


「今のままではヤバイ…」という危機感を共有した2年学年会。翌日5・6限目の講演会の後、「ミニ

学年集会」を設定することにした。NGな生徒達に「イエローカードを出す」のは、もちろん学年主任

の私。放課後の期末考査前学習会の自習の態度もあまり(かなり)よくなかったので、しっかりスピ

ーチの「シナリオ」を準備して、ウズウズしながら明日のミニ学年集会を楽しみにしている。気分は

「わからんちんは とっちめちん」の一休さん。 2022.11.24


5・6限目の講演会は、北陸学院大学教授の田中淳一さんが講師による「災害とボランティア」が

テーマのお話。2年生は多目的ホールで、ズームによるリモート視聴。田中さんの講演の結びに

驚いた。初任校で私が執筆した「平成3・4年度石川県教育委員会指定高等学校生徒指導研究

推進校 研究報告書」(広義の生徒指導なので、学習指導や生徒会活動指導も入っていて、私は

後者の取組「歩こう石川縦断の旅」と「錦城養護学校<今は特別支援学校>との交流会」担当)

の結びの内容とほとんど一致していたから。以下に引用(私の文章)「手話で『ボランティア』を意味

する言葉は、これまではこのように表されていたという。掌を上にした両腕で下から支えるジェス

チャーである。それが、この10年の間に次のように改められた。離された右手と左手を下にして人

の両足の形を人指し指と中指で作り、両側からお互い歩み寄るという美しい『言葉』に替えられたの

である」。これはボランティアの意味(意義や価値)が、次のように見直されたということを説明して

いる文章で、「してあげる」のようにボランティアを提供する側だけではなくて、「うけとってくれる」

(中島みゆきの歌詞にもあった! ~♪~ほら 僕も もらっている~♫~)のようにボランティアを

受ける側の主体性も大切にするようになった(相互主体性)ことと、お互いに人間性を高め合うと

いう相互波及性(「相互感化性」という言葉を作ってみた)が重要視されるようになったということを

述べている。田中さんはマイクを司会者に預けて実際に手話を披露されていたが、リモート視聴

なのでカメラはパワポのスライドを写しているだけだったので、すかさず私が生徒達の前に出て

この手話を紹介した。そして、「ボランティアは人間性のコラボレーション」という考え(哲学?)を

踏まえて、講演会後のミニ学年集会とそのために昨日から準備したスピーチを10分と少しの時間

話した。以下に概略。「『授業妨害者』と『自習妨害者』を、私は『全力で応援しない』。私が学校

推薦の基準で一番大切にするのは人間性。いつでも行儀よく真面目でいなさいと言っているんじゃ

ない。授業や自習なら『休み時間と勉強の切り替え』、部活なら『休憩時間と練習の切り替え』

(スイッチのオンとオフ)を要求している。頑張りたい人や頑張らなきゃいけない人が頑張れる授業

や自習や部活動を、指導者と生徒でコラボレーションしてほしい」。「全身全霊」で訴えることが

できたと思う。3人の担任の先生方のアシストもあって、生徒達は顔を上げてしっかり聴いていた

と思う。伝えたことに満足してしまうのではなく、伝わったかどうか(改善できているかどうか)を

確認していくことがこれから大事。 2022.11.25


ずいぶん久し振りの「料理ネタ」。いただきものの大きな大根をどうやって食したものかと考えながら、

とりあえず4㎝くらいの厚さの輪切りにして大量に大根おろしを作り、大きめのお碗に盛りつけて

醤油で味付けした。メインディッシュは餃子と野菜炒め。その餃子と野菜を「大根おろしフォンデュ」

で食べてみたら…すごく美味しかった! 2022.11.26


昨日は越前大野に行き、紅葉に映えるお城の近くでお結び(前の日に野球部のマネージャーが握

ったもの。フードロスを減らす取組)を食べた。寺町通りを中心にした散策も、久し振りのモモンガ・

コーヒー店でのひととき(ブレンド・コーヒーの美味しいこと!)も楽しくて、南部酒造場では「花垣」と

「茶の木屋」をそれぞれ1本ずつ購入。…で、日曜日は家で「秋の読書」三昧。『橋のない川』第7巻

(住井すゑ 著。新潮文庫。第6巻刊行後20年振りの作品で「残念ながら」最終巻)を読了し、『現代

思想入門』(千葉雅也 著。講談社現代新書)は第3章フーコー~社会の脱構築~までを味読。前者

の解説には、次のような指摘があった。「日本の文学の土壌では大河小説は育たないのであろうか、

との思いは長く私につきまとっていた。~中略~だがちがった、私は戦後『橋のない川』に出会った。

結論として言おう、『大河小説中の大河小説』、それはまさしく正真正銘のそれだった。住井すゑさん

の『橋のない川』」(寿岳章子)。ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』のように、「永遠の未完成」で

宙づりになって今も「君たちはどう生きるか」を問い続ける『橋のない川』。もう、今生(こんじょう)で全部

を読み返すことはないかな…と思う。だからこそ、『橋のない川』の思想や想いを体現して生き抜きたい! 

2022.11.27


長く感じた月曜日の1日。6限目の2年世界史Aは、「授業デストロイヤー」とその生徒に便乗する生徒

達への「お説教」(約15分! 金曜日に伝えた事が伝わっていない現実!)。放課後は会議と保護者

対応。とにかくいつもの粟津温泉総湯で「湯治」…否! 「湯癒(とうゆ。温泉に癒やされること)」。帰宅

後は越前大野の銘酒「花垣」をいつもよりたくさんいただき、ギター弾き語りもハイテンションで。…ん、

「苦しみがあるから楽しみがある」ということ! 2022.11.28


県の高等学校教研地歴公民部会の常任幹事・部会幹事研究協議会が、校長が会長の金沢辰巳丘

高校で開催された。主に今年度の研究紀要の作成と、次年度からの事務局を担当する学校のローテ

ーション案(画期的!)について協議した。とてもスムーズに進み、特に前者の執筆者選定では若い

先生方が自主的に執筆を引き受けてくれて嬉しかった。あと、副会長のY先生(金沢向陽高校の学校

長)による、結びの挨拶での話が素晴らしかった。「地歴公民科…というか社会科は、生徒達が自ら

学ぼうとする力をつけるために、一番活躍できる教科。幅広いジャンルで興味・関心を高めて、知識

を増やし技能を高める教科。思考力・判断力・表現力も、ベースは知識・技能。一人一台クロームブ

ックとかICT教育の落とし穴は、分かった気になるだけで身につかないこと。そのことに気をつけながら、

クロームブックやICTを活用しましょう」(一部改変)といった内容。こうやって「社会科スピリット・社会

科魂」が継承されていくんだなぁと実感した。Y先生は日本史教育の「大家」。私もY先生のように、

有終の美を飾りたい。ありがとうございました。 2022.11.29


朝、勤務校に車を走らせながら、2つの事を考えた。一つは来年度の「3年生 学年目標」(少し気が

早いけど)で、もう一つは「歴史的思考力とは何か」について。前者は次の通り。「知識・技能、思考力・

判断力・表現力、主体性・人間性のパワー7を高めて、進路目標達成」。後者はこれ。「それは3つの力。

タテとヨコで逆算できる力とタテとヨコで比較できる力。そして逆算力と比較力を駆使して、今現在と将来・

未来の世界(自国と国際社会)のあるべき姿を構想し実現しようと工夫・努力できる力」。タテは時間、

ヨコは空間。タテの逆算は時系列の因果関係、ヨコの逆算は地政学的な相互影響関係の解明。タテの

比較は時系列の連続性と断続性、ヨコの比較は地政学的な共通点と相違点の解明。…このことは、

引き続き考えて言葉にしていきたい。 2022.11.30

~12月~

師走の初日は2学期期末考査の初日。2年生の登校状況に一安心。午後に会議が二つあったが、

14:45から2時間年休を取って木場潟へ。時々小雨が降る中、傘を差して6.4㎞を歩いた。色んな事を

考えながら、それらを心で言葉にしながら。 2022.12.1 


THE ALFEE 久々の金沢コンサート。スペイン「無敵艦隊」チームに逆転勝ちして決勝トーナメント進出

を決めた劇的なサッカーのワールドカップに触れた、タカミーのコメントもあった。今回のライブはいつ

もの興奮と感動にプラスして、高見沢氏の詩の世界(特に恋愛論・それも失恋論)を堪能できたと思う。

ライブの後は、大豆田の居酒屋「いいとこ鳥」で「私的(詩的?)フルコース」を満喫! 2022.12.2


ライブの夜が明けて快晴の金沢。映画を観るつもりで入った金沢イオン(結局、観なかった)のホビー

店で、HONDA VT250F Ⅱ型バイクのプラモデルを発見! 即購入。その後は金沢港に向かい、近くの

大野(醤油の5大産地の一つ。越前大野が入っていないのは残念)にある「からくり記念館」を見学。

「文系と理系の垣根を越えていた」大野弁吉について、詳しく学ぶことができた。そのまま海沿いの道

を走り、小松の安宅神社近くの海岸へ。少し波打ち際を歩いて帰った。 2022.12.3




午前中は町内の大祓いで白山神社へ。去年に続いて町内会の役員(会計)として、玉串(たまぐし。

常緑樹のサカキに紙の幣<ぬさ>をつけて神前に供えるもの神霊が依ってくるものとされる)を奉納

した。午後は読書。『現代思想入門』(千葉雅也著 講談社現代新書)を読み終え、『自分を知るため

の哲学入門』(竹田青嗣著 ちくま学芸文庫)へ。ここからは「読書 備忘録」。前者は本編の結びの

言葉から2つ。「現代思想は、秩序を仮固定的なものと見なし、たえず逸脱が起きながらも諸要素が

なんとか共存する状態を考察している…(中略)…逸脱的で芸術へと向かう生き方をいかに弁護する

かという問題に取り組む」「私がこのようであることの必然性を求め、それを正当化する物語をいくら

ひねり出してもキリがありません。今ここで、何をするかです。今ここで、身体=脳が、どう動くかなの

です」。読書中の後者については、読了後に紹介します。 2022.12.4


2学期期末考査3日目の月曜日。「ハレの日」の考査期間中のあれこれに、「ケの日」の考査明けの

日々のあれこれを思う。もちろん両者のプラス面を…「免疫力を上げてくれる」生徒達や先生達との

あれこれを! 免疫力の話は、一昨日の THE ALFEE ライブでの坂崎氏のMCにインスパイアされた

もの。 2022.12.5


期末考査4日目は、担当科目の試験のほとんどが実施され、スペシャル「採点デイ」に。2年世界史

Aを一緒に担当(私が4分の3セクション)しているM先生が「病欠」ということで、2年生全員の世界史

(AとB。世界史が必修科目なので)を採点した。学年主任として…嬉しかったり、ホッとしたり、残念

だったり…。 2022.12.6


期末考査最終日の水曜日。バド部活は11:00から約2時間、「慣らし運転」的な練習メニュー。私も

基礎打ちからパターン練習、ゲーム練習まで頑張った。やっぱり、シャトルを打つと免疫力が上がり

ます! その後、採点と提出課題チェックも終え、粟津温泉総湯で湯浴みして帰った。 2022.12.7


期末考査明けの木曜日。2年世界史Aは、「映画で学ぶ世界史 『ラスト・サムライ』①」。主演はトム

・クルーズと渡辺謙(真田広之や小雪も共演。子役で池松壮亮<いけまつそうすけ。主演の「シン・

仮面ライダー」が公開間近>も)。視聴途中で眠ってしまう生徒は皆無。3回の授業を使って視聴し、

2年生達が書いてくれる感想・意見が楽しみ! 2022.12.8


放課後、バド部活のトレーニング練習を終えた後、村上モータースの「若マスターのマザー(先代の

お連れ合い)」からスマホに電話がかかってきた。「CB、届きましたよ。いつでも納車に来てください

ね」と。来年1月になる予定だったが、早くなったとのこと。…あまりにうれしくて、2年のホーム担任

(3人みんな職員室にいた)全員に「バイク、届いた!」と報告。「もう名前をつけていて、バイクの

名前はキャンディ。理由は、車体のカラーがキャンディ・クロモスフィア・レッド(砂糖菓子・彩層・赤色。

彩層とは、太陽の表面を取り囲む赤い気層)だから」なんてことも問わず語りに…。もちろん、36年

連れ添ったVT250「スイミー」のことにも触れて…。明日は土曜日、天気も良さそう。納車だ! 

2022.12.9


相棒のS先生にバド部活をお任せして、念願のCB納車(東京のバイクショップで新車のVTを納車

したのが36年前)のつもりでママチャリ(でも3段変速付きの優れもの。「春風号」)に乗り、約2時間

かけて寺井の村上モータースに到着。店内の真ん中に、ピカピカのCBが…(^_^)。「ようこそ!」と

「店長のお袋さん」からの労いの言葉とコーヒーをいただきながら、新しい連れ合いのCB「キャンディ」

を眺めていたら、「あれ? バックミラーとナンバープレートが付いていないぞ…」。先客の対応を

終えた店長さんが言うには、「来週には乗れるように整備と手続きをしますね」(^_^;)。住民票を渡し

支払いを済ませて、CBの使用説明書等をもらって帰途についた。山代温泉の自宅まで、今度は

約3時間。途中、太腿とお尻が痛すぎて木場潟で休憩。でも、こんな風に受け止めてみた・受け

取ってみた。「バックミラーもナンバープレートも付いていなくて、バッテリーも燃料も入っていない

『ウア・CB(ウアはドイツ語で「原型」)』に逢えたし、シートに跨がることもできたし最高! あと、

好天の下のサイクリングでいい運動にもなったし、ずいぶん久し振りだった「春風号」もしっかり

走ってくれたし!」。そして、大きな楽しみが「来週にも」できた! 2022.12.10

  


家事と読書が中心の日曜日。前者は、掃除・洗濯にプラスして部屋の模様替え(冬バージョン)。

後者は、『茶の本』(岡倉覚三 著、村岡博 訳 岩波文庫)の一気読みが中心。備忘録として、

次の箇所を紹介します。…あ、岡倉覚三は岡倉天心(美術評論家・思想家。英文著書による日本

文化紹介者)のことです。「近ごろ武士道-わが兵士に喜び勇んで身を捨てさせる死の術-について

盛んに論評されてきた。しかし茶道(さどう)にはほとんど注意がひかれていない。この道はわが生の術

を多く説いているものであるが。もしわれわれが文明国たるためには、血なまぐさい戦争の名誉によら

なければならないとするならば、むしろいつまでも野蛮国に甘んじよう。われわれはわが芸術および

理想に対して、しかるべき尊敬が払われる時期が来るのを喜んで待とう」。武士道のプラス面=ノーブ

レス・オブリージュ(選良の義務)や卑怯なことはしない・弱い者を守るという考え方も素晴らしいと思う

が、茶道のプラス面(ん? マイナス面ってある?)=茶の湯によって精神を修養し交際の礼法をきわ

めることも大事だと思う。倫理の授業では前者にしか触れていない(新渡戸稲造と内村鑑三)ので、

後者と岡倉天心の思想にも触れるべきでは? 2022.12.11


放課後、部活動合同トレーニングが実施された。前回の反省(インストラクターの先生が説明をして

いる時に、話を聴かずにお喋りしている生徒が多かったこと)を踏まえて、担当のE先生(一緒に本校

に赴任したハイ・バイタリティの数学 & 陸上部監督)が上手にファシリテートしていた。私は前回同様、

全メニューをこなす(ヨガ的なトレーニングには、きつくてついていけないメニューもあった)ことができた。

17:30頃に終了したら前回同様、バド部員がポールを立てたりネットを張ったり…。「アスリート色」の濃い

バド部の生徒達が誇らしい! 2022.12.12


2学期成績等の提出締切の火曜日。「師走」な日々を、自己ベストで突っ走っているこの感じ…。一種

のランナーズ・ハイ? お陰で晩は、粟津温泉と家飲みとアコギ弾き語りで大盛り上がり! 

2022.12.13


期末考査後初の「陶郷」(2年生のキャリア教育の中心)の授業が6限目にあった。前回から進路志望

にもとづくコース別学習がスタートし、私は「短大・公務員コース」を担当。今回のテーマは「○○さん

の担任の先生になったつもりで、○○さんの推薦書を書いてみよう」。50分授業の前半は「○○さん

へのインタビュー」で、適性や意欲をアピールする材料集めを行う。後半は推薦書を仕上げて○○

さんに読んでもらい、感想を記入してもらうというアクティビティ。予想していた以上に、良い授業に

なった! 2022.12.14


バド部定期休養日の木曜日。放課後は今年最後の職員会議に向けて、10月進研模試の結果分析。

全体的にも、目標とする2年前の3年生(私が初の学年主任)の成績に近づいてきているし、世界史

B選択者の5名(全員、特進クラス)の成績は…「3人が全国偏差値50越え、その内の2人は55越え」

だったし、物理基礎選択者に全国偏差値60越えがいたりという素晴らしいものだった。「勝って兜の

緒を締めよ」。この言葉を肝に銘じて、世界史Bの授業担当者と学年主任の仕事を頑張る! 

2022.12.15


2学期ラストのフルの1週間がゴールした金曜日。授業は3限~6限の4連チャン。放課後は校務運

営委員会と次年度の行事検討会議のダブルヘッダー。授業は3年倫理で「誰も守ってくれない」、2年

世界史Aで「ラスト・サムライ」の視聴最終回(全3回)。会議は応接室の「お誕生席」に座って(今の学

校長は、その席を空けておく人。一番最後に応接室に入るとそこに座ることになる)、10月進研模試

の分析や来年度に向けた2年生の行事の振り返り(成果と課題の割り出し)について話をした。大き

な充実感を抱いて帰宅した。 2022.12.16


AMは小松高校で男子の練習試合(七尾、小松工業も)、本校で大聖寺高校と合同練習。相棒の

S先生がお休みのため、小松と本校を行ったり来たりしながら参加・運営。PMはその疲れと昨日

までのフル・ウイークの疲れを癒やすため、家でゆっくり寛いで過ごした。

少し前の新聞切り抜きから、備忘録として。ピット「自分をついている人間だと思うか、ついてない

人間だと思うか?」伊坂「…僕の知り合いに、成功しているのに『自分はついていただけ』と言う人

が結構多い。そういう人って、周りの人に優しかったり人間関係を大事にしている印象がある。運は

人との繋がりから生まれるのかなと思います」。朝日新聞朝刊9月4日(日)文化欄での、ブラッド・

ピット(映画俳優)と伊坂幸太郎(小説家)による対談(映画「ブレット・トレイン」)の主演と原作者)より。 

2022.12.17


1日オフの日曜日。「積ん読」だった『四月になれば彼女は』(川村元気 著。文春文庫)を一気読み。

「音楽に惹かれるということは、その歌い手と、彼が見ている世界に惹かれているのと同じなんだ。」

「あの映画(『卒業』)のラストシーン、僕には絶望的に見えるんですよ。駆け落ちしたものの、いった

い僕らはこれからどうやって生きていけばいいんだろうかって、現実を突きつけられて終わるわけ

ですから。」など、音楽や映画について触れることの多い恋愛小説だった。タイトルが映画『卒業』

でも流れるサイモン & ガーファンクルの佳曲。著者が新海誠監督作品(「君の名は。」)の製作者

であることに得心した。 2022.12.18


人間ドック初日。朝、今シーズン初の積雪で、森本IC~小矢部ICが「1㎞10分」の渋滞。1時間

遅れて到着し、駆け足で検診。結果を見ながらの午後の内科検診では「よかったですね。問題

ありません。」と、いつもの女医さん(8年前に腎癌を見つけていただいた方)から太鼓判をもらっ

た。その後、外出届を出して、近くのアウトレット・モールとお風呂(「森の湯」)へ。今回のまとまっ

た読書は、『ホモ・デウス ~テクノロジーとサピエンスの未来~』(ユヴァル・ノア・ハラリ 著、

河出文庫 刊。上巻・下巻)。この日は、上巻の第4章「物語の語り手」まで読了。一部紹介。

「歴史の研究は、私たちが通常なら考えない可能性に気づくように仕向けることを何よりもまして

目指している。歴史学者が過去を研究するのは、過去を繰り返すためではなく、過去から解放

されるためなのだ。(中略)歴史を学ぶ目的は、私たちを押さえつける過去の手から逃れること

にある。歴史を学べば、私たちはあちらへ、こちらへと顔を向け、祖先には想像できなかった

可能性や祖先が私たちに想像してほしくなかった可能性に気づき始めることができる。」 

2022.12.19


人間ドック2日目。検査は午前中の胃透視(バリウムを飲んで行う)のみ。検査後の食事は、

ランチではなくうどん(このチョイスが良かったみたい)。チェックアウトの11:00頃まで部屋でゆっ

くりして、昨日の積雪の道(小矢部ICから森本ICまで高速。その後、山側環状線→産業道路)を

小松の理容院「カンダ」まで、安全運転。粟津温泉総湯が定休日の火曜日なので、木場温泉に

浸かって早めに帰宅した。晩は一昨日弦を張り替えたモーリスのアコギで、思う存分弾き語った。 

2022.12.20


先週金曜日以来の職場。授業は4限目の2年世界史Bのみ。その後、6・7限目に「2年生進路

ガイダンス」。4年制大学・短大・専門学校・企業の方に講師として来校していただき、生徒達は

自分の希望する講座に2カ所選択する取組。昨年度(1年次)の進路ガイダンスと違って講義

中心の講座だったのにもかかわらず、生徒達は集中して「前のめりに」参加していた。私も講師

の皆さんへの「ご挨拶スピーチ」と生徒達の様子の写真撮影で、「前のめり」に頑張ることができ

た。 2022.12.21


今年最後の授業は、木曜日1限目の2年世界史B。内容とテーマは、明・清の中国文化。レク

チャーを35分くらいで切り上げ、残り15分はいつものように、今年度から始めた「一人一台クロ

ームブック」を使う調べ学習。全員で5人の生徒達の授業に取り組む姿勢は、この日もパーフェ

クト。調べ学習の内容は、このホームページに毎回掲載中。「とくとご覧あれ!」(映画「関ヶ原」

から。石田三成の決め台詞)。 2022.12.22


いつもの10分前の6時50分に家を出ようとして、ふとスマホの画面を見たら、「本日は悪天候の

ため休校」とのこと。部屋着のジャージに着替え直して、「積ん読」本の読書と雪かきと年末「小」

掃除の1日を過ごす。『地獄 極楽』(諸橋 精光 作、小学館 刊)、『絵本 地獄』(千葉県安房

郡三芳村延命寺所 蔵、風濤社 刊)、『外套 鼻』(ゴーゴリ 作、平井 肇 訳、岩波文庫)の

ラインナップ。晩も粟津温泉総湯を諦めて、久し振りの家風呂を「紀伊」の名前が付いている入

浴剤で楽しんだ。以下、備忘録。「…これから行く焦熱地獄は、邪見、すなわち間違った考え方

をもって…悪行を行った人間が落ちるところだ。間違った考え方とは…因果の法則を否定する

ことだ。たとえば、努力することには意味はないなどと考えることだ。悪因悪果(あくいんあっか)、

善因善果(ぜんいんぜんか)の法則を否定したならば、人間は何をしてもかまわない、人が困ろう

が知ったことではないということになる。…ことに人を教える立場の人がそのような間違った考え方

をもち、それを人に教え、実行させたら、その罪は大変重い。そういう人がこの焦熱地獄に落ちる

のだ」(『地獄 極楽』より)。 2022.12.23


本来なら「ランキング戦兼クリスマス・バド大会」が行われる予定だった土曜日。この日も年末「小」

掃除と雪かきで身体を動かしながら、「積ん読」書やこの「脚下照顧」のバックナンバーの整理を

進めた。昼の3時からは母と買い物→粟津温泉総湯。クリスマス・イヴのためのお酒や食材を

含め、年末・年始に向けてたくさん仕込んだ。晩は部屋をキャンドル型ランプとキャンプ用ランタン

の灯りだけにして、「とり野菜味噌鍋」でシャンパン→ビール→日本酒→焼酎を少しずつ楽しんだ。

アルバム(学生時代や初任校での写真が中心)を「超」久し振りに開いて、高まったエモーション

(苦笑)のままアコギ(モーリス)弾き語りで締めくくった。 2022.12.24


今年最後の日曜日。大雪で休校になった金曜日から数えて、3デイズの「巣ごもり」最終日。年末

「小」掃除と雪かきと「積ん読書」意外には、アコギ(オベーション)の弦を張り替えて弾き語り。冬は

乾燥しているからか、弦の鳴りがとてもいい! 2022.12.25


久し振りの職場で久し振りの部活。「氷室」状態の体育館で、バド部員達はよく頑張っていた。晩は

「畏友」H先生宅で恒例のお呼ばれ飲み会。アコギを持ち込んで、何曲かをギタオケ。「涙そうそう」

「異邦人」などで…今年も盛り上がりました! 2022.12.26


今年最後のバド部活。大雪の休校で延期になっていたランキング戦兼クリスマス・バド大会を開催。

看護学校1年生のOGや3年生女子も参戦。プレゼントもたくさん準備して大いに盛り上がり、バド

の「打ち納め」となった。私も女子のBグループで総当たり戦→1対2のダブルス練習で汗を流し、

久し振りに雪かき以外の運動ができた。翌日と1月4日に年休を取るので、いよいよここから冬休

み(冬挑み)! 2022.12.27


天気予報は「大丈夫」。ママチャリ「街角号」を転がして、CB250Rの納車に向かう。寺井の村上

モータースまで約2時間。小松の市街地を過ぎた辺りから小雨模様に。いつものコーヒーをご馳

走になり自転車を預かってもらって、いよいよ出発。2代目店長の「シゲルのブログ」に掲載する

ための記念写真も撮り終えて、道路には雪が残る気温6度の国道8号線をメインに初ライディング。

トータルメーターは21.9㎞。平均走行速度は時速42㎞。車庫で水滴や汚れをキレイに拭き取り、

改めて惚れ惚れ(ほれぼれ)…。もうすぐ「還暦ライダー」だけど、目指すのは「ライダー還暦」と

心に誓った。この2台目愛車(愛者)のCB250R(「キャンディ」)とタッグを組んで。 2022.12.28

  


加賀温泉駅11:20分発の特急サンダーバードで大阪へ。ほぼほぼ定宿になっている谷町四丁目の

スーパーホテルから、「西高東低青空」の大阪城公園を突っ切って「城ホール」到着は16:00頃。17:00

開演→20時終演の THE ALFEE 「冬の天地創造」ライブはセンター近くの立ち見席。1曲目が新曲の

「星空のセレモニー」。そこからが…星空繋がり兼カシオペア繋がり(?)での「星空のディスタンス」

(ここで演っちゃう?)や「フラワー・レボリューション」、「城ファイナル」で一番の期待曲「マスカレード・

ラブ」、「オーバー・ドライブ」から入る「夢よ急げ」と畳みかけられて…悶絶。特に「マスカレード・ラブ」

は…心に来ました。なんと3度目のアンコールがあって、選曲は「カウント・ダウン1999」。冒頭の

「フラワー・レボリューション」、中盤の「マイ・ライフ・ゴーズ・オン」(~♪~オール・オーバー・ザ・ワールド

 平和を祈ろう~♫~)を伏線にした締めくくり。「ジャーナリスティック・アルフィー」の面目躍如に、あら

ためて深く感涙。 2022.12.29


恒例の阪急梅田駅構内の古書店通りで2時間。今年は『黒澤明 集成Ⅰ~Ⅲ』と『-映像を記憶する

- クリント・イーストウッド』、『「明治」という国家』(司馬 遼太郎 著、NHKブックス)と『百億の昼と

千億の夜』(光瀬 龍 著、ハヤカワ文庫)を購入。どの本も「買い戻し本」。前と同じ所にまた線を引

いたり、もう引かなくなったり、逆に引かなかった所に引いたりして読むのが、今から楽しみ。最初に

読んだ時がどんな時で、どんなことを思い考えながら読んだのかを振り返るのも楽しみ。 2022.12.30


大晦日で「取りを飾る」とり野菜味噌鍋を寒鰤メインで食べ始めた頃、昨日から帰ってきている長男

が来て、映画やバイクの話をしながら「年越し飲み食い」した。長男は350㎖の缶ビールを5本、私は

4合瓶の日本酒(地酒の「常きげん」純米生酒)を空けてしまった! BGMはラジオの紅白歌合戦。

年越しソバは里芋コロッケをトッピングして食べた。楽しい「行く年・来る年」になった。 2022.12.31            

~1月~

空けまして…明けましておめでとうございます。今年の年賀状です。去年の夏のツーリングで撮った、

鹿児島県鹿児島市のザビエル公園(ザビエル上陸地)での写真を載せました。「ザビエル」→「スペ

イン」→「うさぎ」(スペイン語の国名イスパニアは「ウサギの多い国」という意味。フェニキア語に由来)

の偶然に驚き! 今年は新車CB250Rでのバイクツーリングをスタートさせる年。今年の夏はどこ

に行こうかな~。四国(愛媛県)の西海岸が有力候補。映画「すずめの戸締まり」つながりで。 



正月元旦は、恒例の「おばあちゃんを囲む子や孫達の会」。去年11月からの新メンバー(甥の

パートナー)も参加してくれて、みんなで7人の会。正午にスタートして夕方までのファミリー・

パーティは、点けてあるテレビの音が全く聞こえないくらいに色んな話で盛り上がった。晩は家風呂

にゆっくり入り、ラジオのお正月番組(高橋源一郎氏や上野千鶴子氏、伊藤比呂美氏などによる

トーク)を聴いたりして就寝。ギター弾き語りは、爪弾いていて寝落ちしそうになったのでカット。

なぜか前任校の金沢二水に戻って、世界史の授業をしている夢を見た。…あ、上野千鶴子(二水

卒)さんつながり? 2023.1.1


午前中に3台目のアコギ(ヤイリのトラベル・ギター「ノクターン」)の弦を張り替え、午後はここに

引っ越して以来(約9年振り)の1階リビング兼キッチンの模様替えを敢行した。

デスクを庭(東側)に面した大窓前から、南向きの中窓前に移動。



エレキ(ヤマハの「レスポール」)をスタンドマイクとVOXのアンプにつないだ状態でキッチン側の

大窓前に移動。これで常時演奏可能。



出入り口側はほとんど変わらず。オン・マイクで、ノクターン→モーリス→レスポールの順に、約

3時間の「新春弾き語り」。気分良く寝ようとしたら、23:00頃に長男が友達を2人連れてやって来

たので、この部屋に布団を敷き詰めて寝かせた。ちょっと「エヘン」。 2023.1.2




イーストウッド本の読み直しが2冊目の『孤高の騎士 クリント・イーストウッド』(マイケル・ヘンリー・

ウィルソン 著、石原 陽一郎 訳。フィルムアート社)に突入。「この寓話(※監督・主演作品「ペイル

ライダー」のこと)においてイーストウッドならではの要素といえば、両義性(アンビヴァレンツ)という

ことである。光と影の結婚である。」(P.32 5~6行)などの箇所に傍線が引いてあった。晩にホーム

シアターで、「ザ・シークレット・サービス」(ヴォルフガング・ペーターゼン監督 イーストウッド主演)

を久し振りに鑑賞した。晴れ間を利用して、納車日以来、CB250R「キャンディ」を走らせてガソリン

を満タンにしてきた。その後、家から一番近いキャンプ場がある四十九院町まで5㎞くらいライディ

ング。「ガソリン満タンにしておくと、タンクをサビとかから守る効果があるって」とは長男の助言。 

2023.1.3


1月4日朝日新聞朝刊「天声人語」からの備忘録。「三日坊主で終わるのはコツがつかめていない

からだ…やみくもに頑張るのではなく、目的や目標、手段をはっきりさせることが肝心らしい。2年

後に留学するために(目的)、TOEFLで高得点をとりたい(目標)、だから毎日15分のラジオ講座

を必ず聴く(手段)といった具合だ。自分をちょっと褒めながら取り組むことが大切」(野口吉昭著

『コンサルタントの習慣術』より)。目的(目指す的「まと」。したいことなど)と目標(目指す標「しる

べ」。数値など)の違いがよく分かった。バド部の指導や進学指導で、このことを分かりやすく伝え

たい。 2023.1.4


新年初出勤の木曜日。午後の部活は「初打ち」練習。去年最後の練習日に行ったランキング戦

(兼クリスマス・バド)の結果に基づく新しいダブルス=男子の2ペア(2・3番手ダブルス)も、よく

頑張っていてホッとした。特に2番手から3番手にランクを下げた男子主将が、気持ちを腐らせる

ことなく伸び伸びとプレーしていてよかった。これも彼にとっての「成長のための試練」になって欲

しいなあ。 2023.1.5


午前の部活→「午後いち」の学年会を頑張った後、2時間年休を取って木場潟1周(6.4㎞)ランニ

ング。調子が良かったので自己ベストタイムにも挑んでみたら、35分以内で走り切れた。晩は小松

の八角で「新年飲み」。旬の海鮮コースと地酒で大満足。 2023.1.6


小松の定宿で朝にTVを点けたら、福井県の「猫寺(?)」を取り上げたNHKのドキュメンタリー番組

を放送していた。ベンチに座り、2匹の猫(腕の中と膝の上)と一緒にまどろむ「常連」の女性(職場

でのパワハラなどで苦しんできた方)の「人間は修行しないと悟れないけど、猫はそのままで悟って

いる」という言葉が印象的だった。午後のバド部活は、冬休み最後の練習。昨日に続いて、「パート

練習→シングルス。パート練習→ダブルス」のメニュー立てで、「練習のための練習にならないよう

に、パート練習で意識したこと・試したことをゲーム練習で使う」のコンセプトで取り組んだ。でも最

後の話で相棒のS先生が、声出しや礼儀の面で 強いダメ出し。それは間接的に、「私の指導に

対するダメ出し」でもあると受け止めた。ありがたいことです。 2023.1.7


午後からの上天気を活用して、CB250Rのメーター防護シールと風防(ウインド・シールド)を取り

付けた。その後は当然、冬のバイクランディング。初任校の大聖寺高校→安宅海岸→2校目の

小松高校を、1時間くらいで訪ねてきた。晩はホームシアターで、イーストウッド作品の映画鑑賞

(シリーズ最後の「ダーティー・ハリー5」)。カーテンの洗濯→天日での乾燥もできたし…いい一日

だった! 2023.1.8

 


冬休み最後日の月曜日(成人の日)。「映画の日」ということで、前からの計画通り福井のアピタで

「すずめの戸締まり」2度目の鑑賞。去年11月からのロングラン公開にもかかわらず、お客さんは

一杯(3連休ラストで、入館料の安い「映画の日」ではあっても)。近くに座っていた同年代と思われ

るの女性2人が、コミカルな場面では笑い声を上げ、しんみりする場面では声を抑えて泣いていた。

今回も、エンドロールの途中で席を立つ人はゼロ。それやこれやにも感動しました。 2023.1.9


3学期(担当する2年生には「3年ゼロ学期」)始業式→課題テスト→7限まで通常授業の火曜日。

私の時間割は、3限:3年倫理、4限:3年世界史探究、5限:2年世界史A、7限:2年世界史B。

どの授業も生徒達の姿勢がよくて、手前味噌ながら「よい授業=生徒達と私のコラボ作品」に

なったと思う。だから晩の粟津温泉総湯も晩酌もギター弾き語りも、「楽あれば楽あり」だった。

そう、「楽しかったから楽しい」。 2023.1.10


3学期2日目は水曜日なので、今年初の「陶郷」(本校のキャリア教育の中心授業)があった。

今回は「志望理由書を書いてみよう」という内容で、私が担当する「短大・公務員コース」の生徒

達は「自分の強み」などを盛り込みながら、集中してワークシートに取り組んでいた。公務員志望

のS君も来週日曜日のセミナーへの参加を決めて、今年実施される公務員試験の合格に向けた

チャレンジを始動。「S君の公務員試験合格をサポートすること」。それは私にとってのチャレンジ。

だから私もまずはセミナーに参加して、S君と一緒に頑張ってみる! 2023.1.11


読書備忘録。大学入学共通テストが近い(今週土曜日・日曜日)ので、再び『受験必要論』(林 修

 著。集英社文庫)から。「受験は『合否』という勝ち負けがはっきりと出ます。勝ち負けがはっきりと

出る場に自分が正面から向き合うことは、人生の財産になります。できれば勝っておきたい。しかし、

正面からぶつかって負けることもある。そうであっても、それはそれでとてもいい経験で、若い受験生

にはそれも財産になり得る。それが受験の一番素晴らしいところだと僕は考えています」。文庫本へ

の私の書き込みは、次の通り。「チャンピオンシップ。バド部も!」。 2023.1.12


誕生日で大学入学共通テスト初日の土曜日。午前中は昨日からの風邪症状がきつくて、バド部は

S先生にお任せして休養。15:30頃金沢のシネモンドに向けて車で出発。16:40からの「ケイコ 目を

澄ませて」を鑑賞。聴覚に障害を持つ女性ボクサーが主人公で16㎜フィルムで撮られた佳作。「キ

ネマ旬報」で評判だったので、すごく楽しみにしていた映画。素晴らしかった! 手話もボクシングも

それらがすでに「映画的」。大きなスクリーンでその魅力を堪能できた喜び! 福井のコロナワールド

でも懸からないかなぁ。もう一度観たい傑作! 夕食と飲みはいつもの金沢芸術村の「れんが亭」

にて。定宿のビジネスホテル東楽でも、TVを観ながら軽く飲んだ。いいバースデー・ナイトだった! 

2023.1.14


金沢の定宿「ビジネスホテル東楽」で朝ゆっくりした後、鶴来→鳥越と遠回りして帰宅。昨日から

読み始めた『スタイルズ荘の怪事件』(アガサ・クリスティー 著。矢沢 聖子 訳。早川書房)を

読み終えて、名探偵ポアロの「人情」と物語の大団円に感動。以下、引用。「一組の男女の幸福

ほど大切なものはこの世にはありません」(略)「そうかもしれませんね。ポアロ」わたしは穏やか

に言った。「ええ、それより大切なものはこの世にはありません」。最初の夫との不幸な結婚生活

に苦しみながら紡がれたこの作品が、「ミステリーの女王」アガサの、そして「名探偵ポワロ」の

デビュー作になったという「事実は小説よりも奇なり」エピソードを知るにつけて…さらに感動。 

2023.1.15


金曜日から土曜日にかけてピークだった風邪症状が治まってきたので、晩は久し振りにオン

マイクでギター(アコギ→エレキ)三昧。特にエレキとアンプは、先日の部屋の模様替えにもう

一工夫加えてとても使い勝手がよくなった。いつかまた、リードギター(学生時代にコピーした

のが、ディープ・パープルの「ハイウェイ・スター」とかイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」とか)

に挑戦してみたい! 2023.1.16




放課後に教室のワックスがけがあり、廊下に机とイス、教卓などが出されていた翌日。2年生の

教室と廊下の状態は…ほぼ完璧! 教卓はもちろん、コロナ対応の欠席者の机とイスも含めて、

クラスのみんなで復元していたということ。このことが職員室で話題になり、1年生の学年主任の

K先生が問わず語りに「2年生は、心が育っているなぁ。心を育てるのは難しいのに」と独りごちて

いた。その言葉を耳にして、2年学年会の4人(主任の私も含めて)は「心の中で、ガッツポーズ」

していました。 2023.1.17


今年度の大学入学共通テストの世界史Bの問題分析を終えて、晩にこのホームページにアップ

できた。センター試験からの移行期を経て、3年目の今回はいよいよ本格化の手応え。もちろん

新しい学習指導要領への目配せも感じられる、「長い文章を読ませる」問題が多いという意味で。 

2023.1.18


放送部企画の卒業記念DVDに収録される、「先生達からのお祝いスピーチ」の動画収録があった。

漢字1文字を選んで祝辞を述べる撮影に、私は「羽」をホワイトボードに青ペンで大書して次の

ようにコメントした。「羽球部=バドミントン部の卒業生に向けて選んだ漢字。そして、卒業生の

皆さんに、それぞれの夢に向かって羽ばたいて欲しいという気持ちを込めました」。 2023.1.19


朝日新聞朝刊(先月12月24日(土)の全国版)に掲載された投書(前々任校の小松高校の卒業

生で、現在、千葉県の公立高校勤務のKさん。朝日の投書欄ではもう「常連」)を、Kさんの了承を

得て、紹介します。タイトルは「未来生きる生徒 歴史教える私は」。

毎年この時期になると、世界史、日本史の授業では教科書の最後の部分を教える。1936年のベ

ルリン五輪を「ナチスの勢力誇示の祭典」と説明し、「日本サッカー初の五輪出場」の話もする。

私の祖父の兄2人はベルリン五輪にサッカーの日本代表として出場し、優勝候補スウェーデンに

逆転勝利したという。しかし、次の東京五輪は戦争のため返上。五輪で活躍した選手たちも少な

からず戦死した。生還した大伯父らはどんな思いだったのだろう。

 私が今年度教えている生徒は2000年代半ばの生まれだ。旧ソ連も阪神大震災も米国 での同時

多発テロも教科書の中の話である。冷戦後の世界について解説し、生徒が生きる現代の世界まで

つなげて、歴史の授業内容がひとまず完結する。黒板の最後の一行は、最新の出来事と、考えて

ほしい問いで締める。COVID-19、ウクライナ侵攻。いずれも収束しておらず、今後の教科書にどう

載るだろう。未来の板書の最後の一行が平和的で民主的で幸せなものになるよう、「生徒諸君、

頼むよ!」と思う。同時に、私には何ができるのか、何をすべきか。生徒と黒板の間で問い続けて

いる。

我々は、生徒と黒板…に書かれた言葉・概念や知識・知恵をつなぐ仕事を、日々頑張って(努力と

工夫)いるのですね。つなぐだけでなくアウフヘーベン(止揚)の媒介として、よりよい社会を構築して

いくための新しい言葉・概念や知識・知恵を産み出せたら…。それが教室や学校を離れたいつかの

どこかで、花を咲かせ実ってくれたら…。そうやって紡がれてきた歴史、紡がれていく歴史に「希望」

を持ち続ける。平和的で民主的な知恵の揺籃としての教室の歴史・学校の歴史の価値を、信じ続け

て。あ、今年の干支は癸卯。「みずのとう」は音読みで「きぼう」。 2023.1.20


午前中は男子4人(エースダブルスと2番手ダブルス)をクラウンに乗せて金沢伏見高校に行き、

「武者修行」的(相手校の練習の後半に参上し、ゲームをさせてもらう)な練習試合。監督さんは

バドミントン専門委員でずっと一緒のNさん。思わぬ「収穫」は、初見の外部コーチTさんと共通の

知人の話で盛り上がり、本校の生徒達に熱心にアドバイスしてくれたこと。「私のダブルスペアは

サウスポーなので、サウスポーのペアを活かす戦い方を教えます」との頼もしい一言がうれしかった。

相手校のエースダブルスに勝てなかったものの、2ゲームとも19点-21点と大健闘。団体戦用に

組み替えたゲームでも、第1ゲームがやはり19点-21点と大敢闘。午後は学校で通常練習。連れ

て行った4人の「目の色が変わって」いた! 来春4月の加賀地区大会優勝を目指して、一大プロ

ジェクト(毎週土曜日に「武者修行」)のスタートだ! 「やらないで後悔するより、やって後悔した

ほうがいい」の心を私も生徒達と共有したい。 2023.1.21


予定通り金沢駅西口近くの大原学園(専門学校)で、9:40~14:40頃の「公務員現役合格セミナー」

を勤務校の2年生S君と一緒に受講。S君は今年の公務員試験合格を目指して、本格的な勉強を

スタートさせているナイス・ガイ。私には数的推理(割り算の甘り)が難しく、政治(基本的人権)と経

済(現代の企業)は「さすがに」楽勝。後者の講師は、勤務校の地歴公民科で数年前まで一緒だった

Mさん(講師から大原に転職)。そのMさんに、S君の現役合格サポートをお願いして帰宅。まだ明

るくて気温も5度以上あったので、軽くバイクで散歩ならぬ散「走」。昨日の「バド熱」つながりで、大

聖寺の南郷町にある八幡神社へ。なぜならここは、あのバド・レジェンド・プレイヤーの銭谷欽治さん

(私の初任校、大聖寺高校出身)が、部活が終わった後に自主トレーニング(100段の石段をランニ

ングやダッシュで往復)していた「聖地」だから。まだ20代の「熱血」先生の頃、生徒達と一緒に合宿

の早朝「階段」トレーニングで汗を流していたことが懐かしい。あの頃の自分が、今の自分を作って

いる。 2023.1.22

 


朝日新聞朝刊「天声人語」の備忘録(一部改変)。

中高生による「私の折々のことばコンテスト」の佳作に捨てがたいものがある。テニスの試合の前に

兄がくれた言葉「負けた時の言い訳をゼロにする事がスタート地点」。道具の手入れや体調管理など、

準備の大切さを教わった。言い訳を重ねて「負けたのは自分の実力のせいではない」と自分を甘や

かしたくなるのは、若者ばかりではあるまい。

空欄を作ってホワイトボードに書き示し、「言い訳」「道具」「体調」「実力」などのキーワードを考えて

もらおう! もちろん、今のバドミントン部のみんなに。 2023.1.23


午後に本校を会場にして、県の総合学科課題探究発表会が開催された。最初の挨拶はTaさん(金沢

北陵高校校長)が、終わりの講評はTeさん(学校指導課)が担当していて、お二人とも前々任校の

小松高校で仲間だった「後輩」。会の終了後、少しだけだったけど3人で話をして笑い合えて楽しかっ

た! 本校代表の生徒達(2年生で生徒会執行部で21Hの面々)も素晴らしくて、学年主任・副担任

としてすごく誇らしかった。 2023.1.24


「横綱級の大寒波」のため1日休校の水曜日。「キネマ旬報」や「司馬遼太郎記念館会誌『遼』」など

の「積ん読」状態だった雑誌を、ゆっくりじっくり味読できた。ところが! 夕方に雪かきを終えて家

に戻ると、なんと2階のWCのパイプが水漏れしていてその真下の1階浴室横の洗面台や洗濯機

があるエリアに浸水! すぐに水道工事店に電話して来てもらい、何とか復旧していただいた。後

片付けもあって、夕食は21:00過ぎになった。でも、駆けつけてくれたお店の若いあんちゃんの立ち

居振る舞いがとても爽やかで、文字通り「ライフ・ラインを支えるエッセンシャル・ワーカー」の方々

への感謝でほっこりもした。 2023.1.25


悪天候による休校明けの木曜日。バド部活は冬の体育館割に基づく定休日。降雪も激しかった

ので勤務時間の終わる16:45に退勤しようと思いきや、3年倫理の学年末考査の問題作成にのめ

り込んでしまい、17:30頃に職員室を後にした。いつもの粟津温泉総湯に浸かり、常連さん達との

世間話の遣り取りでも温まって帰宅。就寝前のアコギ→エレキ弾き語りは、松田聖子(作詞は

松本隆)の「秘密の花園」が白眉。~♪~moon light magic 私のことを 口説きたいなら三日月の

夜 hold me tight 入り江の奥は 誰も 誰も知らない秘密の 花園~♫~ 2023.1.26


3年倫理の今年度の授業が、ニーチェの哲学でフィナーレとなった。「授業デストロイヤー」(昨年

度は何人か居て、「闘う」場面が多かった)の真逆=「授業コラボレイタ-」が全員(特進クラスの

9名)という顔ぶれの素晴らしい生徒達との最後の授業。終了後、一番熱心だった一人の男子

生徒(授業振り返り論述「ウルトラ80」名作・力作の常連)が教室に残っていて、「先生、今日まで

ありがとうございました。今日の授業で『あしなが学生募金(あしなが育英会)』の話が出てきまし

たが、僕は父親を交通事故で亡くしていて、その支援を受けています。もしかして、先生も誰か

大切な人を亡くしているんじゃないですか?」と切り出された。あしなが募金の話は、キルケゴール

の「実存の三段階」の第2段階=「倫理的実存」での例として紹介した私の実体験(大学生の時、

新宿駅での募金ボランティア)。…泣き笑いでその質問に答え、2人は心で握手した。一生忘れ

られない授業になった。 2023.1.27


バド部「武者修行」の2回目は、私のバド人脈(?)で最も敬慕するTさんの「バドミントン教室」へ

の参加。5年前(もちろんコロナ前)の2018年9月初め以来の訪問。Tさんはもちろん、参加してい

る子ども達(小学生から中学生)や大人達(各種大会に出場している競技者。高校時代に加賀地

区で頑張っていた選手や金沢市立工業のエースだった人も)の醸し出すバドへの熱量の高さ・熱

さに、本校バド部代表7人(男子4人女子3人)は、最初「目が点」…やがてそれに順応してよく頑

張っていた。メニューは「4点ノック」と「ワン・ツー・フィニッシュ」(真ん中のコートでのノックは難度

が高いので入らず)→グリップ(ハンドル)「矯正」のための手投げノック(8の字の形でフォア・バック

交互に返球)→リスト打ち「修得」のための手投げノック(リストとねじりを効かせて弾く=ラケットヘッ

ドをラギングバック<ムチや釣り竿の先端の動き>で効かせてクリヤー)→同様に手投げノック(利

き足キック・着地<必要に応じて継ぎ足を入れる>フットワーク付きでスマッシュ&プッシュ)の全て

1セット30球。手投げノックの段階からは、コート1面に「相棒」のS先生を含めた8人が入って行っ

た。それ以外のコートでは両サイドや前後に飛んでくる低くて速い球を、ワンサイドキックや肩幅

よりちょい広いニュートラルな足ポジションでの両足ジャンプで跳びついて、ストレートにドライブや

ショートで返球する2対1での高度なパターン練習(3分?)や半面シングルス(何か条件付き?)

を、ローテーションで行っていた。とにかく最初のアップの様子(全国ベスト16の女子中学生は、

ドライブでも毎回両足ジャンプのリアクションステップをしていた!)から最後の半面シングルス

まで、観ているだけで「極上のバド銘酒」を味わったような半日練習(14:00~17:00)だった。我々

は午前に学校で練習してきたので、結構ヘトヘト…。それでも充実感に満ち足りて、JR粟津駅近

くの体育館を後にした。「親指を落としてグリップ持つな(グリップ握<にが>むな)!」「どんな球

でもワンサイドキックで跳びつけ!」「今のバドミントンはリスト打ち中心。グリップと掌の間に空間

を作って、ねじりを効かせて弾き飛ばせ!」などの「Tさんワード」を意識して、「基本を大切にした

練習」に取り組ませたい。Tさんの「愛情の入っている怒鳴り声」がもたらす高い緊張感が、勝敗

を分かつ1球・1打への集中力を研ぎ澄ます…今回の「武者修行」も、春からの大会に向けた

「よい準備」になったと思う。 2023.1.28


昨日土曜日が一日仕事だったので、今日日曜日はゆっくり読書中心に家で過ごした。時々雪かき

で運動しながらの「安息の日」を楽しんだ。晩は久し振りに、思いっきりアコギで弾き語り。この日

の白眉は風の「あいつ」。~♪~あいつが たとえ 思い出 ひとつ 何も 残さなかったのは 

あいつにすれば 精一杯の 愛だったんだね~♫~ 2023.1.29 


月曜日のバド部活は「前半フロアー練習、後半ランニング・トレーニング」の予定だったが、後半

のテニス部が体育館を譲ってくれたのでフルでできた。もちろん、土曜日の辻バド・クリニックで

教わったメニュー(ノックとパターン練習)に、当日参加できなかった選手も含めて全員で取り組

んだ。「NGのNは伸びしろ」なので、辻さんに指摘された欠点・弱点を克服して、春からの大会

(まずは3月5日の能美市ダブルス大会)に挑む。 2023.1.30


放課後のバド部活は、フルでランニング・トレーニング。ランニングロードやフロアーでは、冬場、

外で練習できない野球部・サッカー部、陸上部のみんなも頑張っていた。顧問の「若い」先生達も。

こうやって部活を頑張っている2年生達をすぐ側で観られるのは、とてもうれしい。3年生に進級

する4月から本格的に始まる色んな大会に向けて、勉強だけでなく部活でも「3年ゼロ学期」なん

だなぁ。 2023.1.31

~2月~


明後日の推薦入学のための打ち合わせが午後にあり、授業は4限目までで終了。バド部活は、

主将(キャプテン)に練習メニューを伝えて実施。顧問が体育館に行けなくても、しっかり練習で

きていることが誇らしい。 2023.2.1


翌日の推薦入学学力検査の準備が午後にあり、生徒達は3限目までの授業と大掃除で放課の

木曜日。勤務時間終了時刻の16:45を少し過ぎた頃に学校を後にして、まだ明るい時間に粟津

温泉総湯へ。「いつもの顔ぶれ」と一緒になって、「このまま春来ればいいんやけどなー」と笑顔

を交わした。 2023.2.2


午前中は推薦入学学力検査で面接官。午後は来年度の行事検討委員会に2年学年主任として

出席。業務の合間に、県教研地歴公民部会事務局(4年連続。今年度でフィニッシュ)として研究

紀要原稿の校正作業を行った。この3月で定年を迎える地理のT先生(内灘高校の教頭先生)

からいただいた原稿「すべては授業のために-地理屋の端くれ-」の内容とクオリティが素晴ら

しい! 前々任校の小松高校でご一緒し、私が二水高校に異動した後は、同じNSH(文系の

ニュー・スーパー)室長として情報交換し合った間柄の一つ年上の先輩。共に「授業指導者と

して同じ志を共有した者同士」でしたね。…これからも! T先生、長い間お疲れ様でした。私も

後に続きます。 2023.2.3


バド部活が午前になった(ハンドボール部不在のため)土曜日。いつもの小松北高校のみんなと、

鳥越中学校のバドミントン部顧問のK先生(前々任校の小松高校バド部の教え子)が練習に参加

してくれた。そのK先生にノッカーをお願いした第2コートで、「両肩のラインを上げたままのゼロ

ポジションを意識してやってみよう」というアドバイスをもらった部員達が、「劇的」に良くなっていた! 

ゲーム練習にも入ってもらい、練習終わりの講評でも有意義な助言を語ってくれたK先生に大感謝。

先週・先々週の「武者修行」に続いての「気づき」があったと思います。私の「バド人脈」が、強くなり

たい・上手くなりたいと意欲の高い生徒達にプラスになっているのがうれしい。 2023.2.4


能美市耐寒継走(コロナ禍のため久し振りの開催)に参加するバド部生徒達(4人1組で、男子2

チーム・女子1チーム)の引率が7:30~10:00頃。あまりにも上天気だったので、そのままクラウン

を走らせて今年初の越前大野市へ。偶然「丁稚羊羹祭り」の開催日で、街は大賑わい。「食堂

ときわ」でしょうゆカツ丼をいただいた後、寺町を中心に散策してモモンガコーヒー店へ。ブレンドを

注文して、いつもの席(通りに面した窓際)に座る。そこで大野の街並みや道行く人、車を眺めながら、

ゆっくりと店長のコーヒーを味わった。豆を200グラム購入して、南部酒造所へ。花垣の新酒を2本

(「たれくち」と「純米にごり」)買い、最後に結ステーションで2年学年会の皆さんへのお土産=パウンド

ケーキ(やはり花垣の純米酒を使用したもの)を入手して帰宅。帰宅後は、たくさん着込んでバイク

CB250R「キャンディ」を20分くらい走らせた。とてもよい日曜日を持つことができた! 2023.2.5


頑張った月曜日のご褒美は、いつもの粟津温泉総湯と越前大野の地酒「花垣」での晩酌。なんと、

弾き語りする前に「寝落ち」してしまった…。 2023.2.6


今年度の(というか、4年間担当した)県教研地歴公民部会事務局の仕事を締めくくる、「研究紀要」

の全ての原稿校正が終わった! ずっとお世話になっている小林太一印刷の大西さんにメールして、

原稿(印刷したものと、データを格納したUSB)を郵送した。天気が春めいていたので、寺井高校

から寺井郵便局まで歩いて行った。大きな達成感を抱きながら。 2023.2.7


2年生のキャリア教育の中心授業「陶郷」(6限目・7限目)で、能美市商工会青年部の方々による

事業所紹介が開催された。行事そのものも有意義だったが、視聴覚室でのスタート時、会場設営

の微調整をしていた私に、数名の男子生徒達が「先生、何か手伝うことありますか?」と助け船を

出してくれて、あれこれ手伝ってくれたことがとてもうれしかった。 2023.2.8


放課後は、校務運営委員会→来年度行事検討委員会の木曜日。後者はラストだったので、来年

度(自分がそのまま3年学年主任として持ち上がると想定して)の工程表(ロードマップ)の「青写真」

が見えてきた感じ。野球のピッチャーで言うと「先発で完投」の学年主任として、来年度も努力と

工夫で頑張ることを心に誓ったラスト行事検討委員会だった。 2023.2.9


今年度3年生が「出校限」(業界用語? 卒業式等を除く最終登校日?)の金曜日。昨日完成

させた3年倫理の授業振り返り論述「ウルトラ80 名作・力作集」を、担任の先生から生徒達に

配布してもらった。今年度の受講者は全員が特進クラスの生徒だったので、「絵に描いたような

(生徒と先生の)コラボ授業」になった。最後の授業はキルケゴールやニーチェなどの実存主義

の哲学者を取り上げたもので、全員の「ウルトラ80」と私のコメントを掲載した。きっと、時々読み

返す「記憶のアルバム」になる1冊は私用に製本。 2023.2.10

 

1泊2日で、2018年10月以来の「復活した社会科・国語科研修旅行(今回の名称)イン富山」に

行って来ました! もちろん、下火になってきたとはいえコロナ対応をしっかり行いながら。初日

は9:00、寺井高校の駐車場集合。今や私以外のメンバーは異動や退職などにより、本校以外

で勤務。再会を喜び合い、最年長のK先生から一言ご挨拶をいただいた後にI先生とY先生の

車2台に分乗して出発。魚津の「米騒動発祥の地」で合流するまで「一騒動」(私のナビのミス

テイクで、それぞれが別の富山県埋蔵文化センターへ。昼食もそれぞれ摂った)。その後は

スムーズに、「安田城趾」(婦中町)→「富山県立イタイイタイ病資料館」→岩瀬地区で一緒に

研修。宿は「氷見温泉郷くつろぎの宿うみあかり」。なんと、ここは15年前くらいに、前々任校

の小松高校の社会科で来ていた(亡くなられたI校長の退官送別旅行)宿で、当時の名前は

「マイアミ」(前網漁からのネーミング)。ブリ会席に舌鼓を打って、2次会も部屋で盛り上がっ

た! 2023.2.11

  


「帰ってきた」社会科・国語科研修旅行イン富山の2日目、日曜日。朝7時前に日本海から上る

朝日の光で目覚めた。そう言えば、就寝時には同じ方向に満月に近いお月様が輝いていた! 

すぐに展望露天風呂に行き、そこからお日様を眺めて寛いだ。朝食は「具材フリーの海鮮丼」や

「つみれと牛蒡の味噌汁」などを満喫して、食後は少し海沿いの道を散歩。9:00に出発して、氷見

の道の駅「雨晴海岸」へ。雪を纏った立山連峰の山並みが、海の向こうにうっすらと銀色に輝く

景色を堪能できた。その後は高岡市に入り、近年、国宝指定を受けた勝興寺(浄土真宗)へ。

昼食を挟んで瑞龍寺(曹洞宗)をディープに学習した後、万葉歴史観訪問を割愛して帰途についた。

そして集合・解散場所の寺井高校の駐車場で、「今年中のネクスト研修旅行」を誓いながら「一本

締め」で締めくくった。 2023.2.12

 

 


学年末考査1週間前の月曜日。土日の研修旅行の余韻に浸りながら、2年世界史Aの授業(メイン

テーマは「ヒトラーはどのようにして独裁者になったか?」で、絵本『父さんはなぜヒトラーに投票したの?』

を効果的に使った)を頑張った。「一日一生」というより「一授業一生」な、「社会科教員(社会の先生)」

の端くれとして頑張った。 2023.2.13


「1月進研」(業界語?)の結果(受験者一人ひとりの成績)が、まずはベネッセのネット上にアップ

された火曜日。思ったより良かった「10月進研」の結果と比べると…。さらに全体的に良くなっていて

ガッツポーズ! 教える先生達の熱量の高さに、頑張って応えてくれている生徒達…頼もしい! 

2023.2.14


2年生のキャリア教育の中心授業「陶郷」で、現3年生担任からのアドバイス(6限目)と現3年生や

卒業生からのアドバイス(7限目)をもらうという、本校の大事な伝統行事が行われた。前者では、

昨年度に1年生担任をしていたMさん(12H担任で学年副主任)やJさん(14H担任)がとてもいい話

をしてくれて、強い「生徒への愛」を感じた。後者では、バドミントン部や世界史、倫理の授業の教え

子だった生徒やOB・OG達が、自分の経験を踏まえた話をしてくれて、深い「後輩への愛」を感じた。 

2023.2.15


5限目に定例の学年会。もうすぐ産休に入るKさんの後に担任を務めるNさんも含めた、5人での

打ち合わせ。私のいつもの手法は、あえて無茶振り的な意見(「春休みの課題は提出をコンプリート

させる」「国数英の教科主任には私から要請する」など)を提示して、対抗意見を求めること。バド部

でも相棒(特進クラスの担任。私が副担任)のSさんが、「とんがった」私をたしなめるように「国数英

の先生方に負担だし、3年生になる生徒に構い過ぎは良くないのでは」と発言。そしてNさんとKさん

が、私とSさんの意見の中庸的ないいとこ取り的な意見を言ってくれて「軟着陸」。これがいつもの

パターンで、ここまでうまくやってこれたと思う。さて、若くて「初担任」のNさんには、この「白熱学年

会」をどう受け止めてくれたかな? 20世紀前半のドイツの実存主義哲学者ヤスパースの言う「愛し

ながらの闘い」の学年会を。 2023.2.16


放課後の会議(卒業認定会議と職員会議)のため40分6限の金曜日。私の授業は5限・6限の2年

世界史A。来週月曜日からの学年末考査範囲を月曜に終えていたので、自習の40分を監督した。

今年度1学期中間考査前の自習への取組態度と比べて、「段違い」に良好。授業担当者として、

そして2年学年主任として、とてもうれしい。 2023.2.17


午前中は2年次生保護者対象進路説明会。午後は定期購読している雑誌を中心に、ゆっくり読書

と午睡。その「週刊金曜日」の記事に出てきた映画「レ・ミゼラブル」が観たくなって、晩はホームシ

アターで久し振りに「レミゼ」の世界に浸った。就寝前にはユゴーの原作(岩波文庫)を手に取り、

訳者の豊島与志雄による雄渾な序文(1917年!)を味わった。あ、豊島氏の訳業といえばロマン=

ロラン作『ジャン・クリストフ』…映画化ってされてるの? 観たいような、観たくないような…。 

2023.2.18


旅行日和だった先週と打って変わって、「冷たい雨が降っている」の日曜日。掃除・洗濯と、まとま

った家事を済ませた後は、本棚を眺めていて何気なく手に取った2冊の本『数学史入門~微分

積分学の成立~』(佐々木力 著。ちくま学芸文庫)と『微分・積分を楽しむ本』(今野紀雄 監修。

PHP研究所 刊)を読み耽った。「歴史好きは数学好き?」。あのアインシュタインもマリ=アント

ワネットも? 2023.2.19


学年末考査初日の月曜日。1限目の監督業務終了後は、今年度のバド部の会計決算を中心に、

年度末の様々な仕事をこなした。勤務時間終了の16:45に学校を後にして…ところで今、この文章

を打ち込んでいる時に、ラジオ(NHK総合)で『同志少女よ、敵を撃て』の作者(逢坂冬馬氏)が小説

の内容や執筆の志と現在も続いているウクライナ戦争に対するコメントを述べている…。読まねば! 

2023.2.20


学年末考査2日目の火曜日。午後の説明会(昨日はリクルートのスタディサプリ、この日はベネッセ

のクラッシー)が終わった後、少し仕事して1時間年休を取り退校。いつもの粟津温泉総湯は火曜

日が定休日になったので、木場温泉(木場潟の近く)の総湯に入った。玄関に薪ストーブが燃えて

いて、脱衣所や湯殿の雰囲気が「昭和」な老舗のお風呂屋さんに、この日もとっても癒やされた。 

2023.2.21


先日の研修旅行以来、ほぼ10日振りの快晴になった水曜日。学年末考査3日目で午後に会議等

も無かったから、半日年休を取得して帰宅。茹でたパスタに温めたカレーを載せて、野菜サラダと

一緒に食したら、CB250R「Candy」でプチドライブ。今回のコースは、今の職場=寺井高校→川北

町コミュニティ広場(手取川の河川敷。去年、2年生の遠足の行き先)→中海町→打木町→粟津

温泉総湯。寒かったけど温まった。晩は「追悼 松本零士」で、「銀河鉄道999」を鑑賞。「今、万感

の思いをこめて汽笛が鳴る。さらば-」。 2023.2.22

 




学年末考査中の天皇誕生日の木曜日。午前中はゆっくり読書(『自分を知るための哲学入門』<竹田

青嗣 著。ちくま学芸文庫>)、午後は越前大野で散策(大野城の周囲→駅までの街道)と買い物(日本

酒と味噌)へ。帰り道にある丸岡温泉「たけくらべ」(リニューアル後、初の訪問)で湯浴みして、豊かな

休日を締めくくった。 2023.2.23


ウクライナ戦争が2年目を迎えた2023年2月24日金曜日。2度の世界大戦を教訓にした戦争防止の

ための「集団安全保障体制」(他国<A国>を侵略するような乱暴な国<X国>が生まれないように、

A国とX国の両方の国を含めた国際組織を作り、そのようなことが起きたら、この国際組織が団結して

A国を助けX国に制裁を与える=多者間の懲罰戦略)のことを、「メンバー間の制裁システム」と言い

換えて、その価値の高さや意義を分かりやすく授業で伝えてきた。さて、昨日の読書(『自分を知るため

の哲学入門』<竹田青嗣 著>)の備忘録を記す。「それまでの『真理』概念では、『ほんとう』や『正しさ』

は必ず主観を超えてそれ自体として存在するものだった。だからこの『ほんとう』はなんらかの方法で

発見(著者は『発見』に傍点)されるべきものだった。ところがフッサール的な見方では、『本当』はただ、

人間どうしの関係の中で、相互の確信(著者は『確信』に傍点)の一致としてだけ作り出される(著者は

『作り出される』に傍点)ものなのである。」(p.68)。ということは前掲の「メンバー間の制裁システム」も

また、「本当の正しさ」=無謬の正義というものではなくて「ただ、主権国家どうしの関係の中で、相互の

確信の一致としてだけ作り出されるもの」なのだろう。1648年のウェストファリア条約(「宗教戦争の総

決算」ドイツ三十年戦争の「国際」講和条約)に基づく主権国家体制(独立国が他国の主権を相互に

尊重し合うことにより、国際社会の平和と安定を維持するシステム)には、現象学の哲学者フッサール

のような「醒めた理想主義」(ニヒリスティックな理想主義)が必要なのかも。 2023.2.24


「週刊金曜日」で編集委員の一人である想田和弘氏が、詩人の山尾三省(さんせい)氏の言葉・考え

として「直進する時間」と「循環する時間」を紹介していた。前者は「近代的な時間」で、「進歩する文明

の時間」(例:去年のスマホより今年のスマホが進歩」。後者は「前近代的な時間」で、「自然の時間。

生活の時間」(例:季節の移り変わりや猫と遊ぶ時間。人間以外のすべての生き物は、この自然の

時間だけに生きている)。思い出すのは、『受験必要論』で著者の林修氏が書いていた「時間には

『直線的時間』と『回帰的時間』がある、といったことをいろいろな学者が述べていて、入試現代文

にもしばしば登場します。…小学生の学年が1年生、2年生と上がっていく、これが『直線的時間』

です。一方で、農業は、春に田植えをし、手入れをし、台風をやり過ごして、秋に収穫を迎える。翌

年もまた…同じことを繰り返していく、これが『回帰的時間』です。実は学校の先生や我々予備校の

講師もこの時間の中で生きているんです」という言葉・考え。「直線的時間」と「回帰的時間」の止揚も

「直進する時間」と「循環する時間」の止揚も、繰り返しながら進んでいく(伸びていく)「らせん的時間」

なのでは。 2023.2.25


約5年振りに復活した寺井高校縁(ゆかり)の人達による社会科・国語科研修旅行で再会した

大西泰正(やすまさ)さん(本校は私と入れ替わり。その後、現在の石川県金沢城調査研究所

所員。出身は…宇喜多秀家の岡山県!)の近著『「豊臣政権の貴公子」宇喜多秀家』(角川新

書 刊)を一気読み。素晴らしかった! 巻末の「おわりに」から引用。「従来から興味を集めて

きた反面、さほど学術的に議論されてこなかった秀家は、それ自体が自己完結的に、郷土の

偉人として顕彰的に、あるいは好事家的関心によって語られるに過ぎなかった。大名宇喜多氏

の滅亡がおそらく主因をなして、関係史料の多くが散逸したことも、そうした事情の背景にある。

(ここで改行して)その流れを変えたい。」。シビレました! 「流れを変える」瞬間に、立ち会わせ

てもらっていると思います。次回の研修旅行をご一緒するまでに、既刊の著書(「恵存<お手元

に保存していただければ幸いの意>」の一言を添えたサインを書いていただいてます!)も再読

して、また大西さんの「謦咳(けいがい)に接したい(尊敬する人に直接話しを聴く)」です。20歳

くらい若い「学究」に「三顧の礼」で接したい! 2023.2.26


冬季の体育館使用割りが終了して、放課後はフル(15:50~18:20)の時間帯でバド部活。週末

日曜日に開催される能美市ダブルス大会に向けて、ゲーム練習は一部・二部それぞれ4ペア

でのトーナメント戦とした。私も相棒のSさんも生徒とペアを組んで参加し、敗者戦で対戦。女子

と私のダブルスが、男子とSさん(このペアで大会に出場)に敗れて最下位に…。それはさておき、

真剣かつ楽しく練習ができた! 2023.2.27

2月最終日の火曜日は。翌日の「陶郷」(2年生のキャリア教育授業)の段取りなどについて、

「臨時」学年会で話し合った。短大や専門学校、就職志望者には「模擬面接」、4年制大学や

看護専門学校志望者には英語の学習プログラムの実施について。明日から3月。2年生の締

めくくり・集大成を意識した学年会になった。ちょっと「武者震い」。 2023.2.28

~3月~

2年生のキャリア教育の中心授業「陶郷」(今回は就職志望者や短大・公務員志望者対象)の

ラスト・プログラムは、模擬面接(生徒同士のペアで、互いに面接官の役を演じる)。私は短大・

公務員コースで、欠席生徒の代わりにIさんのペアになって面接官だけではなく面接者の役も

務めた。4月からの「3年総研」(火曜日の6・7限連続のキャリア教育の時間)につなげていき

たい。 2023.3.1

卒業式の木曜日。入学年度は6月に入るまで休校になり、3年間の全てはコロナ禍に高校生活

を送った3年生が本校を巣立っていった。校歌斉唱が久し振りだったので少しうるっとなったが、

全体的には淡泊な卒業式だった。 2023.3.2


1ヶ月前の雪かきで腰を痛めた母の付き添いで、1日年休を取得して病院(加賀市医療センター)

へ。CTスキャンの結果、1番上の腰椎が「破裂骨折」していて、破片が神経に当たり痛みを生じ

ているということが判明。週二回の自己注射(テリボン)で、骨密度を上げていく治療を始める

ことになった。担当してくださるY医師が、プロフェッショナリズムからくる厳しさと優しさを感じさ

せるお医者様。来週にはコルセットの採寸もあるので、妹にも助けてもらいながら母を支えて

いきたい。 2023.3.3


曇りのち晴れの弥生3月4日土曜日に、新車CB250R「キャンディ」での初「越前大野日帰りツー

リング」。昼食を「ときわ」で(店の置き本は『マンガ 法華経』)醤油カツ丼。コーヒーを「モモンガ・

コーヒー」で(店の置き本は『あなたを選んでくれたもの』<ミランダ・ジュライ 著 岸本佐知子 

訳>)ブレンド。どちらの本も、お店で読み進めているもの。どちらの本も大野に、そして今の

自分にジャスト・ミートな本。 2023.3.4

 


能美市ダブルス大会の日曜日。男女の1番手ダブルスと男子主将(今はシングルスのランキングが

5位なので3番手ダブルスに甘んじているが、そのことに腐らずよく頑張っている)の5人以外は、な

んだか少し精彩を欠いていた。高校入試のため、学校(部活)が「開店休業」的になっているから? 

解散時の話で、次のように「活」を入れた。「基本がなっていない。ダブルスの基本中の基本は『足も

使って打つこと』。シングルスでもこれができれば自然なフェイントになる。今のままだと、ここ一番の

大事なゲームを『体力を残したまま』落としてしまう。4月の加賀地区大会までに修正しなくちゃいけ

ないのは、『足も使って打つこと』」。話を聴いているバド部員達の、真剣な「まなざし」に期待! 

2023.3.5


学検(公立高校入試)前日の月曜日。その準備や打ち合わせ、新3年生のホーム編成作業の合間に、

先月行われたマーク模試(共通テスト早期対策模試)の結果分析を行った。目標にしている2年前の

3年生の成績を上回る科目(5教科)がほとんどだったので、ニコニコしながらの楽しい作業になった。 

2023.3.6


公立高校入試初日の火曜日。社会の採点は明日以降なので、午後は年休を取って木場潟へ。散歩

のスピードで、ゆっくりと潟の周囲6.4㎞を1周した。春の陽気で早咲きの桜花や、舗装されていない土

の道に広がるいぬふぐりの花を眺めながら。~♪~数珠玉も もうすぐ春 柳の芽はもう 白い綿に 

包まれているから それが 春の証拠 おおいぬのふぐりは もう春 私も春~♫~ 2023.3.7


社会の採点業務に入った。夕方の明るい内に、粟津温泉界隈をゆっくり散策した。気温が高く15度

くらいあったので、明るいオレンジ色のベンチコート(もう、20年近く着ている)を脱いで歩いた。総湯

近くの小高い森には、もう白鷺(しらさぎ)達が産卵と子育ての準備に来ている。 2023.3.8


生徒は代休、教員は採点(昨日までの公立高校入試)の木曜日。社会の採点が無事終了した後は、

翌日の授業(2年世界史Aが2コマ)の準備に勤しんだ。1~3回の授業を、「映像の世紀 ヒトラー

の野望」や映画「ローレライ」の視聴で締めくくりたい。 2023.3.9


2年世界史Aの授業で、DVD「映像の世紀 ヒトラーの野望 前編」を視聴。回収するワークシート

には、次の2点についての意見や感想の記入を求めた。1.ヒトラーの魅力 2.ヒトラーの恐ろしさ

(人間や社会に対する危険性)。提出されたI君のワークシートに、「ヒトラーの魅力は、自分の国を

愛したこと。自分の国を愛することを国民に訴えたこと」と書いてあったので、私は次のようにコメン

トした。「愛国心は悪用されると、今の『プーチンのロシア』のように他国を侵略する口実にされる。

愛国心が悪用されないようにするためには、自分が自分の国を愛するのと同様に、他国民が自分

の国を愛している心を尊重することだと思う。世界史を学ぶ大切な目的の一つが異文化理解であ

る理由は、様々な民族や国民が、自民族・自国の文化を大事に思っているその心を尊重すること

につながるから」。I君のお陰で、大事なことを言葉にして、伝えることができた。 2023.3.10


「今の学年で最後のランキング戦」のバド部土曜練習。社会人1年目がもうすぐ終わる卒業生(バド

部ではないが、社会人と練習していてとても上手。私の倫理の授業でも頑張ってくれていた)のY君

も参戦してくれて、ピリッとした緊張感の中にも明るい雰囲気を醸し出してくれた。男女ともに「良い

下剋上」もあり、約1ヶ月後の地区大会に向けて大きな一歩を踏み出すことができた。午後はその

まま、バイクで金沢のミニシアター「シネモンド」へ。今日が初日のドキュメンタリー映画「おかえり、

つなかん」を鑑賞した。東日本大震災から丁度12年目のこの日に、宮城県気仙沼市唐桑(から

くわ)の民宿の女将(おかみ)さんを頑張る菅野一代(かんのいちよ)さんを中心に、唐桑に移住

した元学生ボランティアの若者達のストーリーと「ヒストリー」が紡がれた作品を観ることができて

よかった。再来週に赴く「東北の旅」(6年目)のよい「予習」にもなったし。 2023.3.11

  


昨日鑑賞した映画「おかえり、つなかん」の感動をバックボーンにして、「積ん読」状態だった『ふく

しま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の記録』(片山夏子 著、朝日新聞出版 刊)を一気

読み…とまでいかなかったが半分まで読んだ。来週25日(土)~27日(月)の「東北の旅」までに読

み終えて、臨みたい。晩にアコギ(モーリス)の弦を張り替えて、拓郎や中島みゆきの楽曲をたくさ

ん弾き語った。 2023.3.12


2年世界史Aの授業で、前回のDVD前編に続く「映像の世紀 ヒトラーの野望 後編」の視聴(約

40分)後、「プーチンの人物像」(ウィキペディアの一部)を両面1枚にまとめたプリントを配布して、

「ヒトラーとプーチンの共通点」と「ヒトラーの時代のナチス=ドイツと今のプーチンの時代のロシア

の共通点」について論述するとともに、自分の意見や感想を記述してもらった。私の次のような板

書も参考にしてもらって。「ミュンヘン会談の失敗は、ヒトラーに『アメ』を与えてしまったこと。本当

は『ムチ』が必要だったのに」「ミュンヘンの教訓は、今の国際社会のロシアに対する制裁やロシア

と戦い続けるウクライナへの支援に活かされている」。 2023.3.13


大江健三郎逝く(2023年3月3日)。家の本棚には『日常生活の冒険』(1967年発表)と『大江健三郎

 作家自身を語る』(2007年発表)の文庫本だけが残っている。大学生の時、高田馬場の古書店

で「前期作品集」を買い求め、中野のアパート「中山荘」で読み耽っていたのが懐かしい。過去・現在、

そして未来の自分と対話するような「オエケン読み」を、いつか再開して再会したい。 2023.3.14


午前中は年休を取って、母の通院に付き添う。2週間の治療の効果をレントゲンで確認。Y医師の

検診にホッとした。次回は4月12日。午後は出勤し、2年学年会で新3年生のホーム編成会議(3

回目)。いよいよ年度末。新年度が目前に! 2023.3.15


午後に、単位認定会議と今年度ラスト職員会議の水曜日。ザックリ言えば、前者では「謝罪とお願い」

を後者の模試(1月記述と2月マーク)分析では「感謝とお願い」について、2年学年主任として説明

した。「謝」には、「お詫び」と「お礼」の二つの意味があった。 2023.3.16   


少し前の「備忘録」。不思議にシンクロした内容のソースは、『司馬遼太郎記念館誌 第86号』と

『週刊金曜日 1412号』。前者からの引用は、「『医学では』とか『規則では』とただ『三人称の視点』

だけで対応するのではなく、これが『わが子の問題だったら』『自分の家族だったら』と考えて、

『二人称の命』に寄り添ったよりよい対応を探り出す。(略)相手にべったり近づきすぎて完全に

二人称になってしまえば、感情が同一化して、専門家としての正しい判断ができなくなる恐れがある。

三人称の立場もきちんと踏まえながら、二人称の視点を取り入れる。そういう意味をこめて、私は

潤いのある『二.五人称の視点』という新たなキーワードを考え、提唱しているのです。」(柳田邦男)。

後者からの引用は、「私にはオレとワレがいる。ワレは街に出て人々と語り合い、ワレワレになる。

そして言う。「死刑をなくそう。死刑の実態は殺人だ。どんな殺人もしない、と約束しあわなければ、

ワレワレは自由に生きられない。(略)私のオレは、ひとり、考えている。苦しみ死んだのが大切な

ひとだったら、オレはやつを殺しに走るかもしれない。少なくとも気は走る。ただし、その殺しを国に

やってもらいたいとは思わない。決して思わない。オレ自身が殺らなければ、この殺しは意味が

ないんだ。」(中山千夏)。「二.五人称の視点」と「ワレの視線」、「オレの視線」を大事にしたい。 

2023.3.17


午前中は金沢伏見高校で練習試合(選抜メンバー)、午後は本校で合同練習(小松北高校、加賀

聖城高校、鳥越中学校と)。「バド三昧」な1日の締めくくりは、町内会役員の飲み会(年度末の慰

労会。山代温泉の料亭「森本」にて)。 2023.3.18


弥生3月、雲一つ無い晴れ空の下、午後からバイクで越前大野へ。食堂ときわで醤油カツ丼を

いただき、大野の朝市で知られる七間通りを少し散策した後、帰宅。粟津温泉での湯浴みして

晩酌・夕食後、アコギ(オベーション)の弦を張り替えて弾き語り。その出来映え(フィンガリング

もボーカルも)がいつも以上によかったのは…、やっぱり春だから? 2023.3.19


「その場(場所や時間、場合や状況)にふさわしい言動や立ち居振る舞いができない」2年生(新3

年生)を、久し振りに目の当たりにした「追認試験説明会」。いわゆるエクソシスト「悪魔払い師」と

しての腕が鳴る! 悪心を払えば、良心が残る…に違いないと信じて。 2023.3.20


午前中は小松高校男女と大聖寺高校女子が来校して、本校を会場に練習試合を実施。もしも

金沢二水高校が参加していたら、私の勤務校勢揃い! 来月半ばから下旬に開催される加賀

地区大会では、女子ダブルスの優勝争いと男子団体戦の優勝争いを互いに意識した「火花散る」

練習試合になったと思う。 2023.3.21


人事異動内示の木曜日。「内示は無いじ」(…て言うか希望通りのステイ)で、寺井高校勤務9年目

が決定! ホッと胸を撫で下ろしながら、最後の「陶郷」(本校のキャリア教育の中心授業)と最後

の2年学年集会を締めくくった。前の日の晩、23:00に完成したパワポのプレゼンで。 2023.3.22


午前中半日は球技大会。午後は、担任が仕上げた要録の相互チェックに私も入った。勤務時間

を少し過ぎた辺りで完了し、結構久し振りに早めに帰宅できた。明日は寺井の「さらい」で宿泊。

飲み会は、アコギとアンプ・マイクを持ち込み辰口の「山崎」で! 2023.3.23


終業式・離任式・退任式(3年振りの体育館での対面形式)が午前中にあり、午後にはコロナ対応

(飲み会の送別会は、まだ禁止)の「送別の職員会議」があった。離任・送別される先生達の、生徒

達への言葉や「残留」する教職員達への言葉に、重みと軽みの両方を感じた。お手本と良くない見

本の両方を。今に始まったことではないにせよ、やっぱりガッカリ感がある。年々それが高まってい

るような…本校だけのことではない…か? 晩は寺井の「さらい」で宿泊し、辰口の「山崎」で3年振

り開催の「昭和の会」飲み会。美味しい料理とお酒に舌鼓を打ちながら、「昭和の歌」をアコギで弾

いた。みんなで歌った。 2023.3.24


「東北の旅」をキャンセルして(バド部活もSさんにお任せして)、1日、ゆったり休息を取った。積ん

読だった諸雑誌を読み、晩は中島みゆきの新譜「世界が違って見える日」をじっくり鑑賞した。以下、

備忘録。「自分が何かをやるとき、周りが称賛することを期待してはいけない。(略)周りからの評価

を求め、それを自分のモチベーションにしてはいけないことを、この映画(注:黒澤明の「生きる」)から

学びました。たとえそれが、世界をより良い場所にするために、自分にどういう貢献ができるかという

思いで行ったことだとしても、あくまで自分が充足するためにやるべきことであると、その教訓は、大

げさに言えばその後の私の人生にも影響を与えています」(カズオ・イシグロ 「キネマ旬報」)。

「心月(つき)を捜してる 夜もすがら(暗い夜が明ける刻<とき>まで) 心月(つき)よ照らせ 深く

潜(ひそ)んで」(中島みゆき 「心月<つき>」)。CDのライナーノーツに、みゆきさんは「作者註」と

して次のように(一部)書いている。「『心月(しんげつ)』は辞書などでは『澄んだ心』と解されることが

多いようです。私は寧(むし)ろ『仏性(ぶっしょう)』と解したほうが近いのではないかと思っています」。

新譜のタイトル「世界が違って見える日」や収められた楽曲それぞれに込められたみゆきさんのメッ

セージは、コロナやウクライナ戦争をバックボーンとして発せられていると受け止めた。 2023.3.25


3台のアコギの弦を1週間置きに張り替えて、3月の最後はヤイリ社製のトラベル・ギターの「ノクタ

ーン」。ストラップ(ギターを肩に掛けるための帯)もヤイリの革製なので、超軽量。それもあってか、

弾き始めたら止まらない・止められない。拓郎の「あゝ青春」「いつか街で会ったなら」…風の「22歳

の別れ」「あいつ」…などなど、暗譜している曲を1時間半くらい弾き通した。このホームページも、

「意味と語源で学ぶ世界史用語」のコーナーの「その他(人名や地名以外のこと サ行 シで始ま

る語句」をコンプリートしたし、先週末にじっくり読み始めた『ふくしま原発作業員日誌』もほぼ最後

まで読了した。外は雨。本来なら福島のいわきや宮城の石巻にいたんだなぁと思うと、少し淋しい。

でも、夏にバイクで行きます! 2023.3.26


1日年休の月曜日。午後に福井コロナシネマワールドで、映画「シン・仮面ライダー」を鑑賞。もちろ

んバイクで映画館に「駆け」つけた。監督・脚本が「エヴァ」の庵野秀明による「仮面ライダー」…面白

くないわけが無い。「仮面ライダーV3」までの「ライダー第一世代」と「バイク乗り」の心にビンビン響

く台詞や設定、ストーリテリングに酔わされました。そしてもしかして…と思ったら、やっぱり変身前

のバイクはHONDA CB250Rだった! もちろん、昨年購入した私の愛車と同じ! メッチャうれし

かった。 2023.3.27


午前中は新年度の校務分掌の話で盛り上がり、午後は(私にとって)久し振りのバド部活に新1年

生男子が2人来てくれていて、チームや練習のよい雰囲気が高まっていてうれしかった。前者の内

容は…念願の学年主任「完投」(1年→2年→3年と持ち上がり)で、担任団のSさん(バドでも相棒)

・Kさん(前任校で3年間一緒だった生徒)も同じく担任「完投」…の1年間が4月からスタート! 

2023.3.28


午前中はバド部活と第0回校務運営委員会のダブルヘッダー。前者では約20日後の加賀地区大

会初日団体戦に向けた監督(私は男子。Sさんが女子)としての厳しい顔を、後者では本校9年目

の古株(教務副主任→進路指導課長2年→教務主任1年→進路指導課長1年→3年学年主任→

1年学年主任→2年学年主任→3年学年主任)としての○○な顔を、「ことさらに」「盛って」発揮(発

して揮う)…できたかな。晩は本校の高教組のメンバーで、定年退職されるK先生の送別会を開催。

私は、いつものアコギとアンプと歌詞カードを携えて参加。K先生をはじめ、参加した皆さんが幸せ

そうでうれしかった。お店の名前が「幸(さち)や」なだけに…。 2023.3.29


バド部活定休日の木曜日。新学期の準備を早々に切り上げて、1時間年休を取って粟津温泉へ。

湯浴みする前に、岳山(だけやま。「粟津で一番高い山」。標高124メートル)登山を敢行(おおげさ!)

。30分くらいで頂上に到達し、堤(つつみ。人造湖)や湿地帯を右手に見ながらゆっくり下山していたら…

坂道を上って歩いてくるカモシカに遭遇! しばらく見つめ合った後、「彼女」は悠々ときびすを返して、

森に帰っていった。 2023.3.30


今年度ラスト・デイの金曜日。午前中はバド部活で、午後は来週月曜日の新年度第1回職員会議

とその後の第1回3年学年会の準備。夕方は少しだけ職員室の引越(3階→2階)もできて、晩は

恒例の町内会寄り合い(町費などの取り立てが中心)で会計業務をこなした。21:00ちょっと前に帰

宅したので、先日購入した映画「マグニフィセント・セブン」(「荒野の七人」のリブート作)をホーム

シアターで鑑賞。今年度のよい締めくくりになった。 2023.3.31